2018年9月にBassoレスモを買いました。翌月にはヤビツ峠へ2回、箱根にも行っています。そして12月から、この一台でZwiftを始めました。そのころ悩んでいたのが手のひらです。
- 30分も乗っていると手のひらが痛くなる
- 圧迫感が強くて手がしびれてくる
- 痛みのせいで、とっさのブレーキ操作が遅れそうで怖い
Bassoレスモは、ハンドルの低いクロスバイクです。前傾が深くなるぶん、体重が手のひらに乗ります。しかもクロスバイクのハンドルは直径22.2mm。そこに丸いグリップを付けただけだと、細い棒を握っているのと変わりません。
結論から言うと、グリップを「エルゴン(ERGON)GS3」に交換したら、その悩みが解消しました。
- エルゴンGS3で手のひらの痛みが消えた——2019年2月の実走レビュー
- しびれはグリップだけでは消えなかった——4か月後にハンドルの高さも上げた
- Sサイズでも14.5cmある——購入前に必ず確認すべきサイズの落とし穴
- 白は9か月で手放しました——それでもエルゴ形状は7年替えていません
クロスバイクで手のひらが痛くなる理由|22.2mmのハンドルに丸グリップだと一点に集中する
ロードバイクのドロップハンドルは、握れる場所が何か所もあります。上ハン、ブラケット、下ハン。痛くなったら持ち替えればいい。ところがクロスバイクのフラットバーは、握れる場所が1か所しかありません。同じ角度で、同じ場所を、ずっと握り続けることになります。
そこに直径22.2mmという細さが重なります。丸いグリップでは、手のひらのごく狭い面積で体重を受けることになります。わたしがしびれに悩むようになったのは、2018年12月にこのBassoでZwiftを始めてからでした。
エルゴンGS3を選んだ理由|GPシリーズとGSシリーズの違い
せっかくお金を出して交換するなら「確実に効果がある有名ブランド」で失敗を防ぎたい。エルゴンには主に2つのシリーズがありますが、わたしはこの比較で「GSシリーズ」を選びました。
| シリーズ | 特徴 | おすすめな人 |
| GPシリーズ | 耐久性が高いドイツ製ラバーを使用 | 街乗り・快適性重視の人 |
| GSシリーズ | 滑り止め加工あり・軽量・競技向け | 汗っかきな人・ダイレクト感が欲しい人 |
わたしは超汗っかきですし、ゴム特有の経年劣化による「ベタベタ感」が苦手なので、サラッとした質感のGSシリーズ一択でした。
エルゴンGS3に替えて、手のひらの痛みは消えました

バーエンドバー(角の部分)は、写真のように「少し上向き」にセットするのがコツ。登り坂や長距離で握る位置を変えられるので、疲れが段違いに減ります。

翌週のライドで、手の痛みを意識する場面がありませんでした。
しびれは、グリップだけでは消えませんでした|4か月後にハンドルの高さも上げた
手のひらの痛みは、グリップを替えた時点で消えました。ただ、しびれのほうは残りました。
解消したのは2019年6月、ハンドルの高さを上げてからです。グリップ単体では足りませんでした。圧力を分散させるグリップと、前傾を浅くするポジション。この2つがそろって、ようやく快適に乗れるようになりました。
グリップを替えてもしびれが残るなら、原因はグリップではなくハンドルの高さかもしれません。
いちばん握っているのは、実はバーエンドバーです
ここまでウイング形状の話をしてきましたが、走っているあいだにいちばん握っているのはグリップ本体ではありません。バーエンドバーのほうです。
細いハンドルを握るよりも、バーエンドを握ったほうがわたしは走りやすいのです。この感覚は、グリップを替えたいまも変わっていません。エルゴンGS3の価値はバーエンドバーが最初から付いていることにもある、というのが7年たっての実感です。
【購入前に必読】Sサイズでも実測14.5cm|ハンドル幅を測ってから買ってください
ここが本記事で一番お伝えしたい注意点です。「Sサイズ」を購入しましたが、実際に取り付けてみると想像以上に長さがありました。

白は汚れが目立ちます|フレームに合わせて選び、9か月で黒へ
エルゴンGS3の取り付け手順(六角レンチのみでOK)
交換作業は難しくありません。アーレンキー(六角レンチ)があれば誰でもできます。
- レバー類を内側に移動する——Sサイズの場合、ハンドル端から14cm以上内側へスペースを作ります
- ハンドルを掃除する——古いグリップを外したら、パーツクリーナー等で綺麗に拭く
- エルゴンを奥までしっかり差し込む——グリグリと奥まで押し込む
- バーエンドの角度を決めて固定——実際に跨ってみて手首が自然な角度(少し上向き推奨)になる位置で5mmの六角レンチでしっかり締め込む
- レバー類を戻して完了——ブレーキレバー等の位置を調整し、エンドキャップをはめて完成
いまは使っていません|白いGS3を手放したのは9か月後です
買い替えた先は、ノグチの黒いグリップです。エルゴンと同じように手のひらが当たる面が広く、幅は狭いもの。つまり形は変えていません。変えたのは色と長さだけです。
その後ハンドルを短くしたときも、グリップはノグチのままでした。いまはRAIL ACTIVEにもノグチのハーフグリップ95mmを付けています。2019年2月にエルゴンを付けてから7年以上、手のひらが当たる面の広いグリップを手放したことは一度もありません。
7年替えていないのは製品ではなく、形状のほうでした。エルゴンでなければいけないわけではありません。ただ、丸いグリップに戻る気はありません。
なお、ハンドルを狭くすると、そもそも標準サイズのグリップが付けられなくなります。

まとめ|標準ハンドルのクロスバイクなら、エルゴンGS3は買いです
一点集中だった手のひらへの圧力が、交換後は全体に分散された。効いたのは製品名ではなく、この形でした。
- 手のひら全体で支えるから痛くない——一点集中圧力から解放される
- しびれはグリップだけでは消えなかった——ハンドルの高さとの合わせ技
- 購入前にハンドル幅を必ず確認——Sサイズで14.5cmある
- 白は汚れが目立つ。9か月で黒へ替えたが、エルゴ形状は7年変えていない
グリップだけでは足りなかったハンドルの高さについては、手順つきで別の記事にまとめています。
