クロスバイクのハンドル幅を520mmから460mmに交換
クロスバイク「RAIL ACTIVE」のハンドル幅は560mm。狭い日本の道路で、腕を広げて走っていると怖いです。
追い越してくる車のドアミラーがカツン!と当たろうものなら、もう即転倒します。たまにギリギリで追い越していく車がいますよね。とても怖いです。風圧を感じながら転ばないように必死です。
気になるのは道路上だけではありません。駐輪場でも羽を広げたような自転車は迷惑になりかねません。止めるのも出すのも苦労します。
そんな怖い思いを少しでも減らすために、標準ハンドルを日東の520mmに交換していました。標準ハンドルから左右20mm狭くしました。しばらくはいい感じでしたが、徐々にもっと狭くしたくなってきました。今回460mmに交換です。
超狭いハンドルするとどんな感じなのでしょうか?
JISに、自転車の諸元としてハンドル幅が規定されています。
・レーシングバイク(ロードバイク):350mm以上、600mm以下
・スポーティ車(クロスバイク):350mm以上、600mm以下
・マウンテンバイク:350mm以上、1000mm以下 (注1)
(注1) 道路交通法施行規則 第2章には普通自転車の大きさは、長さ190cm以下、幅60cm以下と定められています。マウンテンバイクでハンドル幅が60cmを超えるものについては、「自転車」ではなく「軽車両」となり、歩道は走れなくなります。
ハンドル幅を狭くするメリットは?
一般的なクロスバイクのハンドル幅を調べてみました。
コーダブルーム RAIL ACTIVE | GIANT RX3 | TREK FX2 | Specialized Sirrus2 |
---|---|---|---|
560mm | 540~580 | 600~660 | 580~620 |
540~660mmまで、かなり開きがあります。フレームサイズが大きくなるほど、ハンドル幅も広くなるようです。コーダーブルームは一律560mmでした。
ハンドル幅が広いとバランスが取りやすく、軽い操作で方向転換できるので扱いやすくなります。
逆に狭いハンドルのメリットは
1.狭い道ですれ違いしやすい、
4.駐輪場にも停めやすい
となります。
ロードバイクのような競技用は、空気抵抗を減らすためにも極端に狭く(380~400mm)なっています。
今回、520mmから460mmのハンドルに変えることにしました。
まずは交換したハンドルをご紹介します。
460mmハンドルに交換
新しく取り付けたのは、B-WITCHの460mmハンドルです。
520mmのハンドルに比べて左右3cm短く、手前へ強く曲がっています。パイプ厚は薄いですが、街乗りしている分には強度に不安は感じません。
日東のハンドルは取り付け部に滑り止め加工がありますが、B-WITCHはつるつる。
薄くて短いので軽いです。その差は約60g。
詳細は、各ネットショップでご覧いただけます。
ハンドルの交換方法
一般的なクロスバイク用のハンドル(中央部分が25.4mm径で、グリップ部分が22.2mm径)であれば、ブレーキ、変速機などはそのまま流用できます。
他に用意すべきものは
- 新しいグリップ
- 6角のねじ回し(4,5,6mmあたり)
です。
グリップを外します。
どのようなグリップが取り付けられているのかよく確認ください。ゴムがスポっとはめ込んであるようなタイプであれば、はさみなどで切って廃棄します。
ねじ止めされているタイプであれば、ねじを緩めて外してください。
ハンドル幅を狭くすると、長いグリップは使えなくなります。ハンドル幅にもよりますが、長さが10cm未満のグリップをお勧めします。
筆者はノグチのハーフグリップ(95mm)を愛用しています。握りやすくてお手頃価格です。見た目も安っぽくありません。
変速レバー、ブレーキレバーを外します。
この時、ワイヤー類は再利用しますので切断したりしないようにご注意ください。ねじで止まっているだけですので、緩めて左右の端から引き抜きます。
ハンドルを外す、短いハンドルを取り付け
そしてステムからハンドルを外して新しいハンドルを取り付けます。
あとは逆の手順でねじを締めて取り付けてください。
取り付けは好みに合わせた角度で
このB-WITCHのハンドルは曲がりが強いので、取り付け角度によって走行感覚がかなり変わります。いろいろ試した結果、画像のように左右が少し下がった「なで肩」にすると走りやすかったです。
グリップもバーエンドも握りやすいです。
ブレーキに手が届きやすくて安心。バーエンドはシマノプロ。ベルとライト、リフレクターを装着してもまだスペースに余裕があるのでサイコンも装着可能。
ヤビツ峠で実走チェック
街乗りでは十分快適でなんの問題もありません。腕がㇵの字に開かずに乗りやすい。
狭い道も快適、駐輪場でも左右3cmの差は大きい。ママチャリ軍の中でも威圧感を放つこともありません。目立たない自転車が何よりも安全です。駐輪も気楽になりました。
本格的なヒルクライムではどうなのか?
ヤビツ峠で試してみました。日ごろから移動の足にしているせいか違和感はありません。1分1秒を争うことがないクロスバイクなので、登り下りともに快適に走ることができました。
ハンドル幅は肩幅と同じくらいの方が、身体との一体感が強くなって扱いやすい印象です。感じ方には個人差があると思いますので、メジャーなどで520mmを測って握っているところをイメージしたりしてみてください。
まとめ
クロスバイクのハンドル幅を460mmにしました。狙い通り、駐輪場や狭い道でも扱いやすくなりました。車通りの多い道でもより安心して走ることができます。
今のハンドル幅に物足りなさを感じている方におすすめします。
更に狭い440mmにした記事はこちらです↓