
コーダーブルームの「RAIL ACTIVE (2021)」を購入して3年半、走行距離は約6500kmになりました。
購入を検討している方にとって、最大の関心事は

RAIL ACTIVEって、実際どうなの?

定番のGIANT ESCAPE R3とどっちがいい?
といった点だと思います。
この記事では、6500kmを共にした筆者が、RAIL ACTIVEの「長期的な本音」をインプレッションします。
結論:6500km走ってわかったRAIL ACTIVEの評価
先に結論からお伝えします。 RAIL ACTIVEは「カスタムを楽しみながら、速く、遠くへ行きたい人」にとって最高のベースバイクです。
メリット(良い点)
- フレームが抜群に良い(軽量な「EAST-L」アルミ)
- ロードバイク規格のパーツが使え、カスタムの幅が広い
- ESCAPE R3より軽く(9.9kg)、漕ぎ出しがシャープでよく進む
デメリット(不満な点)
- 乗り始めは「硬さ」を感じる(前車がクロモリだったため)
- ヘッドチューブが長く、ハンドルの位置を下げにくい
詳細なスペック比較は別記事に譲り、この記事では6500kmの実体験で感じたことを中心にお届けします。
乗り始めの第一印象は「硬い!」
実はこのRAIL ACTIVEは、事故で廃車になった愛車(クロモリフレームのクロスバイク)の代わりとして、急遽購入した一台でした。

買ったその日の第一印象は、正直に言って
硬い!
でした。
前のバイクが(しなやかな)クロモリだったため、RAIL ACTIVEのアルミフレームから伝わる路面の凸凹で、手のひらがジンジンしたのを覚えています。


6500kmでのカスタム遍歴とトラブル
乗り始めの「硬さ」を解消し、より快適にするため、割と早い段階でカスタムを始めました。
主なカスタム内容
- ハンドル: 純正から「SATORIのショートハンドル」に交換。適度なしなり(柔らかさ)が生まれ、振動がかなりマイルドになりました。
- ホイール・クランク: ホイールをシマノのWH-RS100、クランクをFC-R7000に変えました。 最終的には「RAIL ACTIVE 105」と呼べるような構成になっています。

やはりコーダーブルームがアピールする通り、フレーム(EAST-L)が抜群に良いため、パーツをアップグレードすると、その性能にしっかり応えてくれます。
軽量性の秘密は、RAIL 全シリーズにロードバイクと同じ「EAST-L」アルミパイプを使用していること。
EAST-L とは重量剛性比の高いアルミ合金を組み合わせたパイプに、箇所によって 3 段階の厚みを使い分ける「トリプルバテッド加工」を施したもので、これが「軽さ」と「強度」を両立できる唯一の方法です。
車体が軽量であることはライド中のあらゆる場面でライダーにとって有利に働き、ライダーをより速く、より遠くに連れて行ってくれます。
RAIL ACTIVE公式HPより引用
6500kmでのトラブルは「パンク2回」 トラブルらしいトラブルは、パンク2回だけです。 (アラフィフになり、無理な運転をしなくなったため落車や転倒はありません)

これを機に、タイヤを耐パンク性能の高い「パナレーサー アジリスト(700x30C)」に、チューブも「パナレーサー スーパーチューブ」に変更。現在はパンク対策を万全にしています。

詳細はカスタム記事をご覧ください。

唯一の不満点:ヘッドチューブが長い
6500km乗っても満足していますが、唯一気に入らない点を挙げるなら
ヘッドチューブが長い!
ことです。

筆者の440mmフレームで150mmあり、ハンドルの位置(高さ)を思うように下げられません。もう少し前傾姿勢を取りたいのですが、クロスバイクの設計としてはこれが標準的。ギリギリ許容範囲としてそのまま乗っています。
GIANT「ESCAPE R3」との違いは?
購入時、定番の「GIANT ESCAPE R3」と迷いました。

店員さんに違いを尋ねたところ、非常に明確な答えが返ってきました。

GIANT R3はフレームが柔らかくて乗り心地がいい。RAILは少し硬めだけどその分よく進む自転車になっている。
私は「よく進む」方を選びました。
また、RAIL ACTIVEはESCAPE R3より約1.2kgも軽い(当時モデル比)ことも、大きな決め手となりました。
| 比較項目 | RAIL ACTIVE (2025モデル参考) | GIANT ESCAPE R3 (2025モデル参考) |
| 特徴 | よく進む(高剛性) | 乗り心地が良い(快適性) |
| 重量 | 9.9kg (480mm) | 11.1kg (S size) |
| 変速 | フロント2段 | フロント3段 |
| 価格帯 | やや高め | 標準的 |
| 付属品 | スタンド、ベル、リフレクター | ベル、リフレクター |
購入は「実店舗でのサイズ合わせ」を推奨

RAIL ACTIVEの購入を検討しているなら、専門ショップで実物を見て、サイズを合わせることを強くおすすめします。
筆者(身長170cm)は440mmサイズを選びました。
もしサイズが合っていないと、ハンドルが遠すぎて首が痛くなるなど、後で必ず後悔します。
また、画面で見る色と実物の色合いは意外と違うものです。
「あさひ」「ワイズロード」「コギー」といったチェーン店なら、専門知識を持った店員さんに相談しながら、実物を見て選べるので安心です。
まとめ:RAIL ACTIVEは「育てる」楽しさがあるバイク
RAIL ACTIVEに乗り始めて3年半。 乗り始めは「硬さ」に戸惑いましたが、ハンドルを替え、タイヤを替え、自分好みにカスタムしていくうちに、唯一無二の快適なバイクになりました。
ロードバイク規格のパーツが使える「フレームの良さ」が、このバイクの最大の魅力です。
RAIL ACTIVEをベースに、自分だけのオリジナルバイクを「育てる」楽しさと、快適なサイクリングライフを味わってみませんか?
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