
メルカリで中古のクロモリフレームを購入して、クロスバイクを自作しました。
購入したのは丸石のシクロクロスフレームで価格は1万4千円でした。安い!と思って衝動買いしちゃいました。
その後、半年ほどかけてパーツを物色。
整備士でもないしメカにも詳しくない自分ですが、メンテナンス本とにらめっこしながらなんとか組み上げました。
試走したときはメチャ嬉しかった!

高級パーツなどは使っていませんが、わたしだけの唯一無二のクロスバイク。
難航した点や反省点などを振り返りつつ、ご紹介します。
難航したパーツ選び
とにかくパーツの名称も分からないど素人だったので、必要なパーツを集めるのは思った以上に大変でした。
半年以上かけて調べ、コツコツと買い集めました。
一番苦労したホイール選び
結論から言うと、思い通りのホイールが見つからずに手組みしました。
ネックとなったのは、130mmというリアエンド幅です。
乗り心地をよくするために、太いタイヤを履かせたかったい。
しかしこの丸石のエンド幅は130mmとロードバイク規格なのです。
例えばライトウェイの場合、
- 32-43C対応:エンド幅135mm
- 22-28C対応:同130mm
となっているのです。
Shimanoでも、エンド幅130のホイールは32Cまでしか対応していません(chari100.com調べ)。
スルーアクスルになるとエンド幅は142mmとなってRS170であれば38Cまで、RS171であれば42Cまで対応するのに・・・
WHホイール | R501 | RS100 | RS171 |
---|---|---|---|
エンド幅 | 130 | 130 | 142 |
対応タイヤ | 23-32C | 23-32C | 28-42C |
リア段数 | 8/9/10 | 10/11 | 10/11 |
35Cあたりの太いタイヤで組みたい場合、どうすればいいのか?
この難問がなかなか解決できなかったのです。
そしてたどり着いた結論が、ハブ、リム、スポークと個別に購入して手組みすることでした。
素人にそんなこと出来るのか?
ユーチューブで手組ホイールの動画を繰り返し見て予習し、安全第一で作業しました。
ホイール構成

最終的に、ホイールは次のような組み合わせになりました。
品目 | 品名 | 購入価格(円) |
---|---|---|
リム | ARAYA TX-733 | 5,961 |
リムテープ | Shimano 20-622 | 812 |
スポーク、ニップル | 星ステンレス | 5,918 |
フロントハブ | FB-TX500 | 1,230 |
リアハブ | FH-RS400 | 2,388 |
タイヤ | IRC METRO | 5,698 |
タイヤチューブ | シュワルベ | 1,964 |
合計金額 | 23,971円 |
ホイールハブは「シマノFH-RS400」にしました。ティアグラグレードで10~11速対応。
付属のスペーサーを使って8速で運用しました。持った瞬間「重っ!」でしたけど、いざ乗ると軽快に回ってくれます。
フロントはリーズナブルなFB-TX500にしました。
クランクはBB幅で苦労した

クランクは保管しておいたFC-RS200(165mm)にナローワイド38T(メルカリで購入)を取り付けました。
PCD110mm、5アーム用のものなら合うはずですが、ローギアに変速するとガリガリと異音がします。
どうやらBB幅が広すぎる模様。
そこで118mmから107mmのBBに交換。
すると今度はクランクがチェーンステイに当たってしまう・・・
よくよく見ると、このフレームは太いタイヤを収めるためにチェーンステイの横幅が広くなっているらしい。
そこで、110mmのBBを買ってアウター側にナローワイドを取り付けたら、異音もなくペダリングできるようになりました。
FC-R7000などのロード用クランクは、チェーンステイに干渉して取り付け不可でした。
ロード用ホイールしか使えないのに、ロード用クランクは使えないのです。
丸石のシクロクロスフレーム、難しいです。
かかった費用
かかった費用は、フレームとパーツ、ベルやスタンドなどの保安部品で約58000円でした。
全てのパーツを購入したのではなく、一部手持ちを流用しています。
【流用パーツ】ブレーキレバー/Vブレーキ本体、クランク、チェーン、スプロケット、サドル、ハンドル、ライト、ボトルホルダー、リフレクター。
その他費用:手組みホイールに必須の振れ取り台(ミノウラ)。上記に含めていません。
三浦半島を一周して試走
完成後、早速三浦半島に出かけてきました。

スタンド、リフレクター、ベル込みで11.4kg。
なかなかの軽量バイクに仕上がりました。
乗り心地もいいし、のんびりと走り回るのには最適なバイクとなりました。
最初に購入した同じくクロモリのBassoレスモよりも「柔らかい」フレームで乗り心地がいいです。
ガツンと来ない感じ。
フレーム自体もBassoレスモよりも物理的に細いです。
しなやかに感じるのはそのせいでしょうか。
(撮影時、既にいくつかのパーツを変えています)
まとめ
中古のクロモリフレームをメルカリで購入し、パーツを調べながらクロスバイクを組み上げました。
初めての経験で仕上げに不安もあったので、最終チェックはお店に持ち込んで安全点検をお願いしました。

ヘッドパーツがちょっと緩いですね
とのことでした。
安全チェック、お願いしてよかったです。
今回の経験で自信がついたので、今後もチョコチョコとイジって楽しみたいです。
その後、ハンドル幅を細くしたり、ホイールやタイヤを変えて楽しんでいます↓