クロスバイク用11速シフターのSL-RS700、変速が決まらなくなってきたら高確率でインナーケーブルの劣化が原因です。
サクッとケーブルを交換するだけで、あのパキパキした変速感が戻ってきます。構造はシンプルで、工具さえ揃えば初回でも30分あれば完了します。
この記事では、SL-RS700のシフトケーブルを自分で交換する4ステップ手順を写真付きで解説します。
- SL-RS700のシフトケーブル交換に必要な工具・消耗品
- ゴムキャップの外し方とケーブルの正しい引き抜き方
- 新ケーブルの通し方とアジャスター初期化のコツ
- たるみ取りからディレイラー調整まで4ステップ全手順
準備するもの:必要なパーツと工具
シフトインナーケーブル
交換用のインナーケーブルが必要です。アウターカバーごと交換するのが理想ですが、インナーだけでも変速フィールは十分に復活します。
コーティングが施された「オプティスリックケーブル」がイチオシ。通常ケーブルより滑りが良く摩耗も少ないため、交換頻度を大幅に減らせます。
工具:ワイヤーカッターと六角レンチ

ワイヤーカッター
専用品が必須。ニッパーで代用するとワイヤー端がほつれてシフターに通せなくなります。
六角レンチ 4mm
ディレイラー側のケーブル固定ボルトの脱着に使用します。
六角レンチ 2mm
ディレイラーのH/L調整ボルトを回すために使います(機種により異なる)。
SL-RS700 シフトケーブル交換手順(4ステップ)
手順を飛ばさずに進めれば、初めてでも迷わずに完了できます。
自転車を横倒しにするか逆さまにして、シフターとディレイラーが見やすい状態にしましょう。ミノウラなどの作業スタンドがあればベストです。
シフター本体のレバーの間にある小さなゴムキャップを外します。

次に、ディレイラー側から古いシフトケーブルの端をシフター方向へ軽く押し込みます。するとシフター側の穴からケーブルの頭(タイコ)が浮き上がってくるので、そのまま引き抜いて古いケーブルを全て取り外します。

新しいケーブルを張る前に、ディレイラーのケーブルアジャスターを目一杯、時計回り(右回し)に回し切っておきましょう。

こうすることで、ケーブルを張った後に「反時計回り」で微調整できる余裕が生まれます。調整幅を確保しておくのがポイントです。
次に、新しいシフトケーブルをSTEP2で開けた穴から慎重に差し込みます。

ケーブルがシフター内部の溝に正しく沿っていることを確認しながら、ディレイラー側まで通します。
ディレイラーにケーブルを固定したら、ダウンチューブの下でワイヤーを一度強く引っ張って初期のたるみを取ります。
その後、ディレイラーを調整して変速がスムーズに決まるか確認します。Shimano公式の「基本作業書(PDF)」を参照しながら進めると確実です。

リアディレイラーの調整はこちらの動画も参考になります。
youtu.be順序が大事!リアディレーラーの調整方法。実は意外と簡単?How To Adjust The Rear Derailleurまとめ:変速が決まるバイクで走ろう
SL-RS700のシフトケーブル交換は、構造がシンプルなぶんDIY難易度は低め。工具が揃えば初回でも問題なく仕上げられます。
交換後のパキパキした変速感は格別です。どうせ換えるなら、ぜひオプティスリックケーブルで試してみてください。
SL-RS700はクロスバイク用としてはかなり高精度なシフター。ケーブルのコンディションを保つだけで、変速の気持ちよさが長続きします。消耗品のメンテは地味だけど、走りに直結する大事な習慣です。
