自転車タイヤ各社の耐パンク性能を強い順に並べた
パンクが大っ嫌いな方のために、各社のパンク対策を調べて強い順に並べてみました。タイヤ選びにご活用いただければ幸いです。
シュワルベの耐パンクタイヤは?
シュワルベは、ドイツで1922年に創業したRalf Bohle GmbH社のタイヤ/チューブブランドです。シュワルベとは「ツバメ」のことです。生産は韓国メーカーに委託しています。
シュワルベのパンク対策は、主に6種類あります。耐パンク性能の高い順に並べると表のようになります。
耐パンク強度 | パンク対策 | 製品例 |
---|---|---|
最強 ↓ ↓ ↓ ↓ 弱い | 【スマートガード】 5mm厚ゴム | マラソンプラス ワンプラス デュラノプラス |
【ダブルディフェンス】 トレッド/サイドダブル強化 【チューブレスイージー】 高密度ファブリック &シーラント | デュラノDD プロワンTLE | |
【グリーンガード】 3mm厚ゴム 【Vガード】 カットに強い | マラソン プロワン | |
【レースガード】 ナイロン2重ガード | ワン | |
【Kガード】 ゴム+ケプラー繊維 | ルガノ2 |
シュワルベと言えば「マラソン」シリーズが有名で、世界一周タイヤの代名詞にもなっています。
パンクのリスクを減らし、快適な走行を楽しみたい方にオススメです。
ロードバイク、クロスバイクであればプロワン、ワンがおすすめです。ワンを2年近く使っていましたけど、一度もパンクしませんでした↓
走りやすくてお気に入りでした。
パナレーサーの耐パンクタイヤは?
日本メーカーであるパナレーサーのパンク対策を見ていきましょう。
耐パンク強度 | パンク対策 | 製品例 |
---|---|---|
最強 ↓ ↓ ↓ ↓ 弱い | 【AFベルト】 耐パンク、よく進む | アジリストFAST |
【TFスーパー】 柔軟でタフなベルト | アジリスト | |
【プロタイト】 耐貫通ベルト | アジリストDURO | |
【PR】 耐衝撃ベルト | クローザープラス | |
【800D】 サイド強化 | エリートプラス | |
【ツアーガード】 アラミド繊維ベルト | プラクティスTG |
フラッグシップは「アジリストFAST」タイヤです。
クロスバイクの方はクローザープラスがおすすめです。柔らかいタイヤで乗り心地がいいです。
シンプルで安いので、コストを抑えながらパンクリスクを減らせます。
コンチネンタルの耐パンクタイヤは?
コンチネンタルは、ドイツで1871年に創業されたタイヤメーカーです。トレッドパターンのあるタイヤを世界で初めて開発しました。
耐パンク強度 | パンク対策 | 製品例 |
---|---|---|
最強 ↓ ↓ ↓ ↓ 弱い | 【Safety Plus Pro】 下記(A)とポリXのダブルガード | |
【Safety Plus】 下記(A)+(B)のダブルガード | ||
【ベクトラン】 ナイロン、アラミドよりも強い繊維 | フランプリ シリーズ | |
【Safety Pro】 耐貫通ナイロン繊維ベルト | アーバン シリーズ | |
【Extra Punk】(A) ゴム製の耐パンクベルト | ||
【Safety System】(B) ケブラー強化されたナイロン繊維 | スプリンター ゲータースキン |
グランプリ5000シリーズ(執筆時)がレースタイヤの代名詞として認知されています。
ベクトランは液晶ポリマー繊維の一種で、非常に高い強度と耐熱性を持つ耐パンク素材です。さらにしなやかなので、乗り心地もいいのです。
また、ランク付けされていないのですが「ポリX」という耐パンク素材を使ったコンチネンタルグランプリ(無印)も乗り心地が良かったです↓
画像のようにタイヤが削れるような状態でも持ちこたえてくれて、パンクはしませんでした。
個人的に、コンチネンタルグランプリシリーズはパンクに強い印象があります。特に無印のグランプリはお求めやすい価格なのもうれしいです。
まとめ
タイヤメーカー各社のパンク対策を調べて強度順に並べてご紹介しました。
これまでシュワルベ、コンチネンタル、パナレーサーでは筆者はパンクしたことがありません。1年半~2年で交換していることもありますが、どのメーカーもパンクに強い印象です。
タイヤは乗り心地や走行性能、安全性能に直結しますので、予算が許す限りいいものをおすすめします。