「Zwiftでこれだけ汗を流したのに、Garmin Connect上では休息日・・・」
そんな経験をして、少し寂しい気持ちになったことはありませんか。
私は一人で気ままに走るのが好きですが、ログ(記録)に関しては少しこだわりがあります。誰に見せるわけではなくても、自分が積み上げた距離や強度は、ひとつの場所にまとめておきたいのです。
ZwiftとGarminを連携させれば、そんな悩みは解消します。ライド終了と同時にデータは自動で同期され、あなたのGarminはインドアでの努力も含めた「正しい身体の状態」を示してくれるようになります。
この記事では、数回のクリックで完了する連携手順と、連携し忘れていた「過去のデータ」を取り込む方法を、実際の画面と共に解説します。
なぜ、連携が必要なのか(数値の適正化)
手順の前に、少しだけ「連携のメリット」についてお話しさせてください。 単に走行ログが残るだけではありません。二重管理から解放されますし、Garminユーザーにとっては「トレーニングステータス」「リカバリータイム」などが使えるようになるというメリットがあります。
- トレーニングステータス: Zwiftライドのステータスを把握、管理できるようになる。
- リカバリータイム: 適切な休息時間を提案してくれる。
- 総走行距離や消費カロリー: Zwiftと実走の合算で計算されるようになる。
Zwiftと外でのライドを別々で管理するよりも、まとめて一か所で見れて検索できる方が断然楽です。ただGaminコネクトのユーザインタフェースが今一つ・・・という気になる点はあります。今回の記事では、その点は一旦横に置いといて、連携方法してデータ管理を一元化する方法をご紹介します。
それでは、具体的な設定方法を見ていきましょう。
手順:Zwift設定画面から数ステップで完了
作業はとてもシンプルです。Zwiftのウェブサイトから行います。
1. Zwiftの接続設定ページへ
まずは、ブラウザからZwiftの接続設定ページにアクセスします。

2. Garminとの連携を開始
ページをスクロールし、「GARMIN」のロゴを見つけたら、その横にある「接続」を選択します。

3. Garminアカウントでサインイン
Garmin Connectで使用しているメールアドレスとパスワードを入力し、サインインします。

その後、データの同期に関する同意画面が表示されます。「アクティビティデータ」や「アカウント情報」の共有を許可してください。


4. 接続状態の確認
設定画面に戻り、GARMINのアイコン部分が「接続」から「切断」という表示(現在は接続中という意味)に変わっていれば、設定は完了です。

これで、次回からのZwiftライドは自動的にGarmin Connectへ転送されます。ケーブルを繋いだり、ファイルを手動で動かしたりする手間から解放されます。
実際に走って確認してみましょう
連携ができたら、短い距離でも良いのでZwiftで走り、データの流れを確認します。
ライド終了後の保存画面で、連携済みアプリのアイコン(Garmin)が明るく表示されているはずです。

保存後、スマートフォンのGarmin ConnectアプリやPCサイトを開いてみてください。実走の記録と同じタイムラインに、Zwiftのアクティビティが並んでいるはずです。


これで、全ての努力が一箇所に集まりました。
過去のデータを手動で取り込む方法
「もっと早く連携しておけばよかった」 そう思われる方もいるかもしれません。連携前のデータは自動でアップロードされませんが、手動で取り込むことで解決できます。少し手間はかかりますが、大事なデータを取り込んで活用する価値は十分にあります。
PC(Windows/Mac)の場合
PC版Zwiftを使用している場合、データは「.fit」という形式で保存されています。
- ファイルの場所:
ドキュメント > Zwift > Activities - アップロード: Garmin Connect(PCサイト)の「データのインポート」ページを開き、該当する.fitファイルをドラッグ&ドロップします。


※古いデータなど、一部アップロードできない場合もありますが、私の経験では大部分を登録できました。
スマホ・タブレット(iPadなど)の場合
PCを使わずモバイル端末のみでZwiftしている場合の手順です。
- Zwiftのタイトル画面で「Zwift」のロゴ付近を3回タップします。
- ファイルブラウザが開くので、送りたいデータを選択します。
- メール等で自分のPCへ送信し、PC版Garmin Connectからアップロードします。



※現時点では、スマホアプリから直接Garmin Connectへファイルを飛ばすことは難しいため、一度PCを経由する方法が確実です。
まとめ:データは集めて管理を
ZwiftとGarminの連携は、一度設定してしまえば何も意識せずにアップロードしてくれます。
ZwiftとGarminを連携させる設定は数分で終わりますので、今すぐに済ませておきましょう。過去データのアップロードは多少手間がかかりますので、お時間のある週末などに行うのがおすすめです。
▼ さらにStravaと連携させるならこちらの記事へ
Garminウォッチがなくても、スマホのGPSで運動を記録できます。

