平地を快適に:11-32Tから11-30T(8s)に交換した感想

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CS-HG50-8 11-30T

クロスバイクで淡々とペダルを回しているとき、

今のギアだと軽すぎ。でも1段上げると重すぎ・・・

という「ギアの谷間」に直面することありませんか?

特にリア8速とかだと、ギアの歯が

11-13-15-18-21-24-28-32

といった具合に隣り合うギアと最大4歯も離れるので、この「軽すぎ重すぎ問題」が起こりがち。そもそも人間の足は回してもせいぜい毎分120回転、車のエンジンのように5000回転とか無理なのでギアはあればあるほどいいです。

今回はクロスバイクのリアを、標準的な「11-32T」から、少しだけ並びが細かい「11-30T」へと交換した記録をお届けします。結論から言えば、私の使い方に合った、非常に満足のいく選択となりました。

目次

なぜ交換が必要だったのか:15Tと18Tの中間ギアを求めて

リア8速のクロスバイクによく付いている「11-32T」というスプロケット。

街乗りから急な坂道までカバーする優等生ですが、ある特定の速度域で弱点を抱えています。それが、フロント50Tで走る時の「15T」と「18T」の間の広すぎる谷間です。

  • 18T: 軽すぎる。時速30kmあたりで回しきってしまう。
  • 15T: 重すぎる。時速36km以上を維持する脚力はない。

この間にもう一枚、「16T」か「17T」があれば、どれほど快適に走れるだろうか。海沿いの134号線を走るたびに思ってました。

そこで16、17Tがあるスプロケットを探したところ、Amazonで「17T」が含まれている「11-30T」を発見。

種類歯数
11-3011-13-15-17-20-23-26-30
11-3211-13-15-18-21-24-28-32
CS-HG50-8 11-30Tと11-32Tの歯数

ポチっとしました。

11-30T:平地で見つけた「自分のリズム」

交換後、さっそく、あの134号線へ向かいました。

134号線から見た富士山
海沿いの134号線へ!

果たして結果は・・・

これまでは「軽すぎる18T」でシャカシャカと忙しく回すか、覚悟を決めて「重い15T」を踏むかの二択でした。「17T」が使えるようになって、まさに「かゆい所に手が届いた感覚」です。

ギア歯数ギア比およその速度 (ケイデンス90rpm時)感覚
15T3.33約37.9km/hまだ少し重い、気合が必要
17T (New!)2.94約33.4km/h絶妙。無理なく回せる
18T (旧)2.78約31.6km/hすぐに吹け切ってしまう
※700x28Cタイヤでの概算値

クロスバイク(私の脚力?)だと、この50-17Tあたりが遅すぎず速すぎず、心地いい速度に感じます。足にガツンと来ないし、自分に合ったギアを選ぶ必要性が理解できました。

ただし!!良いことばかりではありませんでした。

緩い向かい風や、わずかな登り坂に差し掛かった時です。

「17Tだと少し重いから、1枚軽くしよう」と操作すると、次は20T(ギア比2.5)。

18Tが欲しい・・・

わがままなのは十分承知していますが、これが偽りない感想です。やはり8速という限られた枚数の中では、すべての状況に完璧に対応することはできませんね。多少の路面変化はギアに頼らず、自分自身のトルクやケイデンス(回し方)で調整する必要がありそうです。

11速、12速なら・・・とも思いますね。

代償:ヒルクライムでの敗北

ヤビツ峠の看板とクロスバイク
ヤビツ峠で撃沈

平地での快適さを手に入れた代償は、山で支払うことになりました。神奈川県のサイクリストにはおなじみの「ヤビツ峠」へ挑んだ時です。

「32T」ならなんとか回せた激坂も「30T」になったことで、完全にアウトになりました。明らかに歯数が足りません。

初心者がクロスバイクで登るなら、やはり32T(もしくは34T)が必須ですね。だいぶ脚力ついたし、行けるんじゃね?というのは大いなる勘違いでした。もっと謙虚に、慎重になるべきでした。

もっと低い山ならどう? と「湘南平」にも挑んでみました。ここで分かったのは、問題は距離や標高ではなく「斜度」でした。脚力もさることながら、パワーそのものが足りなかったですね。パンダ坂の途中で足つき(休憩)です。

初心者が登りに行くなら、11-30Tはおすすめしません!

まとめ:何を捨て、何を取るか

今回のスプロケット交換で分かったこと。

峠を攻めることよりも、河川敷や海岸線を33km/hあたりで快適に走り続けたいなら、「11-30T」への交換は最良の選択になる!

その代わり、山は諦めましょう。

自分の走り方に合わせて自転車を合わせていく。愛車と長く付き合っていく秘訣かなと思いました。

▼ 今回試したスプロケット

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▼ さらに平地仕様にするなら13-26Tもあり

Shimano CS-HG50-8 13-26T
さらなる平地仕様マシンにするなら
種類歯数
13-2613-14-15-17-19-21-23-26
CS-HG50-8 13-26の歯数
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