
大腸がん患者の血液検査結果の推移をご紹介します。
管理人は大腸から肝臓に転移してて、すでに全体を覆うような感じで広がっています。
ステージ4の中でも進行が進んだ状態です。
検査期間は、抗がん剤治療前から1回目の抗がん剤治療が終わり、2回目を始める直前の検査結果までです。
今後、随時更新していきますが、現段階ではデータがまだ少ないことご了承ください。
では、結果です↓
対象臓器 | 検査項目 | 4/1 | 4/24 | 5/13 |
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肝臓 | 総蛋白:6.5~ 8.2 液中に含まれるタンパク質の総量です。 栄養状態や肝臓・腎臓の機能などと関連があります。 | 6.0 L | 6.4 L | 6.6 |
アルブミン:3.8~ 5.3 | 3.8 | 3.9 | 4.1 | |
総ビリルビン:0.2~ 1.0 赤血球が分解される際にできる色素で、 肝臓で処理され胆汁として排泄されます。 肝臓の機能低下や胆道の閉塞があると高値になり、 黄疸の原因となります。 | 1.3 H | 0.8 | 0.5 | |
直接ビリルビン:0.0~ 0.4 | 0.3 | 0.2 | ||
AST (GOT):7~ 38 肝臓の細胞に含まれる酵素で、 肝細胞が壊れると血液中に流れ出し数値が上昇します。 肝炎や脂肪肝などで高値になります。 ASTは心臓や筋肉などにも存在するため、 ALTの方がより肝臓の状態を反映すると言われます。 | 42 H | 53 H | 29 | |
ALT (GPT):4~ 44 | 39 | 42 | 19 | |
LDH:120~ 245 体内で糖がエネルギーに変わる代謝経路に関わる酵素です。 高値の場合、肝臓の病気(肝炎、肝硬変、がんなど)、 心臓の病気(心筋梗塞など)、血液の病気(溶血性貧血など)、 腎臓の病気、肺の病気、悪性腫瘍、骨格筋の損傷など、 幅広い疾患の可能性が考えられます。 | 606 H | 700 H | 267 H | |
ALP:38~ 113 臓、骨、腎臓、小腸などに存在する酵素です。 肝臓や胆道の病気、骨の病気などで上昇することがあります。 | 126 H | 139 H | 128 H | |
γ-GTP:6~ 64 肝臓や胆道に多く存在する酵素です。 アルコールの影響や胆汁の流れが悪くなると 高値を示すことが多い項目です。 | 156 H | 171 H | 66 H | |
筋肉 | CPK:22~ 222 筋肉細胞がエネルギーを作り出す際に 重要な働きをする酵素です。 筋肉やこれらの臓器の細胞が障害を受けると、 CPKが血液中に流れ出して数値が上昇します。 | 152 | 120 | 221 |
脂質 | 総コレステロール:130~ 220 血液中のコレステロールの総量です。 | 268 H | 183 | |
膵臓 | アミラーゼ:~ 130 糖質(でんぷん)を分解する消化酵素の一つです。 主に膵臓と唾液腺から分泌されます。 | 61 | 73 | 102 |
血糖:65~ 109 | 101 | 86 | 98 | |
炎症 | CRP:0.0~ 0.3 体内に炎症や組織の破壊がある場合に 増加するタンパク質です。 感染症やリウマチなどの病気で高値になります。 | 0.6 H | 0.2 | 0.0 |
ミネラル | Na:135~ 148 ミネラル不足は足吊りの原因になるそうです。 | 139 | 139 | 143 |
K:3.5~ 5.0 | 4.4 | 3.8 | 4.0 | |
マグネシウム:1.7~ 2.6 | 2.3 |
表の中のピンク背景は基準値からはみ出たデータを表しています。
やはり肝臓の状態が悪いことを示しています。
まず総蛋白が低いので栄養失調状気味す。
アスリート基準(7.2以上)としては低すぎなので、これではいくら練習しても速くならないですね。
そして大問題なのはLDHです。
基準値の3倍近い・・・
大腸がんが肝臓に転移して広がってますので仕方ないですね。
ALPも下がりません。若い方であれば骨の成長を表す指標でもあるので高くても問題ないそうです(1000以上で目先1年で7cm伸びるなど)。管理人は50代ですから縮まないかが気になります。
ちなみに腫瘍マーカーの値は「762」と治療前の「2223」からかなり下がっていました。
ただ腫瘍マーカーの値が小さいからと言ってがん細胞が小さくなっているとか、そういうことはないそうです。
ガンが小さくなったかどうかは、あくまでCTの輪切り画像を目視で確認して診断するようです。

ご注意:検査結果の数値は、基準値と比較して医師が総合的に判断するものです。ご自身の検査結果については、必ず医師に説明を受けてくださいご判断ください。