「高すぎ!?」Polar Verity Senseの本音レビュー

Zwift中に心拍数が途切れたりしていませんか?
あるいはゼーゼーしているのに80bpm!?とかおかしな心拍数が表示されていませんか?
じつはわたしも同じトラブルに2年くらいは悩んでいました。
初めての心拍計だったので、そんなもん?それとも使い方が悪い?とよくわからずにいました。
そしてZwiftレースやワークアウト中に心拍数が途切れたりするとなんか集中できなかったり、終わってから「どうしてだろう?」とネットで原因探しを延々と繰り返していました。
今思うと結構な時間を費やしてしまいました。正直ストレスでした。
しかしPolarの心拍センサー「Verity Sense」に買い替えたら、何の苦労もなく!途切れず正確!に計測できるのでビックリ!使い方や設定の問題ではなかったのです。心拍計そのものの問題であったことにようやく気づきました。
もし同じような心拍数トラブルに悩まされているなら、Polar verity senseをおすすめしますよ。難しいことは何もなく、Zwift中の心拍を正確に記録してくれます。
この記事では、すでに3年間使い倒している私ならではの本音レビューをご紹介します。ぜひ最後まで読んでじっくりご検討ください。

Polar Verity Sense心拍センサー
これがPolar verity senseです。

アームバンドの光学式心拍センサーです。
これがとにかく途切れないのです↓


左はロンドンPRL FULLコース(6時間半)、右はChasing Gold 273km(12時間)のデータです。
途中でトイレや食事、着替えなどもしています。それでも一度も途切れませんでした。
さらにぶっちゃけてしまうと、アームバンドなんて使わなくてもレーパンの下に潜り込ませるだけで、、、

途切れずに計測できちゃいます↓


これならバンドを洗ったり干したりする手間も不要!
取り扱いが楽すぎる心拍計なのです。とはいえ、Zwift自体が不安定だと途切れることもあります。万能ではないことはご承知おきください↓
Zwiftとのペアリング方法
本体横にあるスイッチを押すだけと超簡単です。もちろん、Apple製品(iPhone,iPad,Mac)とWidowsPCのどちらにも接続できます。


つながってしまえば、電源を切るまで途切れません。
Garminサイコンとのペアリング方法
Garminサイコン等とペアリングする際は、BluetoothとANT+のどちらでもペアリング可能です(選択できます)。
消費電力や繋げられるデバイスの数など異なる点がありますので、用途に応じて選びましょう。
比較項目 | Bluetooth Low Energy (BLE) | ANT+ |
---|---|---|
用途 | ウェアラブルデバイス IoT機器全般 | スポーツ計測用 |
消費電力 | 低い | 極めて低い |
同時接続数 | 2~3個の デバイスのみ | 6個~など複数可能 |
Garminの公式HPを拝見すると、ANT+が優位との記述があります。
Garminデバイスの多くはANT+ / BLE (Bluetooth Low Energy)の2つの電波規格で接続することができます。Garminはデバイスで2つの電波規格が利用できる場合、ANT+を使用する事をお勧めしています。
GarminHPより
ANT+は成熟しており、より多くの機能を備えているためBLE接続を使用する事によるユーザーのメリットはありません。
Google AI で確認したところ、確かにBLEよりも送信データが限定されるANT+の方が低消費電力とのことでした。
一方でZwiftのHPには、Bluetoothの方が電波が強いのでおすすめと書かれていた記憶があります。電波強度を取るのか、低消費電力をとるのか。距離やルートによって使い分けが必要かもしれません。
ちなみに、BLE or ANT+を選択する手順は次のとおりです。



- 【1】センサー追加
- 画面右上のボタンを長押し
- センサーを選択
- 【2】ペアリング
- Polarの電源を入れる
- センサー追加を選択
- BLE、ANT+どちらで接続する選択する
- 「はい」を選択
Polar Verity Senseのメリット・デメリット
Polar verity senseのメリットを表にまとめました。
つぎにデメリットを本音で・・・
電池交換が出来ないのでいずれ寿命が来ます。Garminウォッチを7年使い続けて学んだリチウムイオンの劣化(7年でカタログの半分)によると、4年目の現在はまだ半分以上の残量(20時間は使えそう)があります。
故障もないので当分は現役で活躍してくれそう。
アームバンドは洗濯機で洗うとヨレや反りが発生しやすいです。画像左は1年使用後、右はさらにその半年後に撮影したものです。


洗濯機対応ではあるものの、ハンドソープ(キレイキレイ等)での手洗い&除菌がおすすめ。ちなみに専用ベルトが別売りで販売されています。詳細はこちらの記事に↓
ファームウェアのアップデートは非常に時間がかかります。初めて行ったときはフリーズしたのかと超不安になりました。ちなみに、アップデート自体の頻度は数ヶ月に1回程度です。
アップデートの方法や詳細はこちらの記事をご覧ください↓
ライバル製品との比較や口コミ
同じような製品であるCoospoのアームバンド式の心拍計HW9と比較し、Amazonレビューを見比べてみます。
比較項目 | Polar Verity Sense | Coospo HW9 |
---|---|---|
メーカ | 創業:1977年 本社:フィンランド | 創業:2014年 本社:中国 |
違う点 | 定価:16,500円 防水:50m 保証:2年(HP購入は3年) | 定価:9,500円 防水:1m(30分まで) 保証:1年 |
同等 | アームバンド式 | |
Amazon レビュー | ![]() | ![]() |
AIによる 評価要約 | 高評価 精度と使いやすさ 長時間装着してもストレスを感じない 肌への接地面が少ない ストレスなくトレーニングができる 着け心地や重量についても違和感がない ーーーーーーー 気になる 充電器を差し込む際に折れないか不安 | 高評価 装着感が良く、ゴムバンドの違和感がない サイコンとのペアリングが簡単 Bluetooth接続も難なくできる 手首より正確に測定できる オーバー脈拍のワーニングも適切 ーーーーーーー 気になる 充電持続時間が短い バッテリーの持ちが悪い |
Amazonレビューによると、どちらも使いやすくて高評価です。
Coospoの素晴らしい点は、設定心拍を超えたら警告してくれる「オーバーワークワーニング」機能があることです。設定した心拍になったら教えてくれるので、追い込みたい人、抑えたい人、どちらにもありがたい機能です。
気になる点としては保証期間が短いこと。万が一、1年で故障&買い替えとなると割高になってしまいます。

一方で、Polar Verity Senseは保証期間が最大3年と長いので安心感があります。
防水性能が高くトライスロンにも使用可能だったり、内部ソフトウェアのアップデートによってバグ解消や性能向上に対処する点も高評価です。
筆者が購入してからは4回のアップデートと1回の軽微なモデルチェンジがありました。モデルチェンジは、イギリスのEUからの離脱によってパッケージの安全表記が変わりました。

Polar Verity Senseがオススメな人/オススメしない人
Polar Verity Senseがオススメな人は次のとおりです。
オススメな人 | 理由 |
---|---|
途切れずにZwift中の心拍を計測したい人 | 簡単に使えて正確に記録できるから |
複数デバイスで心拍データを活用したい人 | BluetoothとANT+に対応 ZwiftやGarminサイコンと接続可能 |
トライアスロンする人 | スイミング用のアクセサリ付属 50m防水 |
筋トレ中の心拍データも記録したい人 | 内蔵メモリに心拍データを保存可能 |
常に最新の機能を利用したい人 | ファームウェアアップデートで最新の機能を利用可能 |
高品質な心拍計を長く使いたい人 | 長い保証期間で安心して使用できる |
逆に、PC操作が苦手な人にはオススメできません。PCでのアップデートが出来ないと、せっかくの最新機能が使えないままになってしまいます。
心拍データの活用例
ここからは、心拍データの活用例をご紹介します。
とはいえ、難しいことは全くありません。シンプルに記録した結果を表やグラフにするだけで十分です。
以下のグラフは、ワークアウト「ゴルビー」に20回取り組んだ際の平均心拍数です↓

Googleスプレッドシートにデータを入力してトレンドラインを引いてもらっただけ(Googleスプレッドシートの機能です)。
これだけで、ワークアウト中の平均心拍数が下降傾向であることを確認できてモチベーションアップに非常に役立ちました。詳細はこちらの記事に書いています↓
その後、ツアーレースでも同様に心拍を記録し、w/bpm(1心拍あたりのパワー)を計算して心肺機能の変化を確認したりしました↓
何かしらの変化を感じ取れれば練習にフィードバックできます。ぜひ、心拍データを活用してモチベーションを維持しましょう。
Polar Verity Senseを安値で買う方法
Polar Verity Senseをお得に買う方法は、ずばりAmazonセールです。特にブラックフライデーセールは過去最安値となる1万円切りの超特価で販売されていました。
ただし、これは2024年2月の値上げ前の話。値上げ後はさすがに1万円切りは見たことがありません。12,000円台というのが底値の目安となっています(chari100.com調べ)。
まとめ:Polar Verity Senseで心拍を記録しよう
Polar Verity Senseは確かに高価です。
しかしこの3年間故障もなく、途切れずに快適な装着感で計測し続けてくれています。私にとってはお値段以上の価値がある必須の心拍計です。
あなたもPolar Verity Senseを手に入れて、新しいZwift体験を始めてみませんか?
