Santicとパールイズミ、パッドの違いは?両方所有して徹底比較

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パールイズミとSanticのロゴ
そんなに違うのか?

サイクルパンツ(ビブショーツ)選びで、Santicの圧倒的コスパと、パールイズミの絶対的安心感の間で悩んでいませんか?

「Santicは安いけど、パッドが薄くてお尻が痛くなりそう…」 「パールイズミは高いけど、本当に価格差分の価値があるの?」

この記事では、Santicとパールイズミの両方を所有し、実際に100km以上のロングライドで使い比べた筆者が、その「パッド性能」の違いと、選ぶべき「距離の限界」を徹底的にレビューします。

目次

結論:Santicとパールイズミ、選ぶべきは?

まず結論からお伝えします。どちらが良いかは、あなたの「ライド距離」で決まります。

  • Santicがおすすめな人
    • ライド距離が80km以下の人
    • コスパを最重要視する人
    • 通勤や週末の短〜中距離ライドがメインの人
  • パールイズミがおすすめな人
    • 100km以上のロングライドに挑戦する人
    • お尻の痛みに絶対に悩みたくない人
    • パッドの快適性に一切妥協したくない人

筆者の実体験として、Santicで100kmを超えると明確にお尻が痛くなりましたが、パールイズミでは全く痛みませんでした(サドルのセッティングが出来ていること前提)。

実体験レビュー1:Santic(Lサイズ)の実力と限界

Santicのレーサーパンツ
Santicのレーサーパンツ

筆者はSanticのビブショーツ(Lサイズ)を愛用しています。

良い点:驚異的なコスパ 数千円という価格ながら、生地のフィット感も良く、パッドも(見た目以上に)しっかりしています。

筆者の実体験として、

80km程度のライドであれば、お尻の痛みを意識することなく快適

通勤や週末ライドなら、Santicは「最強の選択肢」と言えるでしょう。

限界点:100kmの壁 しかし、100kmを超えるロングライドでは、明確な限界が訪れます。 80kmを過ぎたあたりからお尻が痛み出します。パッドが大きくて硬めなこともあってゴワゴワした感じがします。

Santicとパールイズミのパッドを実測してみると、足の付け根部分のパッド幅はパールイズミ約11cm、Santicは13cmでその差2cm。

Santicとパールイズミのパッド
Santic(左)とパールイズミ(右)のパッド

Santicは海外勢のような大きな選手には良さそうですね。

標準的な身長170cmの筆者には、日本メーカーのパールイズミのほうがフィットします。股間周りがスッキリしていてスムーズなペダリングが可能でした。

実体験レビュー2:パールイズミの圧倒的安心感

パールイズミのレーサーパンツは、距離別にパッドが用意されています。

パールイズミのレーサーパンツ
パールイズミのレーサーパンツ

万能な3D-R、ロング用のメガなどです。

良い点:別次元の快適性 Santicとパールイズミ、履いた瞬間に違いがわかります。Santicの「フィット感」は素晴らしいですが、パールイズミはそれを超える「一体感」があります。伸縮性が高くて圧着感も少くて、とにかく軽い。「履いてるよね?」って下半身を確認したくなる感じ(汗)。腰上までしっかりとカバーされる深さも、Santicとは大きな違いです。

限界点:なし(100km超もいける) Santicではゴワゴワ感や痛みが出た100km超のライドでもパールイズミは快適です。価格はSanticの数倍しますが、100km、150kmと距離が伸びるほど「価格差以上の価値がある」と実感できます。

このことは素材の違いからも分かります。

素材Santicパールイズミ
ポリエステル80%
ナイロン85%
ポリウレタン
(スパンデックス)
20%15%
Santicとパールイズミの素材

ポリエステルとナイロンの違いは次の通りです。

Santicのポリエステル
  • 速乾性
  • 型崩れしにくい
  • 熱に強い
  • 紫外線に強い
パールイズミのナイロン
  • 軽量である
  • 伸縮性が高い

パールイズミは強度よりも伸縮性や軽量であることを重視しているのです。

Santicとパールイズミの生地
Santic(左)とパールイズミ(右)の生地

過酷な山岳&長距離を走り続けるヨーロッパのプロにはSanticの方がいいかもしれませんが、私のような市民ライダーには伸縮性が高い、快適な生地がありがたいです。

私は皮膚が弱いです。もしかすると、そのせいでSanticが短距離専用となってしまうのかもしれません。

まとめ:短距離はSantic、ロングはパールイズミで

パールイズミ コールドシェイドパンツのタグ
パールイズミのジャージは高品質

決してSanticのパッドが「悪い」わけではありませんが、肌が弱い私にはやわらかいパールイズミのパッドや生地の方が合います。

肌の状態やライドスタイルに合わせて、賢く使い分けるのが良さそうです。

筆者の場合は、

  • Santic:80kmまでのライドと割り切れば、最高の相棒。
  • パールイズミ :100kmの壁を越えたいなら、必須の投資。

ライドを最大限に楽しむために、レーサーパンツを正しく選びましょう。この記事が参考になれば幸いです。

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