- 130mmエンド+35Cを手組みホイールで実現した方法
- クランク干渉の原因と、BB交換による解決策
- 総額約5.8万円のパーツ構成と費用内訳
- 三浦半島で試走して感じた、クロモリのリアルな乗り心地
メルカリで中古のクロモリフレームを毎日チェックしていたら、ついに見つけました。1万4千円の細身のクロモリフレーム。色合いも落ち着いていて、乗り心地のよさを期待してポチっとしたのでした。
ただ、購入してから走れる状態にするまでに半年ほどかかりました。ホイールとクランク、ふたつの「壁」に何度も阻まれたからです。
ホイール探しで苦戦した
時間がかかった最大の原因は、足回り(ホイール)選びです。乗り心地優先で、35Cくらいの太いタイヤを履かせたかった。ところが、ここで壁にぶつかりました。
「130mmエンド」のジレンマ
このフレームのエンド幅は「130mm」。ロードバイクの規格です。エンド幅130mmで35Cタイヤが装着できる完組ホイールが見つからない。

自分でスポークを組んだら130mm+35Cが実現するのでは?
ハブ・リム・スポークをバラで買って自分で編む「手組みホイール」。ハードルが高いことは百も承知です。YouTubeの解説動画を見まくって、ミノウラの振れ取り台をポチっと購入。ピカピカの星ステンレススポークと真鍮ニップルで手組みしました。

タイヤはIRCのメトロを選びました。

ホイールの構成と費用
以下の構成で前後ホイールが完成しました。
| 品目 | 品名 | 価格(当時) |
|---|---|---|
| リム | ARAYA TX-733 | 5,961円 |
| ハブ(後) | シマノ FH-RS400 | 2,388円 |
| ハブ(前) | シマノ FB-TX500 | 1,230円 |
| スポーク | 星ステンレス | 5,918円 |
| タイヤ | IRC METRO | 5,698円 |
| 合計 | 約2.4万円 |
持った瞬間は「重っ!」と感じました。軽さより乗り心地を優先した結果なので、ここは割り切りです。
クランクの取り付けでも苦戦
ホイールが完成したものの、今度はクランクが付かないことに気づきました。手持ちのFC-RS200を取り付けようとしたところ、チェーンリングがチェーンステイに接触して回らない。
このシクロクロスフレームは太いタイヤを履けるように、チェーンステイが外側に張り出した設計になっていたのです。

結局、BBを買い直してクランクの左右間を広げることで解決。ハンドルもブレーキも取り付けて、ようやく走れる状態になりました。

プロに安全チェックしてもらう
素人の組み立てなので、本当にこれでいいのか不安が残ります。あさひのお店に持ち込んで、安全チェックをお願いしました。

よく組めてますが、ヘッドパーツがちょっと緩いですね。
締め直しておきますよ。

ありがとうございます!
最終的にかかった費用
(メルカリ)
一式
(工具代除く)
かかった期間
新品のエントリークロスバイクが買えるような金額になってしまいましたが、唯一無二のバイク代としては悪くないかなと思います。
三浦半島で試走、クロモリ最高!
完成したバイクで、三浦半島へ走り出しました。

ペダルを漕ぎ出すと、フレームの「しなり」を感じます。路面の段差がガツンと腰に響く感じがない。衝撃や振動を丸く抑えてくれるのです。

これぞクロモリ!
海沿いの道を、時速20kmくらいでのんびり流す。速く走らなくても気持ちいい。

これこれ!
わたしが自転車に求めていたもの、「いい気分、いい時間」がそこにありました。
まとめ:手間をかけた分だけ、愛着が湧く
中古フレームを買って、手間暇かけて自分好みの一台を作り上げる。レゴブロックのような、モノづくりの楽しさがありました。
(メルカリ)
(工具代除く)
までの期間
- 130mmエンド+35Cという難条件を、手組みホイールで突破した
- クランク干渉はBB交換で解決。シクロクロスフレームの気難しさを痛感
- クロモリのしなりは路面の衝撃を吸収し、乗り心地は別格の快適さ
- プロによる安全チェックでヘッドパーツの緩みを発見・修正。自組みには必須
- 総額は新品エントリー機と同水準だが、得られた経験と愛着は格別
総額 約5.8万円
新品エントリー機と
同等の予算感
クランク干渉
130mmエンド+35Cは
手組みで解決
しなりは最高
速さより気持ちよさ
唯一無二の一台
グリップやタイヤを変えたり、まだまだカスタムは続きます。最高の一台を目指して。
手組みに挑戦するなら振れ取り台は必須です
