Zwiftでステージレースに参加する方法
オンラインサイクリングアプリZwiftでは、実際のツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアのようなステージレースを楽しむことができます。
この記事ではその参加方法や完走のコツなどお伝えします。憧れのツールをZwiftで走ってみませんか?
Zwiftのステージレースとは?
Zwftで行われるステージレースは、実際のプロツアー日程に合わせて開催される「Chasing Tour 2024」です。
3月から11月まで開催される年間レースで、プロツアー日程に合わせてレース日程が組まれています。開催されるレースは表のとおりとなります。
ステージレース ()内はステージ数 | ワンデー |
---|---|
ティレーノ・アドリアティコ(6) ツール・ド・ロマンディ(6) ジロ・デ・イタリア(18) ツール・ド・スイス(6) ツール・ド・フランス(21) ツール・FEMMES(7) ブエルタ・ア・エスパーニャ(18) | ストラーデ・ビアンケ ミラノ~サンレモ E3サクソバンク・クラシック ヘント〜ウェヴェルヘム ドワルス・ドール・ヘット・ハーヘラント ロンド・ファン・フラーンデレン パリ~ルーベ アムステルダム〜ロッテルダム〜アムステルダム ラ・フレーシュ・ワロンヌ リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ クラシカ・サンセバスチャン グランプリ・ド・ケベック グランプリ・ド・モントリオール イル・ロンバルディア |
ツールやジロといったステージレースだけでなく、パリ~ルーベといったワンデーレースのZwift版も開催されます。
この他に恒例の世界選手権のZwift版(個人TT&ロード)、そして2024年はオリンピックレース(同Zwift版)も開催されます。
ツアーが山岳ステージならChasing Tourも山岳コースとなり、個人TTならChasing Tourも個人TTとなります。ただルートは4分の1くらいに短く、獲得標高も抑えてあります。ツアーファンが、プロ気分を味わいながら楽しむレースとなっています。
各ステージは時差に対応するために4回(/日)開催されます。
- UTC10時半:日本時間19時半
- UTC13時:日本時間22時
- UTC18時半:日本時間3時半
- UTC1時:日本時間10時
このChasing Tourは、全レースに参加できなくても失格にはなりません。忙しい市民のためのレースなのです。
参加方法は?
参加するには選手登録が必要です。公式HPから行います。
英語ではありますけど、メールアドレスを登録してZwiftアカウントと連携させればOKだったと記憶しています。
その際、ZwiftIDというのが必要になります。
登録すると「レースパス」と呼ばれる選手専用のエントリーページにアクセス出来るようになります。
レースはタイムではなくポイント制
Chasing Tourは、合計タイムではなくポイントで争われます。ツアーや順位によって与えられるポイントは異なります。ポイントが少ないレースは抑えるなど作戦がとても重要です。
本気のチームが上位に名前を並べます。
Chasing Tourの面白いところは?
Chasing Tourの面白いところは、ステージレースと同じ醍醐味を味わえることです。
ほぼメンバーは固定なのでライバルの脚質もよくわかります。
ピュアクライマー、TT型、スプリンター、オールラウンダー、さらには「突っ込み型」とか「後半温存型」といった性格まで。
そんな相手にどうやったら有利に戦えるのか?
やはり平地は抑えて登り勝負が王道です。序盤は脚を温存させながら山岳ステージで勝負です。この「ツアープロごっこ」は、強さによって5カテゴリに分かれて争うので私のような貧脚でも楽しめます。
どのカテゴリに参加するのかは、運営側から指定されるのでそれに従います。ちなみに筆者は下から2番目です。
ガチなファンはチームで参加して、逃げを作ってライバルに追わせたり、連続アタックでつぶしに来ます(つぶされた経験あり)。
同じくらいの脚の人とチーム組んで、日替わりエースで参加するのが楽しそう。筆者もチームを組んでいますが、ついていくのに必死で作戦どころではありません。もう少し脚力が欲しいところ。
完走のコツは?
レースに参加するにあたってお勧めできること、コツなどご紹介します。
ウォーミングアップはどうする?
Chasing Tourは全カテゴリが一斉スタートします。同じゲートからのヨーイドン!の出走もあります。
このスタートが本当に厄介。上位カテゴリのロケットスタートに引っ張られて、みんな1分くらいは全力なんです。
同じカテゴリライダーがどこにいるのか、よく見極めながら走ってください。そしてウォーミングアップをしっかりしておかないと、ここで脚が終わります。
筆者はZone2で20~30km走ります。
ペース配分は?
ロケットスタートで必要以上に消耗しないようにして、平地もFTP以下に抑えて、残り距離・時間を考えながら冷静に走りましょう。
徐々に追い上げる方が精神的にも楽ですし、疲労も残らずに翌ステージも気持ちよく走れます。平地はついていくだけにして、勝負は山岳ステージにとっておきましょう。
補給と回復について
レース距離(走行時間)を考慮した補給を忘れずに。脚がつりがちな人は電解質を摂取してください。
またステージレースでは、いかに早く回復させるかが大事。筆者は森永の大豆プロテイン(コーヒー味)を朝とライド前後に飲んでいます。
牛乳は苦手なので水で溶かして飲んでいます。あとはビオフェルミンで腸活しています。
まとめ
Zwiftでツアーレースを楽しむ方法をご紹介しました。Chasing Tour2024は途中参加もできます。ぜひ一緒にレースを楽しみましょう。ツールやジロといった本格的なステージレースはこれからです。
参加・登録は公式サイトから↓