
2018年から7年、Garminのスマートウォッチ「Vivoactive3」をずっと愛用している管理人のZippyです。
すでに後継機種のVivoactive6が発売となっている状況ですけど、なぜVivoactive3を未だに使い続けているのか?
その理由は、画面の見やすさ、本体の軽さ、シンプルで簡単な操作、の3つです。Vivoactive3を7年間使い込んだ長期レビューと合わせてご紹介します。
最後まで読んでいただくことでVivoactiveシリーズへの知識が深まり、ご自身に合ったGarmin選びの参考にもなります。
それでは早速、Vivoactive3を使い続ける理由をご紹介します。

Vivoactive3を使い続けている理由
Vivoactive3を使い続けている理由は、先ほどもご紹介しましたMIPディスプレイ、軽さ、シンプル操作の3点です。詳しくご紹介します。
アラフィフには最高!MIPディスプレイ

このVivoactive3のディスプレイは京セラが開発したMIP(Memory in Pixel)ディスプレイが採用されています。太陽光下でも屋内でも見やすいという特徴があります(chari100.com調べ)。
自発光しないディスプレイなので目に優しく、眩しくもないのです。最近、スマホ画面や太陽光がやたらと眩しくて目の奥が痛くなるアラフィフ管理人には、大変ありがたいのです。

なので買い替えるときも、きっとMIPディスプレイを選びます。ちなみに、MIP搭載の現役Garminウォッチは以下の通りでした(chari100.com調べ)。
23万のTactics8Dual Power、クロネコヤマトの配達の方が使っていらっしゃいます。
自分:「メチャいいガーミン使ってますね!」
と声を掛けたら、
ヤマトさん:「マラソンしてるんで、ここだけはお金かけてます!」
自分:「最高じゃないですか!」
ヤマトさん:「あざっす!」
お金の使い方、最高すぎる!!

軽量で装着が負担にならない
Vivoactiveシリーズは24時間装着しても負担にならないよう、軽量設計となっています。Vivoactive3(画面サイズ43mm)は43g。最新モデルのVivoactive6(同)に至っては本体はたったの23g(バンド込みで36g)です。
電池容量は多少犠牲になっているものの、スマートウォッチモードで11日間、GPSモードで21時間稼働(Vivoactive6)と必要十分です。
Vivoactive6がMIPディスプレイなら超最高なんですが、AMOLEDディスプレイなんですよね。鮮やかで美しいのですがアラフィフには眩しいのです><;
簡単操作
初めてスマートウォッチを使う方でも、Vivoactive3の取り扱いに迷うことはありません。Garmin Connectアプリをスマートフォンにインストールし、Bluetoothでペアリングするだけですぐに使い始めることができます。
さらにVivoactive3は、本体ボタンは一つだけ=押し間違いがない!
もう最強です。
詳しい取説もネットにありますので、7年間を通して操作に困ることはありませんでした。機能も多すぎることがないので、宝の持ち腐れ感もなく気持ちよく使えます。
Vivoactive3の基本機能レビュー
ここまで個人的に3つのお気に入りポイントをご紹介しましたが、Vivoactive3には他にも優れた特徴があります。せっかくなので、この機会にご紹介させてください。
ライフログ機能:わたしを知る
Vivoactiveシリーズの最大の売りである「わたしを知る」ライフログ機能。
よく眠れた日、夢にうなされた日・・・一目瞭然です。

ストレスも目で確認できます。

あの人に会った日、、、ストレス感じてたのか、リラックスできていたのか?
一目瞭然になります><;
自分をこれまでにない視点で観察できるVivoactiveシリーズ、新しい自分を発見できるかも?
GPS機能を搭載:運動を詳細に記録可能
GPS機能は、ランニングやサイクリングなどのアクティビティを記録する際に非常に役立ちます。計測精度は市民ランナー&サイクリストには十分です。
下の画像はサイクリングの途中で小田原城に立ち寄った時の、移動ルート(赤線)になります。

画面では分かりにくいかもしれませんが、ちゃんと横断歩道を渡って横断しているのが確認できます。
GPSの精度を示すいい例かと思って掲載させていただきました。
もちろんルートだけではなく、その時の速度や心拍数なども同時に記録できています。本当に便利になったものです。
記録したデータを後から見返して「次回は、ここを右に行ってみよう!」とか、次の計画づくりも楽しみながらできちゃいます。こうやって楽しんでいるうちに「いつの間にか7年間経っていた」という、恐るべしGarminウォッチのコスパ!!
心拍計搭載:心肺機能をチェックできる
心拍計は、日常生活での心拍数をモニタリングしてくれるだけでなく、運動中の急激な変化もしっかり記録してくれます。
購入当初は低かった最大酸素摂取量が徐々に上がって20代相当になったり、安静時心拍数は逆に徐々に下がって40前半になるなど、身体の変化も楽しめました。

心肺機能が若返ったので、本当に「継続してよかった!」と思います。
消費カロリー表示:ダイエットのモチベアップ!
運動によって消費されたカロリーも表示してくれます。
「今日はこんなに頑張った!」
と自分の頑張りを客観的に認めることができます。当然、満足感も大です。
痩せたかった私にとってはモチベアップに非常に役立ちました。
ちなみに7年間のこれまでの消費カロリーを全部合計すると、なんと200万キロカロリー超となっています。モチベーションが続く=継続できる。ダイエットに限らず、一番重要だと思ってます。
コーチング機能:初心者でも安全に運動できる
コーチング機能は、初めて運動する方でも迷いなく無理なく運動できる機能です。例えば「この日までに5km走れるようになりたい!」という目標に対して、Garminがトレーニングメニューを組んでくれるのです。

あとは指示に従ってトレーニングするだけ。
具体的な使用レポートは別記事にまとめてありますので、あわせてお読みください。
他にも、Suica機能、通知機能があります。こちらは私は使いませんので、簡単なご紹介にとどめておきます。
Suica機能は、日常生活での支払いを非常にスマートにしてくれます。財布やスマートフォンを取り出す手間が省けるため、駅の改札やコンビニエンスストアでの支払いがスムーズです。両手がふさがっているときなど、特に重宝しそう。
通知機能は、スマホにかかってきた電話やメッセージ、SNSの通知などを手元で確認できる機能です。運動中や仕事中など、すぐにスマホを確認できない場合に便利です。ただ通知が多すぎると常にブルブル状態になりますので気を付けましょう。私は途中からバッテリー温存を優先するためにOFFにしました。
長期使用で感じたVivoactive3の弱点と注意点
一方で、Vivoactive3の弱点や注意点もいくつか感じました。
バッテリー容量が足りないことも

たまには一日かけてのんびり箱根サイクリング出かけよう!といったシチュエーションでは、バッテリー不足に陥りやすいです。
横浜市内の自宅から箱根の芦ノ湖までサイクリング出かけたとき、途中で電池残量7%と途中で表示されて焦りました。
「データが消えたらどうしよう!」
こういう焦りは注意力散漫になって地味に危険です。
対策としては、途中のコンビニ休憩時や食事の合間にモバイルバッテリーから充電すること。
一日かけての登山やハイキング、サイクリングをたくさん楽しみたい方は、より電池容量の大きいGarminウォッチにした方がいいです。
ちなみにGarminウォッチで最大電池容量を誇るのは、ウルトラマラソン/トレラン用に開発されたEnduro3です。
GPSモードでの稼働時間は最大320時間(2週間弱)!
使いながらも太陽光充電しちゃう仕様なので、この超絶ロングバッテリーを実現できているのです。
しかもアラフィフに優しいMIPディスプレイ!!
渋いデザインで超カッコいいし最高。リンクを貼っておきます。

話をVivoactive3に戻します。
4、5時間程度のサイクリング、ラン、ウォーキングであれば、Vivoactive3でも全く問題ないどころか、むしろ軽量なので負担にならずに逆に一番のおすすめになります。
ここで念のため、バッテリー消費を抑えることができる設定方法をご紹介しておきます。
たまにロングで使いたい場合に設定すると、いつもよりバッテリーが長く持ちます。具体的には、画面の明るさ、不要な通知をオフ、運動中のライフログをOFFにしてバッテリーを節約するのです。
バッテリーを長持ちさせる設定
- バックライトレベルを低く、点灯時間を短く
- ライフログ、Bluetooth、心拍計をオフにする
- 通知を制限する、またはオフにする
順にご紹介します。
バックライトをオフにする




ライフログをオフにする



通知をオフにする




光学心拍計をオフにする




このように使わない機能はオフにして「節電」しましょう。
定期的に再起動する必要あり
メモリ容量が少ないのか、定期的に再起動する必要があります。これをしないと消費カロリーがゼロのまま正確に表示されなくなったり、不具合が起きます。
ちなみに、Vivoactive3のメモリ容量は、GarminHPには「アクティビティデータ:7件、ライフログデータ:14日間」と記載されています(Vivoactive5は4GB、Vivoactive6は8GBと記載あり)。
最新モデルのVivoactive6ではそんな心配も不要なのかもしれません。MIPではないので管理人は買いませんが。
誤操作の多いタッチディスプレイ
タッチディスプレイがまれに誤操作するのも困りものでした。運動中に汗を拭いたタオルが画面に触れると、屋内トレーニングに必須の心拍転送モードがキャンセルされてしまうこともありました。
この予防策として「スクリーンロック機能」がありますので、運動前に必ず設定しましょう。スクリーンロック機能についてはこちらの記事に書きました↓
充電ケーブルの劣化
新品購入して3年あたりから充電トラブルが頻発しました。充電ケーブルを差し込んでも充電されなかったり、途中で充電キャンセルされたような状態になっていることもありました。
原因は充電ケーブルと本体との接触不良でした。充電ケーブルは劣化しやすいようで、悲しいことに純正ケーブルはAmazonサイトで人気商品となっています・・・みんな買い換えているようです。
ケーブル劣化の詳細はこちらの記事に↓
最新機種に比べると見劣りする点も
最新機種にはVivoactive3にはない新機能が追加されています。
例えば「血中酸素トラッキング」です。
世界的に流行したコロナ、この血中酸素トラッキング機能があれば肺の機能を常に確認できるので、持病をお持ちの方には心強い機能となります。
そして「ボディバッテリー」です。
あとどれくらい体力が残っているのか、視覚的に確認できるのでペース配分や補給計画を練り直すのにとても役立ちそうです。
まとめ
7年間、Garmin Vivoactive3と一緒に過ごしてきました。
スマートウォッチとしての基本機能、MIPディスプレイの見やすさ、使い勝手の良さ。最新機種のような見た目の華やかさはありませんが、実用性と安定性においては、今でも十分にその価値を発揮してくれています。
この記事が、これからスマートウォッチの購入を検討している方、そしてVivoactiveシリーズに興味を持って下さっている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
最後に、アラフィフにおすすめしたいMIPディスプレイを採用したスマートウォッチのリストを、いま一度掲載しておきます。ご参考になさってください。
関連記事:サイクリングでもMIPディスプレイ製品を愛用中↓