Garminウォッチの心拍データをZwift(PC)に表示させる方法
GarminウォッチをZwiftの心拍センサーとして活用したい方のために、その方法をご紹介します。通信方式に気を付けることで、Garminウォッチを活用できるようになります。
Garminウォッチも機種によってはBluetoothでの通信ができるようです。
Garminウォッチを使うなら専用アダプタが必須
Garminウォッチにある心拍転送モードを活用すれば、Zwift画面上に心拍が表示されます。ただしこのモードは「ANT+」という特殊な通信方式を使うので、専用の受信アダプタが必要になります。
PCでZwiftしているのであれば、下の画像のようなUSBタイプのANT+アダプタがおすすめです。
![USB ANT+スティックを紹介する画像](https://chari100.com/wp-content/uploads/2021/07/ant-usb-800x405.jpg)
「ANT+」はGarminオリジナルなのでWindowsPCは認識しません。Apple製品もしかり。アダプタが必須なのです。
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GarminウォッチとZwiftを連携させる方法
ANT+アダプタを入手したら、Garminウォッチの心拍転送モードを使って心拍を転送しましょう。
とくに難しいことはありません。手順をご紹介します。
- 【Step.1】 USBをPCに差し込む
- WindowsにANT+アダプタを認識してもらいます
- 【Step.2】Zwiftにログイン
- Zwiftを立ち上げてペアリング画面にします
- 【Step.3】Garminウォッチを操作
- 心拍転送モードにします(後述)
- 【Step.4】Zwiftでペアリングを確認
- Zwift画面でGarminウォッチを選択してペアリング完了
心拍転送モードの使い方
![ガーミンウォッチの心拍転送モードを説明するための画像](https://chari100.com/wp-content/uploads/2023/11/hr-transfer-mode.jpg)
心拍転送モードをONにする方法は次の5ステップです。
- 【Step.1】 心拍画面長押し
- 【Step.2】心拍計設定タッチ
- 【Step.3】心拍転送モードタッチ
- 【Step.4】「この設定はバッテリーを消費します」警告をタッチ
- 【Step.5】心拍転送モードを開始しますか?でチェックをタッチ
ここまでの操作で、画面上に心拍数が表示されるようになります。およそ2秒くらいでZwiftがGarminウォッチを認識してくれるはずです。Zwiftの画面を確認してください。
![Garminウォッチを認識したZwift画面](https://chari100.com/wp-content/uploads/2021/07/ant-800x450.jpg)
画像のように「HR Strap」と表示され、右に「ANT+」マークが表示されていればOKです。
同様に、パワーメーターなどもこの「ANT+」アダプタを使って認識させることができます。
![FC-R7000用の左クランク4iiiiパワーメーター](https://chari100.com/wp-content/uploads/2020/07/4iiii-r7000-powermeter-800x400.jpg)
この4iiiiクランク型のパワーメーターは、パワーとケイデンスを計測してくれるので大変便利です。
GarminウォッチでZwiftの心拍計測
ではZwift画面で正常に表示されているか確認しましょう。画像のように、Garminウォッチで計測した心拍数がZwift画面に表示されていますか?
![Garminウォッチを使ってPCでZwiftしている画面](https://chari100.com/wp-content/uploads/2021/07/pc-zwift-800x417.jpg)
もし表示されていれば、これで設定は完了です。お疲れさまでした。
Garminウォッチを活用するメリット・デメリット
ところで、Garminウォッチを使ってZwiftするのはどうなのでしょうか?半年ほど試した結果をご紹介します。
デメリットとしては、計測が安定しないことが挙げられます。途中で途切れたりしてしまうのです。この件については、こちらの記事にまとめてありますので気になる方はチェックされてください。
いずれも対処可能なので心配は無用です。
あとは、毎回、心拍転送モードにしなければいけないのが面倒です。
「このモードはバッテリーを消費します」などの警告は1度だけで充分なのに、毎回確認しなければならないのは余計な手間に感じます。
Zwiftが開始されたら、自動的に心拍転送モードが始まるような設定があるとありがたい。
メリットとしては「Garminウォッチ」を有効活用できること。そして元々Garminウォッチは防水仕様なので、Zwift後にサッと丸洗いできるのも素晴らしい。
さらには、ライドレポートもアップロードできるようになって嬉しいです。これはGarminウォッチのおかげ、というよりはPCでZwiftしたことによるメリットですね。
![Zwiftのライドレポート画像](https://chari100.com/wp-content/uploads/2023/09/gorby-007.webp)
PC上でこの画面にしておいて、手元のコンパニオンアプリでスクショを取ればOKです。
iPhone単体でZwiftしてた時は、走行後のタイムラインがアップロードが出来ませんでした。
まとめ
GarminウォッチをZwiftの心拍計として活用する方法をご紹介しました。ANT+という通信方式に対応したUSBアダプタを使うことで、WindowsPCのZwift上に計測した心拍数が表示されるようになります。
より安定した通信を行うためには延長ケーブルも必須なのでセット販売されている商品が便利です。
![ANT+アダプタ](https://chari100.com/wp-content/uploads/2024/06/ant-adaptor.jpg)
延長ケーブルが必須な理由はこちらの記事で解説しています↓