ガーミンウォッチ:7年目のバッテリー劣化状況
ガーミン(Garmin)ウォッチって何年くらい使える?
バッテリーはどれくらい持つ?
そんな疑問をお持ちのあなたに、2018年に購入したGarminウォッチの2024年現在のバッテリー状況をお伝えします。
果たしてバッテリーはどれくらい持つのでしょうか?
早速、ご紹介します。
7年目のガーミンウォッチで検証
検証に使用するのは「Vivoactive3」という機種になります。
カタログ値では、GPSモードの最大連続使用は11時間となっています。
検証は2024年9月、クロスバイクで100km走ってバッテリーの減り具合を調べました。
検証の条件として、ガーミンウォッチは「電池長持ちモード」にしています。具体的には、次のように設定しました。
ガーミンウォッチの設定
- バックライト:10%(点灯時間:短い)
- ライフログ:オフ
- Bluetooth:オフ
- 通知:オフ
- スマートフォン:ステータスオフ
- 心拍計:オン
- オートストップ:停止時
- GPS:スマート計測(毎秒ではない)
結果は次のとおり。
経過時間 / 走行距離 | 電池残量 |
---|---|
1時間 / 17km | 81% |
1時間36分 / 30km | 73% |
2時間15分 / 42km | 66% |
2時間58分 / 52km | 59% |
4時間42分 / 104km | 22% |
折り返しとなる箱根湯本駅前でまだ59%残っていましたので、この時点で往復100kmは持ちそうだとホッとしました。
そして横浜市内の自宅まで104km走ったあとの残量は22%でした。
このペースであればもう15km、1時間程度は走れるでしょうか。
ということで、
7年目のVivoactive3、
電池は5時間40分、120kmまではもつ!
と結論付けたいと思います。
ちなみに上の画像の通り、同時計測したEdge130Plus(2021年9月購入:4年目)の電池残量は61%でした。
バッテリーを長持ちさせる設定
バッテリーを長持ちさせる設定はこちら↓。取扱説明書にも記載があります。
バッテリーを長持ちさせる設定
- バックライトレベルを低く、点灯時間を短く
- ライフログ、Bluetooth、心拍計をオフにする
- 通知を制限する、またはオフにする
順にご紹介します。
バックライトをオフにする
- 画面を長タッチする
- 「設定」>「システム」>「バックライト」と進む
- 「モード」:オフ(バックライトオフ)にする
- あるいは「点灯時間」を短く、「バックライトレベル」を低くする
ライフログをオフにする
- 画面を長タッチ
- 「設定」>「ライフログ」>「ステータス」と進む
- ON、OFFを切り替える
通知をオフにする
- 画面を長タッチする
- 「設定」>「システム」>「スマートフォン」>「通知」と進む
- アクティビティ実行中:オフにする
光学心拍計をオフにする
- 画面を長タッチする
- 「設定」>「システム」>「バックライト」と進む
- 「モード」:OFF(バックライトオフ)にする
- あるいは「点灯時間」を短く、「バックライトレベル」を低くする
使わない機能はオフにして節電しましょう。
ガーミンVivoactive3の取説PDF(該当ページのみ)はこちら↓
https://download.garmin.com/jp/download/manuals/vivoactive3_OM_JA.pdf
バッテリーは交換できる?
バッテリー交換はできるのか?
はい、公式HPの修理サービスで可能です。
ですが!!
めちゃ高くて17,722円(税込み、Vivoactive3の場合)もする!
ガーミン、どんな修理でも同一料金という設定なのです(機種によって異なります)。ガラス交換して基板交換してといったフル修理も、電池交換だけ!も同一価格。
明瞭会計でわかりやすいですけど・・・ちょっと手が出しにくい。
料金表↓
修理の依頼方法はこちら↓
2024年現在、Vivoactive3は修理サービス終了品となっています。
街の修理店で交換できる?
街にある時計修理店でお願いできるか問い合わせてみました。
店員さんの回答は、
充電式のスマートウォッチ類は対応できません
でした。
そして修理は「本体交換」という形になってしまうそうです。これなら新品買うのと変わりませんね。
自分で交換できる?
Amazonで検索すると出てくるんですよね・・・交換キットなるものが。
(画像:Amazon)
本体裏を見ると、センサー横に内部にアクセスするためであろう凹みがあります(金属プレート左の穴は気圧センサーです)。
大事なガーミンなので怖くて開けたことはありませんが、、、
はんだ付けとか電気配線に得意な方なら可能なのでしょうが、筆者は不安なのであきらめました。
ちなみに、交換キットはこちらのページにあります
> バッテリー交換キット | Amazon
ガーミンウォッチのトラブル記録
次に、これまで経験したトラブルについてご紹介します。
最初のトラブルは購入して半年が経過したころ発生。カロリーが計測できなくなって、常にゼロ表示なのです(解決済み)。
4年目、ガーミンウオッチが充電できなくなりました(解決済み)。
5年目、獲得標高が常にゼロ表示します。山を登っても下ってもゼロのまま。
この気圧計異常の原因として、ガーミンのサポートページにはセンサーの汚れが原因と書かれています↓
デバイスの気圧ポートを掃除する
時計の背面または側面にある小さなポートがふさがれると、時計が標高を適切に測定できなくなる可能性があります。センサーを掃除するには、時計の背面または側面にあるポートを見つけます。ポートを水で洗い流すか、時計を水に 5 分間浸して毎分かき混ぜ、汗の結晶や皮膚細胞などの破片を分解して除去することもできます。洗浄および/または浸した後は、時計を完全に乾燥させてください。
ガーミンサポートページより
中古のガーミンってどう?
ガーミンウォッチを7年使った経験からお答えすると中古品はおすすめしません。
その理由は、
- 電池が劣化している
- サポートが終了している
可能性があるからです。
ガーミンユーザーは熱心に運動して使い込んでいる方がほとんどだと思います。すなわち、充電頻度も高いと推察されます。
可能な限り新品か未使用品を購入し、節電設定にして充電回数をなるべく減らすのがベストだと思います。
筆者は特に節電モードを意識していませんでしたが、7年目でもまだまだ現役ですし見た目もキレイです。
初ガーミンでしたけど買ってよかったですよ。
まとめ
7年目のガーミンウォッチのバッテリー状況についてご紹介しました。
GPSモードの持続時間は5時間40分と、カタログ値の約半分でした。
筆者が日常的なトレーニングに使うには必要十分な残量です。今後も大事に使うとして、10年目あたりで買い替えでしょうか。
あくまで筆者が所有しているガーミンウォッチでの検証データになります。検証結果には個体差がありますので、参考程度にお願いします。
2025年現在は後継機種のVivoactive5が発売中です。GPSモードで連続21時間使用可能となっています。Zone2での有酸素トレーニングやハイキングなど、長時間のアクティビティを記録したい方におすすめです。
- Garminコーチあり
- 睡眠データなど自動計測
- VO2Max計測
- GPS,心拍計
- GPSモードで21時間使用可