Zwiftでツール・ド・フランスに参加する

自転車好きならツールやジロといったステージレースへの憧れはありますよね?
そんな憧れ、Zwiftで疑似体験できます。
現実世界のツールやジロと同じ日程で開催される「Chasing Tour」がZwiftで開催されますので、それに参加するのです。
登録者のみが参加・エントリーできるクローズドな大会ですが、誰でも参加できます。
この記事では参加方法やエントリーの方法などをご紹介します。憧れのステージレースに参加してみませんか?
Chasing Tourとは?

Chasing TourはZwift内にあるクローズドのレースクラブです。
リハビリ中のエリート選手やガチな愛好家が、全世界から2200人以上が参加しているビッグクラブです。
そんなコミュニティ内で、実際のプロツアー日程に合わせて3月から11月まで開催されるレースイベントが「Chasing Tour」なのです。
2024年に開催されたステージレースは表のとおり。
ツールが山岳ステージを走るならChasing TourもZwift内で似たような山岳を走り、個人TTなら同様に個人TTとなります。
ただ、プロと同じ距離と標高では厳しすぎますから、距離や標高は4分の1くらいに抑えられています。あくまでツールファンが、プロ気分を味わいながら楽しむステージレースなのです。
また、ツールなどのステージレースだけでなく、パリ~ルーベといったワンデーレースもプロ日程に合わせて開催されます。
さらに大注目の世界選手権のZwift版(個人TT&ロード)、そして2024年はオリンピックレース(同)、eSports大会に合わせたレースも開催されます。
参加方法は?
2025年はECRO(E-Cycling Race Organization)という組織名で開催されるようです。HPも変更になりました。
ECRO公式サイト:https://www.ecro.app/
参加するには公式HPでの選手登録が必要になります。以下は2024年版のサイトです。
英語ではありますけど、メールアドレスを登録してZwiftアカウントと連携させればOKだったと記憶しています。

その際、ZwiftIDというのが必要になります。
Zwift IDの調べ方:PC/MAC
- ドキュメント > Zwift > cp フォルダを開く
- フォルダ名:userXXXXXXXXの青線部分がZwift IDです
登録するとプロフィールページが作成され、参加するカテゴリが表示されます。
またレースが近づいたら、「レースパス」と呼ばれる選手専用のエントリーページにアクセス出来るようになります↓

画面右の開始時間をクリックすると、コンパニオンアプリ画面が開いてレースにエントリーできます。

各レースは時差に対応するために4回(/日)開催されます。
- UTC10時半:日本時間19時半
- UTC13時:日本時間22時
- UTC18時半:日本時間3時半
- UTC1時:日本時間10時
サマータイム中は1時間早まります。
レースは獲得ポイントで決まる
このChasing Tourは、合計タイムではなく順位による獲得ポイントで勝負します。
全レースに参加できなくても失格にはなりません。ご自身の都合に合わせて楽しめるのです。
ツアーによって与えられるポイントは異なります。ポイントが少ないレースは抑えるなど、作戦がとても重要です。

Chasing Tourの面白いところは?

Chasing Tourの面白いところは、毎日同じメンバーとレースをすること。
もう毎回、落車からのリハビリで参加しているエリート選手を中心にレースが動きます。リハビリ中なのに300w以上で走る!!
そして、それに必死に食らいつく若手やベテラン勢、アラフィフ世代・・・といったイメージです。
脚力別にA~Eの5カテゴリに分かれて競う(カテゴリは運営側から指定される)ので、毎回熱いレースになります。
仲間を募ってチームで参加し、逃げてライバルに追わせたり、連続アタックでつぶしに来たりといったロードレースの醍醐味が味わえます(つぶされた経験あり)。
筆者もチームを組んで、逃げたり逃したりしてプロチーム気分を楽しんでます(2024年後半は単騎で参加中)。
回数を重ねるごとにライバルの脚質も分かって、いかに勝つか?と毎回頭を使う。
ゴール前で逃げを追わされる展開(後ろに逃げの味方がつく)が一番絶望的なので、それだけは避けるようにしています。
筆者(カテゴリD)のレース成績はこちらの記事にまとめてあります↓
ステージレースで気をつけたいこと
レースに参加してこれは要注意!と感じたことをご紹介します。
一斉スタート
しかも、同じゲートからヨーイドン!です。
このスタートが本当に厄介。上位カテゴリのロケットスタートに引っ張られて、みんな1分くらいは全力(汗)。
ここで遅れると個人TTになるので必死です(汗)
同じカテゴリのライダーがどこにいるのか、よく画面を見ながら走る必要があります。
筆者はほぼ個人TTです(悲)
ペース配分
単発レースと違って翌日もその翌日もレースなので、体力は温存しないといけません。

燃え尽きてしまうと、その後は勝負できなくなります。
ステージ後半は参加者も減り、チャットの口数も減っていきます(苦笑)
個人的にはSSTペースがおすすめ。翌日にも残りません。
自分が走れる以上のペースでは走れない!とモットーに必要以上に悔しがらず腐らず、淡々とこなしていきましょう。
補給は必須
毎日レースをしていると脚がつりがちです。電解質やクエン酸の補給は必須。
梅干しや疲労回復のためのクエン酸を摂取しています。

また日々の食事で、小麦粉(パン類、お好み焼き、麺類)、サラダ油、砂糖(お菓子など)、乳製品(牛乳、アイス、ヨーグルト)、加工肉などを控えめにして体調管理しています。
食べ過ぎ、間食にも要注意です。
まとめ
Zwiftでツール・ド・フランスなどのステージレースに参加する方法をご紹介しました。
2025年の主催者ECROの公式サイトはこちら↓
筆者の2024年のレース結果はこちら↓