クロスバイク用11速シフターのSL-RS700、ケーブルの動きが悪くなると変速がスムーズにできなくなり、サイクリングの楽しさが半減してしまいます。
もし、シフトフィーリングが悪くなってきたなら、ササっと交換しましょう。
この記事では、筆者がSL-RS700のシフトケーブルを自分で交換した時の具体的な手順(4ステップ)を、写真付きで詳しく解説します。
結論、SL-RS700のケーブル交換はプロに頼まずとも、必要な工具があれば1時間以内に完了できます。
さらに、錆びにくく滑らかな「オプティスリックケーブル」に交換すれば、交換の頻度を減らせますのでおすすめですよ。
🛠️準備するもの:作業に必要なパーツと工具一覧
SL-RS700のシフトケーブル交換に必要なものは以下の通りです。
1. 必須パーツ:シフトインナーケーブル
今回使用したのは、純正のシフトインナーケーブルです。

錆びにくいコーティングが施された「オプティスリックケーブル」にしました。長期間にわたってスムーズな変速フィールを維持できますし、交換頻度も減らせます。
2. 必須工具:ワイヤーカッターと六角レンチ

用意すべき工具はたったの2種類です。
- ワイヤーカッター: 古いワイヤーを切断し、新しいワイヤーを適切な長さにカットするために必須です。普通のニッパーだとワイヤーの端がほつれてしまうため、自転車専用のものを用意しましょう。
- 六角レンチ:
- 4mm: ディレイラー側でケーブルを固定しているボルトの脱着に使用します。
- 2mm: ディレイラーの「H/L(ハイ/ロー)」調整ボルトを回すために使います。(※機種により異なる場合があります)
🔧SL-RS700のシフトケーブル交換を写真付きで解説(4ステップ)
SL-RS700のケーブル交換は、以下の4つの簡単なステップで完了します。
まずは自転車を横倒しにするか、逆さまにして仰向けにし、シフターとディレイラーが作業しやすい状態にしましょう。
シフター本体のレバーの間にある小さなゴムキャップを外します。

次に、ディレイラー側(後輪側)から古いシフトケーブルの端をシフターの方向へ軽く押し込みます。すると、シフター側の穴からケーブルの頭(タイコ)が浮き上がってきますので、そのまま引き抜いて古いケーブルを全て取り外します。

新しいケーブルを張る前に、ディレイラー(変速機)にあるケーブルアジャスターを、目一杯、時計回り(右回し)に回し切っておきましょう。

これにより、ワイヤーを張った後の微調整(たるみを取る方向)のための余裕(調整幅)が確保できます。
新しいシフトケーブルを、ステップ2で開けたシフターの穴から慎重に差し込みます。

ケーブルがシフター内部の溝に正しく沿って進んでいることを確認しながら、ディレイラー側まで通します。
その後、ディレイラーにケーブルを固定し、ダウンチューブの下でワイヤーを一度強く引っ張って初期のたるみを取りましょう。
最後に、ディレイラーを調整して変速がスムーズに行えるように調整して完了です。
ディレイラーの調整方法については、Shimano公式サイトにある「基本作業書」に従って行うことを強く推奨します。専門的な作業も、マニュアル通りに進めれば安心です。

🌟まとめ:快適な変速フィールを取り戻そう
Shimano SL-RS700のシフトケーブル交換方法をご紹介しました。
- 必要なのはシフトケーブル本体とワイヤーカッター、六角レンチ(4mm, 2mm)。
- オプティスリックケーブルなら、錆びにくくスムーズな操作が長持ちします。
- ケーブル交換自体は4つのステップで簡単に行えます。
定期的なシフトケーブルの交換は、愛車の性能を維持するために非常に重要です。特にSL-RS700は構造がシンプルなので、DIY交換の難易度は低めです。
リアの変則調整はこちらの動画が分かりやすいです。

早速次のサイクリングの準備を始めましょう!楽しみですね!
