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パールイズミとSantic:価格差に見合う違いはある?

2022年11月1日サイクルウエアSantic,パールイズミ

パールイズミコールドシェイドパンツのタグ
Santicユーザーがパールイズミを検証

パールイズミの高級レーサーパンツとSanticの格安レーサーパンツ、価格差に見合う違いはあるのか?

Santicを3年半愛用してきた筆者が履いて漕いで検証しました。

【結論】パールイズミは素晴らしい

結論からお伝えしますと、価格差に見合う違いは十分にありました。履き心地とペダリングのしやすさ、どちらもパールイズミの方が優れています。

比較項目Santicパールイズミ
創業した国中国 福建省(2005年)日本 長野県(1950年)
履き心地身が引き締まるようなフィット感
水着のような硬めの生地
身体と一体になったような履き心地。
伸縮性も高い
腰上までカバーされる
ペダリング幅広のパッドが少しゴワゴワする細身のパッドでペダリングしやすい
価格帯\3,000~\7,000~
Santicとパールイズミの比較

履き心地の違いについて

Santicもパールイズミも価格に見合った高品質なジャージです。ネットショップなどでは違いがわかりにくいですが、履いてみると大きな違いがあります。

Santicは、フィット感は十分です。伸縮性のある水着のような素材で、ビシッと心身ともに引き締まるような圧着感。「さあ漕ぐぞ!」という気持ちにさせてくれます。

パールイズミはSanticの「フィット感」を超える「一体感」です。伸縮性が高くて圧着感も少くて、とにかく軽い。「履いてるよね?」って下半身を確認したくなる感じ(汗)。腰上までしっかりとカバーされる深さも、Santicとは大きな違いです。

ペダリングのしやすさについて

Zwiftでそれぞれ1時間半ほど漕いでみました。

これもパールイズミの方がいい。理由はパッドの幅です。足の付け根部分のパッド幅が、パールイズミ約11cm、Santicは13cmと2cmも違うのです。

Santicとパールイズミのレーサーパンツ
Santic(左)に比べてパールイズミ(右)は細くて段差がない

余分なパッドがない分、パールイズミは股間周りがスッキリしていてスムーズなペダリングが可能。パッドに段差もないので肌への当たりが柔らかく、ゴワゴワしません。

素材の違いについて

レーサーパンツの生地も調べました。製品タグから以下の繊維素材が使われていることが分かりました。

素材Santicパールイズミ
ポリエステル80%
ナイロン85%
ポリウレタン
(スパンデックス)
20%15%
Santicとパールイズミの素材

主な素材であるポリエステル、ナイロンの違いは下表のとおりです。

比較項目ポリエステルナイロン
優れている特性速乾性
耐久性
耐熱性
価格が安い
高強度
伸縮性
吸水性
価格が高い
主な用途コート
シャツ、スカート
靴下
スポーツウエア
アウトドア
水着
ポリエステルとナイロンの違い

Santicはポリエステルメインで、耐久性と速乾性、価格を重視しています。

パールイズミは伸縮性の高いナイロンを多く使っていて、高価格にはなりますがペダリングしやすさを重視しています。

過酷な山岳&長距離を走り続けるヨーロッパのプロにはSanticの方がいいかもしれませんが、私のような市民ライダーには快適なほうがありがたいです。

まとめ

高価格のパールイズミ VS 低価格なSantic。見た目にはどちらも高級感があって、価格差分の違いが見えにくいですが履いて漕ぐと明らかに違います。

パールイズミのサイクルパンツは快適!価格差は履いてみると納得します。

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