自転車好きなら一度は憧れる、「ツール・ド・フランス」や「ジロ・デ・イタリア」。動画で観戦するのも最高ですが、もし、あの熱狂の中で走れるとしたら?

いやいや、そんな激しいレースなんて無理
そう思うかもしれません。でも、Zwiftなら、それが叶うんです。
今回は、現実のプロツアーと同じ日程で開催されるイベント「Chasing Tour(2025年からはECRO)」についてご紹介します。これは単なるレースではありません。わたしたちファンが楽しむツールごっこなのです。
- Chasing Tour / ECROとはどんなイベントか
- 参加できるレースの種類と日程
- 50代でも無理なく完走するためのコツ
- 参加方法とエントリーの手順
参加者数
レース距離
1日の開催数
目標
憧れのグランツールに参加する

Chasing Tour(現ECRO)とは?
Zwift内には、世界中から2,200人以上が参加する巨大なレースコミュニティが存在します。彼らが主催するこのイベントの凄いところは、「現実世界のレースとシンクロしている」点です。
例えば、イタリアで「ジロ・デ・イタリア」が開催されている期間は、Zwift内で「ジロごっこ」が毎日開催されます。
プロごっこのレースは4分の1の距離
さすがにプロと同じ200kmを毎日、は無理。プロごっこは、距離や獲得標高は約4分の1程度に調整されています。
それでも、連日ステージを走れば疲労もたまります。

山岳ステージまでは脚をためておこう
なんて作戦を立てて走るのが最高に楽しいのです。
ステージレースに参加するメリット
わたしが実際に参加して感じた、このイベントの本当の魅力。それは「部活」のようなコミュニティ感です。
1. 毎日会うから「戦友」になる

ステージレースなので、毎日ほぼ同じメンバーが顔を揃えます。スタート前のチャットで、

昨日のヒルクライムは地獄だったな。

昨日は飲みすぎちゃった
なんて会話が飛び交います。リハビリ中のエリート選手が信じられないパワーで牽引し、それを必死に追う我々おじさん勢。国籍も年齢も超えて、「自転車が好き」というだけで繋がる感覚。孤独になりがちなトレーニングにおいて、これ以上のモチベーションはありません。
2. 「完走」だけで偉い
このツアーはタイムではなく、順位に応じた「ポイント制」で競われます。そして何より素晴らしいのは、「全レースに出なくてもいい」ということ。
仕事が忙しい日や、体調が優れない日は休んでOK。「皆勤賞」を目指すもよし、好きなステージだけ走るもよし。それぞれの都合に合わせて楽しめる柔軟さが、長く続けられる秘訣です。
▼ わたしの2024年の全レース記録はこちら
参加方法とエントリーのコツ
2025年からは「ECRO」へ
2024年までは「Chasing Tour」という名前でしたが、2025年からは運営団体が「ECRO(E-Cycling Race Organization)」に変更されました。
ecro.app ECRO(E-Cycling Race Organization)公式サイト参加手順はシンプルです。
- 公式サイトでメールアドレスを登録
- ご自身のZwiftアカウントと連携(Zwift IDが必要です)
登録が完了すると、自分専用の「レースパス」ページが発行され、そこからワンクリックで各レースにエントリーできるようになります。

▼開催時間もグローバル対応
時差に対応するため、1日に4回同じレースが開催されます。日本からだと、19:30 または 22:00 の回が参加しやすいでしょう。
完走するための戦略
さて、このイベントは結構ガチなレースイベントです。怪我なく、翌日に疲れを残さず楽しむための「戦略」をお伝えします。
スタートダッシュは「全力で参加」
Zwiftレースあるあるですが、スタート直後の1分間は350wで行きましょう。このロケットスタートに乗り遅れると、そこでレースが終わってしまいます。
その後、上りで自然とカテゴリ別にバラけるので、ここで自分のカテゴリに残るようにしましょう。
「SSTペース」で明日へ繋ぐ

毎日レースがありますので、一日ですべてを出し切ってはいけません。おすすめは「SST(スイートスポット)以下」くらいの強度。これなら翌日も走れます。あまり無理をしないことが、長く楽しむ鉄則です。
お酒より「クエン酸」と「梅干し」
連日走ると、どうしても脚が攣りやすくなります。レース期間中は、少しだけ食事に気をつけましょう。
- 必須アイテム: 塩分チャージ、粉末クエン酸、梅干し
- 食事: 小麦粉や脂っこいものを控えめに
「今日のビールは控えようかな」。そうやって体調管理をして調整していくのもステージレースの醍醐味です。
まとめ:さあ、フランスへ!
Zwiftのステージレースは、単なるレースではありません。日常の中に「冒険」と「挑戦」を取り戻す、貴重な体験です。
参加者数
無理なく走れる
参加しやすい
- プロのグランツールと同じ日程・コースでレースができる
- カテゴリDでも「完走」が目標になる——脚力問わず参加OK
- 連日同じメンバーと走るうち「戦友」が自然と生まれる
- 毎日出なくてもいい。仕事・体調に合わせて参加できる
- スタート全力・SSTペース維持・水分管理が完走の3つの鍵
速くなくても、完走できなくてもいい。世界中の自転車乗りと一緒にツールごっこを楽しむ。2025年のECROシーズンも、熱い戦いが予想されます。
もし、「まだZwiftを始めていない」「どんな機材が必要かわからない」という方は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
