シマノスプロケットの歯数・ギア比一覧|全39モデル比較と選び方

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シマノスプロケット全39モデルの歯数とギア比を一覧比較する記事のアイキャッチ
スプロケット歯数一覧

ロードバイクのスプロケットは、グレード(DURA-ACE〜CLARIS)や対応スピード数(8速〜12速)によって歯数構成が異なります。本記事では各グレードのスプロケットの歯数とギア比を一覧にまとめました。フロントギアとの組み合わせによるギア比の計算や、自分の走り方に合った歯数の選び方も解説します。

全39モデル DURA-ACE〜CLARISまで
6グレード DURA-ACE~CLARISまで
8〜12速 掲載スプロケット歯数
11-25T〜11-36T カバーする歯数レンジ
この記事でわかること
  • シマノのロード用スプロケットは全6グレード・全39モデル。歯数構成はグレードごとに細かく異なる
  • 最新の12速(DURA-ACE R9200・ULTEGRA R8100・105 R7100)は11-30と11-34(105は11-34のみ)の2展開が中心
  • グレードをまたいだ歯数構成の混在は基本的に非対応
  • フロント34〜53Tとの組み合わせ早見表で、自分に合うギア比を確認できる
目次

DURA-ACEのスプロケット歯数

DURA-ACEには12速のR9200シリーズと、ひとつ前の世代である11速のR9100シリーズがあります。リンクをクリックするとAmazonの商品ページが開きます。

CS-R9200シリーズ(12速)

12速化された最新のDURA-ACEスプロケットです。9100シリーズの11-30に、16T・34Tを加えた2つのバージョンが用意されています。トップ側はチタン、ロー側はスチールギアで構成されています。

種類 歯数
11-30
223g
万能バランス型
111213141516171921242730
11-34
253g
激坂向け・ワイドレシオ
111213141517192124273034
CS-R9200スプロケット

CS-R9100シリーズ(11速)

トップ側6枚がスチール製、ロー側5枚がチタン製の11速スプロケットです。アルミ&カーボンの2アーム構造で軽量化されており、用途に応じて5種類から選べます。

種類 歯数
11-25
175g
平地向け・クロスレシオ
1112131415161719212325
11-28
193g
エリート用・万能バランス型
1112131415171921232528
11-30
211g
一般向け・万能バランス型
1112131415171921242730
12-25
190g
TT向け・超クロスレシオ
1213141516171819212325
12-28
205g
TT向け・登りあり
1213141516171921232528
CS-R9100スプロケット
R9200とR9100、何が違う? R9200は12速化に伴い歯数構成が一部見直され、よりワイドな34Tまでのバージョンが新設定されました。重量はR9100よりやや増えていますが、リアディレイラーやチェーンも12速専用設計になっているため、グレード内・世代内でパーツを揃える必要があります。

ULTEGRAのスプロケット歯数

CS-R8100シリーズ(12速)

12速化されたULTEGRAです。歯数構成はDURA-ACE R9200と同じですが、すべてスチールギアのため、DURA-ACEよりも重くなっています。

種類 歯数
11-30
291g
万能バランス型
111213141516171921242730
11-34
345g
激坂向け・ワイドレシオ
111213141517192124273034
CS-R8100スプロケット

CS-R8000シリーズ(11速)

スチール製の11速スプロケットで、6種類のラインナップがあります。

種類 歯数
11-25
232g
エリート用・クロスレシオ
1112131415161719212325
11-28
251g
エリート用・万能バランス型
1112131415171921232528
11-30
269g
万能バランス型
1112131415171921242730
12-25
243g
TT向け・超クロスレシオ
1213141516171819212325
14-28
300g
ジュニア用
1415161718192021232528
11-32
292g
激坂向け・ワイドレシオ
1112131416182022252832
CS-R8000スプロケット

さらにワイドレシオの「CS-HG800-11」は、34Tまで対応する11速モデルです。激坂が多いルートで重宝します。

種類 歯数
11-34
335g
激坂向け・ワイドレシオ
1113151719212325273034
CS-HG800スプロケット

105のスプロケット歯数

CS-R7101シリーズ(12速)

105グレードの12速スプロケットです。アルミアームにスチールギアという構成で、34Tまでの1種類のみとなっています。

種類 歯数
11-34
361g
激坂向け・ワイドレシオ
111213141517192124273034
CS-R7101スプロケット

さらにワイドな「CS-HG710」は36Tまで対応します。グラベルや激坂が多いコースで使いやすい設定です。

種類 歯数
11-36
391g
激坂向け・ワイドレシオ
111213141517192124283236
CS-HG710スプロケット
SHIMANO(シマノ) CS-R7101 スプロケット 12s|11-34T

CS-R7000シリーズ(11速)

105グレードの11速スプロケットです。一般的に使いやすい3種類と、クロスレシオな12-25Tを合わせた4種類があります。

種類 歯数
11-28
284g
エリート用・万能バランス型
1112131415171921232528
11-30
304g
一般向け・万能バランス型
1112131415171921242730
11-32
320g
激坂向け・ワイドレシオ
1112131416182022252832
12-25
269g
平地向け・クロスレシオ
1213141516171819212325
CS-R7000スプロケット

7000シリーズの中で唯一34Tに対応するのが「CS-HG700-11」です。激坂用として人気があります。

種類 歯数
11-34
379g
激坂向け・ワイドレシオ
1113151719212325273034
CS-HG700-11スプロケット

TIAGRA・GRXのスプロケット歯数

シマノの公式サイトでは、TIAGRAではなくGRXのロード用スプロケットとして掲載されています。スチールギアで、ロード用4種類とMTB用1種類があります。

種類 歯数
11-25 平地向け・クロスレシオ
11121314151719212325
12-28 万能バランス型
12131415171921232528
11-32 激坂向け・ワイドレシオ
11121416182022252832
11-34 激坂向け・ワイドレシオ
11131517192123263034
CS-HG500-10スプロケット(ロード用)

MTB用は11-36Tの1種類です。

種類 歯数
11-36 激坂向け・ワイドレシオ
11131517192124283236
CS-HG50-10スプロケット(MTB用)

SORA・CLARISのスプロケット歯数

9速スプロケットは4種類あります。SORAは最大歯数が他グレードより小さいのが特徴です。公式サイトに重量の記載はありません。

種類 歯数
11-30 万能バランス型
111214161820232630
12-25 平地向け・超クロスレシオ
121314151719212325
13-25 街中向け・超クロスレシオ
131415161719212325
14-25 低速域向け・超クロスレシオ
141516171819212325
CS-HG50-9スプロケット

CLARIS(8速)

8速スプロケットは7種類あります。12-23Tは入手が難しく、SORAと同様に重量の記載はありません。

種類 歯数
11-28 万能バランス型
1113151719212428
11-30 万能バランス型
1113151720232630
11-32 激坂向け・ワイドレシオ
1113151821242832
11-34 激坂向け・ワイドレシオ
1113151821242834
12-23 入手困難・クロスレシオ
1213141517192123
12-25 街中向け・クロスレシオ
1213151719212325
13-26 低速域向け
1314151719212326
CS-HG50-8スプロケット

ギア比一覧表(フロント34〜53T対応)

ギア比は「フロントの歯数 ÷ リアの歯数」で決まります。数値が大きいほど1回のペダリングで進む距離が長くなる=重く(速いがパワーが必要)、数値が小さいほど軽く(回しやすいが速度は出にくい)なります。下表はフロント34〜53Tと、リア11〜42Tの組み合わせによるギア比です。

リアだけでなくフロントを小さくするという手もあります。わたしは坂が登れずチェーンリングを44T→40Tに落としました。ギア比がどう変わったかは実測でまとめています。

関連記事 フロント44T→40Tに交換|ギア比1.375→1.25、坂は登れたか
ギア比 = フロント歯数 ÷ リア歯数。数値が大きいほど重いギア(高速)、小さいほど軽いギア(登坂向き)。
リア53T52T50T39T36T34T
114.824.734.553.553.273.09
124.424.334.173.253.002.83
134.084.003.853.002.772.62
143.793.713.572.792.572.43
153.533.473.332.602.402.27
163.313.253.132.442.252.13
173.123.062.942.292.122.00
182.942.892.782.172.001.89
192.792.742.632.051.891.79
202.652.602.501.951.801.70
212.522.482.381.861.711.62
222.412.362.271.771.641.55
232.302.262.171.701.571.48
242.212.172.081.631.501.42
252.122.082.001.561.441.36
262.042.001.921.501.381.31
281.891.861.791.391.291.21
301.771.731.671.301.201.13
321.661.631.561.221.131.06
341.561.531.471.151.061.00
361.471.441.391.081.000.94
381.391.371.321.030.950.89
401.331.301.250.980.900.85
421.261.241.190.930.860.81
高速域(4.0以上) 高め(3.0〜3.9) 中間(2.0〜2.9) やや低め(1.0〜1.9) 低速域・ヒルクライム(1.0未満)

下図はチェーンリング別にギア比をグラフ化したものです。横軸がスプロケットの歯数、縦軸がギア比になります。

ギア比のグラフ
ギア比のグラフ
ギア比の目安 一般的に、平坦巡航は2.0〜3.0前後、急な上り坂は1.0〜1.5前後が使われることが多いです。たとえばコンパクトクランク(F34)とワイドレシオの11-34Tを組み合わせると、最も軽いギア比は1.00。10%前後の上り坂でも無理なく回せる設定です。

スプロケットの選び方:3つのチェックポイント

①スピード数(8〜12速)を必ず確認する

スプロケットは「8速・9速・10速・11速・12速」のようにスピード数ごとに歯の厚みや間隔が異なります。今使っているリアディレイラー・シフター・チェーンと同じスピード数のスプロケットを選ぶ必要があります。

グレードをまたいだ混在は基本NG 速度数が異なるスプロケットは取り付けてもシフトチェンジが正常に作動しません。グレード(DURA-ACE・ULTEGRA・105など)が違っても同じスピード数であれば基本的に使えますが、対応スピード数だけは必ず揃えてください。

②フリーボディ規格を確認する

スプロケットはホイールの「フリーボディ」という部分に差し込んで固定します。

ロード用は基本的に標準HGフリーボディで対応 本記事で紹介しているロード用スプロケット(8速〜12速)は、いずれも従来の標準的なHGフリーボディに対応しています。MTB用の12速ワイドレシオカセット(10T始まりなど)の一部にはMicrospline規格のフリーボディが必要になるものがありますが、ロードバイク用途であれば基本的に気にする必要はありません。

交換に必要な工具も先に確認しておくと安心です。スプロケット本体より工具のほうが高くつくこともあります。

関連記事 クロスバイクを11速化するのに必要な工具

③走り方に合わせた歯数レンジを選ぶ

同じスピード数でも、歯数構成(例:11-25Tと11-34T)によって走行特性が変わります。

数字だけでは決めきれない部分もあります。わたしは8速のクロスバイクで11-32Tから11-30Tに変えて、平地の巡航が明らかに楽になりました。2Tの違いでも体感は変わります。

関連記事 平地を快適に:11-32Tから11-30T(8s)に交換した感想
歯数構成 タイプ 向く用途・走り方
11-25T・12-25T系 クロスレシオ 平坦巡航・レース向け。細かいシフトチェンジで一定ケイデンスを保ちたい人
11-28T・11-30T系 オールラウンド 坂道もある程度こなせるバランス型。初めてのスプロケット交換にも選びやすい
11-32T〜11-36T系 ワイドレシオ 激坂・長い上り坂が多いルート。荷物を積むツーリング向け
14-25T・12-23T系 上級者クロスレシオ 歯数全体が小さく高速域に特化。脚力のある上級者・トラック競技向け

まとめ

シマノのロード用スプロケットは、グレードとスピード数によって全39モデルに分かれています。歯数構成やギア比を理解しておくと、自分の走り方に合ったスプロケット選びがしやすくなります。

まとめ スプロケット選びは「スピード数」と「歯数レンジ」の2つで決まる
  • スピード数(8〜12速)はディレイラー・シフター・チェーンと一致させる。
  • 最新12速はDURA-ACE・ULTEGRAが11-30と11-34、105は11-34のみ。
  • 平坦メインなら11-25T系、坂道ありなら11-30T系、激坂なら11-34T以上。
  • グレードをまたいだ混在は基本NG。速度数だけは必ず揃える。
本記事の歯数・重量データは、各モデルの公式情報をもとに作成しています。仕様やラインナップは変更される場合があるため、購入前に最新情報をご確認ください。

スプロケットを含めたコンポーネント一式を入れ替えた記録もあります。どこまでやると何が変わるのか、費用と手順をまとめました。

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