自転車の譲渡証明書|書き方・テンプレート・防犯登録の抹消(神奈川で手続きしました)

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自転車防犯登録甲カード・変更抹消届・譲渡証明書の3種類の書類サンプル

「引っ越しで自転車を手放したい」「メルカリで売れた」「友人に譲ることになった」。いざその時になると、一番引っかかるのが手続きの不安ではないでしょうか。

やり方を間違えると、譲った相手が防犯登録できなかったり、後から「話が違う」とトラブルになったりすることもあります。

でも、やることはシンプルです。神奈川県で自転車を譲渡するために必要なのは、次の2つだけ。あとは相手への「ひと言の心遣い」があれば十分です。

1
書類の手続き 防犯登録の処理(譲渡先で再登録できるように)
2
自転車の整備 安全点検・清掃(トラブルと評価低下を防ぐ)

この記事では、実際にわたしが「サイクルベースあさひ」で手続きを行った実体験を交えながら、神奈川県での自転車譲渡ルールを分かりやすく解説します。

この記事でわかること
  • 神奈川県で自転車を譲渡するときの書類と手続き(県内/県外)
  • 譲渡証明書の書き方と、そもそも必要ない場合
  • 防犯登録の抹消方法(店頭・郵送)と費用
  • サイクルベースあさひで整備を依頼した実体験

目次

まずは書類の手続きから|県内か県外かで変わります

自転車を譲渡する際、最も重要なのが「書類」です。

1自転車防犯登録甲カード
自転車防犯登録甲カードのサンプル 県内譲渡はこれでOK
2防犯登録変更・抹消届
自転車防犯変更・抹消届のサンプル 県外譲渡に必須
3譲渡証明書
譲渡証明書のサンプル 控えがないなら要作成

特に注意が必要なのは、「相手が県内に住んでいるか、県外に住んでいるか」で手続きの流れが変わる点です。

【重要】県外への譲渡は「抹消」が必須!

要注意 県外へ譲渡する

メルカリで遠方へ発送するなど

譲る側で防犯登録の「抹消(解除)」が必須。防犯登録は登録した都道府県でしか解除できません。

カンタン 県内同士で譲渡する

相手も神奈川県内に住んでいる

書類1枚+自転車を渡すだけ。受け取った側で名義変更・新規登録ができます。

ここが最大のポイントです。防犯登録は、登録した都道府県でしか解除できません。神奈川で登録した自転車を県外に送っても、相手の県では抹消できないのです。

県をまたぐ譲渡(メルカリで遠方へ発送する場合など)は、譲渡する側で防犯登録を「抹消(解除)」しておく必要があります。

① 譲渡する側(あなた)の手続き

まず、以下のセットを持って、自転車を購入したお店(または最寄りの自転車店)へ行きます。

  • 自転車本体
  • 自転車防犯登録甲カード(防犯登録時にもらったもの)
  • 身分証明書

お店で「防犯登録変更・抹消届」に記入し、登録を解除してもらいます。 手続きが終わると「防犯登録変更・抹消届(お客様控え)」が渡されます。これを自転車と一緒に次の持ち主に渡してください。

② 譲渡される側(相手)の手続き

受け取った「抹消届(控え)」と「自転車」「身分証明書」を持って、自分の住む地域の防犯登録所(自転車店や警察署)へ行き、新たに防犯登録を行います。

神奈川県内同士での譲渡ならカンタン

譲り渡す相手も神奈川県内に住んでいる場合は、もう少しシンプルです。譲る側が以下のセットを相手に渡すだけでOKです。

1. 次の書類のうちいずれか1つ

2. 自転車本体

これさえあれば、受け取った側で「名義変更」や「新規登録」を行えます。

渡せる書類は3種類ありますが、優先順位があります。

1. 自転車防犯登録甲カード(お客様用)——これがあれば一番早い

2. 防犯登録変更・抹消届(お客様控)——先に抹消手続きをした場合に渡されるもの

3. 譲渡証明書——上の2つが手元にないときに作る

つまり甲カードが残っているなら、譲渡証明書を作る必要はありません。紛失している場合の代替手段、と考えておくと分かりやすいと思います。

ひとつだけ例外があります。そもそも防犯登録されていない自転車を譲る場合は、出所を確認するために譲渡証明書が必要になります。

譲渡証明書の書き方|様式は自由、公式PDFも使えます

ここが一番よく聞かれるところなので、独立して説明します。

まず知っておきたいのは、譲渡証明書に決まった様式はないということです。神奈川県自転車防犯協会も「書式は問いません」と明記しています。手書きのメモでも、必要な情報が入っていれば通ります(出典:神奈川県自転車防犯協会 よくある質問)。

とはいえ、ゼロから作るのは面倒です。協会が様式のPDFを無料で配布しているので、それを印刷するのが早いです。下のリンクから入手できます。

譲渡証明書の様式(神奈川県自転車防犯協会 公式)

▶ 雛形や様式のダウンロードページ
▶ 自転車譲渡証明書(PDF)を直接開く

同じページから「自転車防犯登録 抹消・変更 申請書」も入手できます。郵送で抹消するときに使う書類です。

書く内容は3つのブロックだけ

譲渡証明書の記載項目(神奈川県自転車防犯協会の様式より)
区分書くこと
譲渡人(譲る人)氏名・フリガナ・住所・電話番号・署名
譲受人(受け取る人)氏名・フリガナ・住所・電話番号・署名
自転車メーカー名・車体番号・色・防犯登録番号(警察署名+コード2桁+番号7桁)

車体番号は自転車のフレームに刻印されています。後輪の付け根やフレーム下側など、機種によって場所が違うので、書く前に現物を確認しておくとスムーズです。

提出先は警察署ではなく「防犯登録所」

作った譲渡証明書をどこに持っていくのか。ここを間違えている説明をよく見かけます。

警察署ではありません。自転車店などの「防犯登録所」です。しかも持っていくのは譲り受けた側。新しく防犯登録をするときに提示します。譲る側は書いて渡すだけで、どこかに提出する必要はありません

防犯登録の抹消手続き|店頭のほかに「郵送」も使えます

県外の人に譲るなら、先に神奈川県の防犯登録を抹消しておく必要があります。この抹消、お店に行かなくても郵送でできます。あまり知られていない気がするので、両方まとめておきます。

神奈川県の防犯登録・抹消にかかる費用(2026年8月時点)
手続き費用窓口
抹消・変更(店頭)400円(税込)防犯登録所(自転車店)
抹消・変更(郵送)手数料なし+往復切手220円神奈川県自転車防犯協会へ郵送
新規の防犯登録700円(非課税)防犯登録所(自転車店)

防犯登録の有効期間は登録日から7年です。料金は2024年10月に改定されました(出典:神奈川県自転車防犯協会 よくある質問)。

郵送で抹消する場合に送るもの

  • 自転車防犯登録 抹消・変更 申請書(協会サイトからダウンロード)
  • 防犯登録番号(自転車に貼ってある銀色のシールに記載)
  • 車体番号(フレームの刻印)
  • 登録したときの住所・電話番号
  • 身分証明書のコピー1点(運転免許証・健康保険証・パスポートなど)
  • 返信用封筒(110円切手を貼り、返信先の住所・氏名を記入)

送る封筒の余白に「抹消希望」と書いておきます。返信先は申請者本人の住所に限られる点に注意してください。

電話での抹消はできません。店頭か郵送のどちらかです。また、登録されている情報と照合して食い違いがあると受理されないので、住所や電話番号はできるだけ正確に書いてください。

他県で登録した自転車は、神奈川では抹消できません

協会がはっきり明記しています。「神奈川県では、県外で防犯登録された情報の変更や抹消手続きは出来ません」。

つまり他県から引っ越してきて、他県の登録のまま乗っている自転車を譲る場合は、その登録をした都道府県の団体に問い合わせる必要があります。神奈川の自転車店に持ち込んでも手続きできません。

防犯登録についてはこちら▼

ネットで買った自転車の防犯登録|ショップのある県で登録されました


譲る前に整備と清掃をしておく

書類の準備と同じくらい大切なのが、自転車のコンディションです。 「知り合いに譲った直後にブレーキが壊れた」なんてことになれば、大事な人間関係まで壊れてしまう可能性も・・・。

プロに任せるのが一番安心(実際の費用公開)

わたしは今回、大手自転車チェーンの「サイクルベースあさひ」に整備を依頼しました。

この時、わたしは右レバー=後ブレーキにセッティングして乗っていました。スポーツバイクではよくあるセッティングですが、一般的なママチャリは右が前ブレーキ。あさひの店員さんから「この自転車は左が前ブレーキであることは必ず甥っ子さん(今回の譲渡先)に伝えてください。」とアドバイスいただきました。

自分の当たり前が、次に乗る人にとっては転倒リスクになる。こういう”自分では気づけない視点”をもらえるのが、プロに見てもらう価値だと思います。

実際にかかった費用は以下の通りです。

【実際にかかった費用】

  • 合計:3,000円 (内訳:防犯登録の解除手数料 + 全体点検・整備費用)

※2020年当時の価格です。店舗や自転車の状態によって料金は異なりますので、必ず事前に確認してください。

3,000円で「プロのお墨付き」と「安心」が買えると思えば、決して高くはありません。特にメルカリ等で売却する場合、「ショップで安全点検済み」と記載できるので売れやすくなります。

拭くだけ簡単クリーニング

MTBの画像
洗車して譲渡準備中の自転車

お店で安全点検を受けてから、帰宅を兼ねて最後のお別れライドをしたら、最後に「洗車」しましょう。

大切に乗られていた自転車なのか、放置されていた自転車なのか。買う側はよーく見ています。 特にフリマアプリでの売却なら「悪い評価」を避けるために、友人への譲渡なら「快く使ってもらう」ために、見た目をできる限りキレイにしましょう。

わざわざ水洗いしなくても、拭くだけで十分きれいになります。

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最後に:相手へ伝えたい3つのこと

最後に、トラブル回避のために相手に伝えておくべきポイントを3つまとめました。 これらを事前に伝えておけば、譲渡後のクレームはほぼ防げます。

CHECK1
付属品の有無
鍵は何本あるか、ライトやベルは付いているか。あとから「鍵が1本しかない」と言われるのが一番もめます。
CHECK2
傷や汚れの状態
隠さず「ここに傷があります」と先に伝えること。黙っていて見つかるより、正直に言ったほうが信頼されます。
CHECK3
消耗品の状況
タイヤの交換時期、ブレーキパッドの残り具合など。「あといくら掛かりそうか」は相手が一番気にする点です。

乗り出すにあたって「あといくら掛かりそうか?」は、貰う側が一番気にしているポイントです。正直に伝えましょう。


まとめ

まとめ 書類と思いやりさえあれば、自転車の譲渡はこわくない
  • 県内同士なら甲カードを渡すだけ。譲渡証明書は甲カードを紛失したときの代替手段
  • 県外へ譲るなら、先に神奈川の防犯登録を抹消する(店頭400円/郵送は手数料なし)
  • 譲渡証明書に決まった様式はない。提出先は警察署ではなく防犯登録所
  • 他県で登録した自転車は、神奈川では抹消できない
  • 不安ならショップで安全点検(約3,000円〜)。状態を正直に伝えるのが一番のトラブル回避

手続きは少し手間に感じるかもしれませんが、これをしっかり行うことで、次のオーナーさんが安心してペダルを漕ぎ出せます。 素敵な自転車ライフのバトンタッチができますように!

神奈川県の場合を例に記事を書きましたが、防犯登録の手続きは都道府県で異なります。譲渡にあたっては各都道府県のルールに従ってください。

出典・参考にした情報

手続き・費用・様式は、以下の情報をもとにしています(最終確認:2026年8月2日)。制度が変わることもあるので、実際に手続きする前に最新情報をご確認ください。

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