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クロスバイクをカスタムして快適&高速化した

2021年10月3日

RAIL ACTIVE
RAIL ACTIVE

コーダーブルームのクロスバイク「RAIL ACTIVE」をカスタムして高速化、快適化しました。

見た目もカッコよくなりましたので、一例としてご紹介します。

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リアを8速から11速に改造

標準仕様の8速から11速化するには、

  1. クランク(フロントギア)
  2. スプロケット(リアのギア)、
  3. リア変速機、
  4. シフター(ハンドルの変速機)

の4つを交換する必要があります。

RAIL ACTIVE
交換するパーツ4つ

パーツを交換するために必要な工具についてはこちらの記事で紹介しています。

クランク:FC-R7000 165mm

クランクはロードバイク用の11速パーツ、FC-R7000の165mmにしました。BB(ボトムブラケット)と呼ばれるパーツと合わせて交換する必要があります。

Shimano FC-R7000 52-36 165mm
FC-R7000 52-36 165mm

ペダルを回すクランク長は165mmと標準の170mmよりも短くして漕ぎやすく、そしてギア歯数は52-36にしました。

このクランク長についてはこちらの記事に詳しく書いています↓

ギア歯数52-36を選んだ理由は、アウターは使わずにインナーの36Tだけで走るつもりだったからです。

しかし、頻繁にチェーン落ちが発生したので、ナローワイドと呼ばれるチェーン落ちをしない特殊なギアに交換しました。

ナローワイドギアについてはこちらの記事に書いています↓

スプロケット:CS-R7000 11-32T

CS-R7000 11-32T
11速のスプロケットに交換

リアのギア(スプロケット)を8速から11速のものにしました。これはFC-R7000と同じシリーズのもので、登りは軽いギア使いたいので、最大歯数が32のもの(11-32T)を選びました。

8速のときはギアのつながりの悪さにずいぶん悩まされましたが、3つ増えて11速になったことで傾斜や風などの状況に合わせて適切なギアを選びやすくなりました。

8速のときに繋がりを良くしようとした記事はこちら↓

リア変速機:RD-R7000GS

リア変速機も同じシリーズのRD-R7000です。このRD-R7000にはGSとSSの2種類あります。

  • GS:最大歯数34Tまで、登りで軽いギアが使える
  • SS:最大歯数28Tまで、平地向き

筆者は、軽いギア(大きなギア)が使えるGSにしています。

RD-R7000 GS
軽いギアが使えるRD-R7000 GS

平地から登りまでこなせます。

あとディレイラーガード(変速機ガード)は必須です。

コンビニやスーパーの駐輪中に強風等で自転車が倒れ、変速機が壊れてしまうと走行不能になってしまいます。このガードを装着しておくと、転倒時に走行不能になるのを防いでくれます。

シフター:SL-RS700

SL-RS700の製品画像
Amazonで購入したSL-RS700右のみ

ハンドルに取り付ける変速機も11速に対応したものに交換する必要があります。上で交換した11速の変速機荷対応したものは、SL-RS700となります。

右と左がありますが、必要なものは右タイプ(SL-RS700-R、11速用)です↓

Shimano SL-RS700
Shimano SL-RS700
  • 11速シフター
  • RD-R7000対応
  • クロスバイク用

ただ、SL-RS700にはインジケーターがないので何速に入っているのか確認できません。

「まだあるかな、あ、ある!」といった喜びが味わえます。無いと終わりますが・・・

SL-R700-R
何速に入っているのかわからない

あとシフトフィーリングは購入当初はバチンバチン!と変速する感じで硬いですが、2ヶ月したらカチカチと変速しやすくなりました。

SL-R700-R
2ヶ月で使いやすくなった

ホイールとタイヤ

ホイールは11速対応のShimano WH-RS100にしました。

11速対応のShimano製ホイールでは一番安い、リムブレーキ用モデルです。

上位モデルはより軽量であったりしますが筆者には手が出ませんでした。

でもこのWH-RS100、一部マニアにはその重さゆえ「鉄下駄」と呼ばれてますけど、耐久性もあってガンガン走り回るクロスバイクには最適だと思っています。

このホイールに履かせたタイヤは、パナレーサーの高級タイヤ「アジリスト」です。

Panaracer AGILEST
アジリストタイヤ

シュワルベワン、パナレーサークローザープラスからパンク対策でアジリストに替えました。

日本のプロチーム「宇都宮ブリッツェン」と共同開発されたレース用タイヤ。

転がり抵抗が低くてスーッと進みます。一生懸命にペダルを漕ぐママチャリに、ほとんどペダルを回さずについていけますので超ラクチンです。

それなのに耐パンク性能も超優秀。出先のパンクは一番厄介なので、そのリスク対策にもなります。

アジリストは23~30Cまでありますが、一番太い30Cにしました。それでも標準のMAXIS Detonatorタイヤ(700X32C)より細いです。

さらにアジリストはレース用だけあって超軽量。乗り心地を犠牲にすることなく、軽さと耐パンク性能、走行性能をアップできました。

Panaracer アジリストタイヤ
Panaracer アジリストタイヤ
  • 耐パンク性能が高い
  • 太くても軽い
  • 乗っていて楽しい

街乗り用のクロスバイクには完全にオーバースペックですが、アジリストのおかげでロードバイクに乗っているかのような走行感覚です。

実際にはロードバイクを所有してないのであくまで個人の想像です

トレッドパターンはないスリックタイヤなので、回転方向の指定はありません。

また、さらなる軽さを求めるならアジリストライト、速さを求めるならアジリストFAST、耐パンク性能をアップさせたいならアジリストDUROという選択肢もあります↓

アジリストチャート
アジリストの選び方(公式HPより)

詳しく知りたい方は公式HPへ↓

気になる重さですが、

交換パーツカスタム前カスタム後
ホイール前後WH-A1800R
1,905g
(830+1075)
WH-RS100
1,932g
(827+1105)
タイヤ前後MAXIS Detonator
700x32C
640g
Panaracer AGILEST
700x30C
480g
合計2,545g2,412g

となりました。軽さだけならホイールは交換しない方がよかったですね・・・標準ホイール、優秀でした。

ハンドル周りのパーツ

乗り心地の良いハンドルに交換

標準ハンドルはガチガチの乗り心地で手が痛くなりがちでしたので、まずハンドルを交換しました。

選んだのは440mm幅のSATORI HORIZONです。

SATORI 440mm Handle
乗り心地の良いSATORI 440mmハンドル

一般的に短いハンドルにすると、

  • 操作がクイックになる
  • 剛性が上がってガチガチな乗り心地になる

といったイメージですけど、このSATORIハンドルは逆に乗り心地が良くなります。必要以上にクイックな感じもなくて非常に乗りやすい。

自分の体格にあっているだけかも知れないので、ここは参考程度に受け取っていただきたいところではあります。

超お気に入りで予備にもう一本買っておきたいのですが、ずっと品切れなのです。SATORIさん、再販よろしくお願いします!

このSATORIハンドルについてはこちらの記事に書いています↓

サイクルコンピューターでデータをチェック

走行時の速度や距離をチェックするためにサイクルコンピューターも取り付けました。ガーミンのEdge130Plusです。

Garmin Edge 130 Plus
Garmin Edge 130 Plus

走ったルートや距離を自動で記録してくれるので大変便利です。

取り外しは本体をくるっと90度回転させるだけ。純正の専用マウントなら1秒で取り外しができるので、コンビニ休憩も安心です。

記録したデータは、簡単にSNSにアップできます。自転車仲間とシェアし合えばモチベーションアップになります。筆者はSTRAVAアプリで世界中のサイクリストとコミュニケーションを取っています。

では、早速このサイクルコンピューターで計測した走行データを見ていきましょう。

カスタム後のクロスバイクの平均速度

カスタム後に100kmライドに出かけて平均速度を計測してきました。

国道1号線
夏の東海道を行く
(安全のため歩道で撮影)

結果は22.4km/hでした。

走行日など平均速度平均パワー平均心拍
2024.9
(カスタム後)
22.4km/h138w115bpm

このときは平均気温が34度の猛暑で、熱中症に気をつけながら走ってました。快適走行の範囲内で平均時速が22km/hあれば、通学や通勤用としても十分な速さではないかと思います。

まとめ

コーダーブルームのクロスバイク「RAIL ACTIVE」を改造して、高速化&快適化した一例をご紹介しました。

パーツを交換するだけで乗り心地がガラッと変わったり、スーッとスムーズに進んでくれるようになるクロスバイクの改造。とても奥深い世界でまだまだ追求していきたいところです。

ちなみに、12速化も検討しましたがこちらは断念しています↓

自転車の改造は命に関わる重大な結果をもたらす危険性があります。カスタム後は専門ショップで必ず安全点検をしてから乗ってください。

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