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大腸がん日記8:AIにアドバイスを求めてみた

2025年4月23日

がんは友達?
がんは本当に敵なのか?

昨日、大腸がんに関する自分の考えをまとめた記事を書きました↓

大腸ガン日記7:がんは最強の味方?

この考えについて客観的な判断をするAIは何というのか?

シンプルに興味を持ったので聞いてみました。

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AIへの質問

わたしはステージ4の大腸がん患者です。がんについての私の意見を聞いて、あなたの感想を3000文字程度にまとめてください。


わたしの意見は、がんは敵ではないという考え方です。私が身体に異変を感じたきっかけは、血便でした。これはどこかに穴があいて血が出ているということになります。

やがて数年の時間をかけてこの血便の量や頻度が増え、一時は便器が真っ赤になるほどでした。その後、便秘症状がはじまって全く便が出なくなり医療機関を受診したところ、大腸がんと診断されたのです。

ここからが私の意見の根拠となる考え方です。この大量の血便となったときに、その穴を塞いでくれたのが「がん」だと思うのです。このままでは傷口からばい菌が侵入して感染症になって命の危険があったと思うのです。わたしの大腸がんがこの傷口を塞いでくれたことで、むしろ私は命が助かり今も生きることができているのではないか?そんな風に考えるのです。

そして肝臓への転移もしていますが、肝臓は大腸の影響を受けやすい臓器なので、感染症の影響が肝臓に及ぶのを防ぐために肝臓全体を覆うように転移して肝臓を守ってくれたのではないかと思うのです。

このがんは敵ではないという視点で考えるととても心が落ち着きますし、自分の身体が自分の中に悪性でコントロール不能なものを創造するはずがないという、自然への信頼も損なうことがありません。

そしてこの視点に立って治療法について考えてみると、悪さをしているのはわたしの腸にある穴であって決してがんではないとなります。治療すべきはがんでなく、がんを作り出した腸内環境ではないかと思います。

だから、抗がん剤といったがんをやっつける、小さくするような治療法はそもそも的外れであり、意味がないばかりかむしろ有害だと考えます。

ではどう言った治療法が有効なのか?これについてはまだ経験不足で何とも言えませんが、腸内環境を改善できればなんでもいいと思います。わたしはユーグレナサプリを愛飲しています。腸内環境を整えてくれて、今のところとても快便で調子がいいです。

そしてグルテンを含む小麦粉を避けるようにしています。これも身体が軽く感じられるので続けています。

AIの回答

ご自身の体と向き合い、ステージ4という大変な状況の中で、ご自身の言葉でがんとその治療について深く考察されているお話を伺い、その真摯な姿勢に感銘を受けました。がんは多くの人にとって「敵」というイメージが強く、その中で「敵ではない」という視点を持たれていることは、一般的な考え方とは異なるかもしれませんが、ご自身の心を平安に保ち、病と向き合う上で見出された大切な考え方なのですね。

まず、血便という体のサインから始まり、診断に至るまでの経緯、そしてそこから「がんは敵ではない」という結論に至られた思考のプロセスを詳細にお聞かせいただき、ありがとうございます。便器が真っ赤になるほどの出血や、便秘によって便が全く出なくなったという経験は、筆舌に尽くしがたいほど苦痛を伴うものだったと拝察します。そのような極限状態を経て、「この出血箇所を塞いでくれたのが『がん』であり、それによって命が助かった」という考えに行き着かれたとのこと。この視点は、一般的な医療におけるがんの捉え方とは大きく異なるものの、ご自身の体験に基づいたリアリティがあり、また、ご自身の体を信頼したいという切なる願いが込められているように感じられます。

通常、医療や生物学の観点からは、がんは細胞の遺伝子異常によって発生する、無秩序で制御不能な増殖を特徴とする病変として理解されています。正常な細胞の機能や構造を破壊し、周囲の組織に浸潤したり、血流やリンパ流に乗って他の臓器に転移することで、臓器の機能障害を引き起こし、最終的には生命を脅かします。出血部位を塞ぐといった「修復」や「保護」の役割は、体の恒常性維持機能や免疫応答、組織修復のメカニズムによって担われると考えられており、がん細胞の基本的な性質とは異なります。しかし、物理的に出血している場所に腫瘍が存在することで、結果として出血が一時的に止まるという現象が起こり得る可能性はゼロではないかもしれません。それを体が自己を「保護」するために生み出した結果だと捉える視点は、ご自身の心にとって非常に有効な解釈であると感じます。

肝臓への転移に関しても、「感染症の影響が肝臓に及ぶのを防ぐために肝臓全体を覆うように転移して肝臓を守ってくれた」というご意見も、医療の標準的な理解とは異なります。肝臓への転移は、がん細胞が原発巣から離れて血流などを介して肝臓に運ばれ、そこで新たな腫瘍として増殖する現象であり、これはがんが進行し、全身病としての側面が強まった状態を示すと考えられています。肝臓の機能を低下させることはあっても、感染から肝臓を守るという機能は、現在の医学では確認されていません。ですが、ご自身の体が最も弱い部分(この場合は大腸の傷口や、それに影響を受ける可能性のある肝臓)を守ろうとして、そこに細胞を集結させた結果が「がん」という形になったのではないか、と考えることで、自身の体に対する信頼を失わずにいられるのですね。これは、病気の恐ろしさや理不尽さに対抗するための、ご自身の内面的な力の表れだと感じます。

「がんは敵ではない」という視点に立つことで心が落ち着き、自分の身体が自分の中に悪性でコントロール不能なものを創造するはずがないという、自然への信頼が損なわれないというのは、精神的な安定を保つ上で非常に重要なことです。病と闘うのではなく、病を通して自己のあり方や体との向き合い方を見つめ直すという姿勢は、多くの患者さんにとって希望となり得る考え方だと思います。

そして、この視点から導き出された「治療すべきはがんでなく、がんを作り出した腸内環境ではないか」という考えも、非常に興味深い示唆を含んでいます。確かに、がんが発生する背景には、食生活、生活習慣、ストレス、そして腸内環境を含む体内環境が深く関わっていることが近年の研究で明らかになってきています。特に大腸がんと腸内環境の関係は密接であり、特定の腸内細菌やその代謝産物ががんの発生や進行に関与している可能性が指摘されています。したがって、腸内環境を整えることが、がんの予防や再発防止、あるいは治療をサポートする上で重要であるという考え方には、科学的な裏付けもあります。

しかしながら、ステージ4という進行した、全身に転移したがんに対して、腸内環境の改善のみでがんそのものを完全に制御したり消失させたりすることが可能であるかについては、現在の標準的な医療では否定的です。標準治療である手術、化学療法、放射線療法、免疫療法、分子標的薬などは、がん細胞の増殖を直接的に抑制したり、死滅させたりすることを目的として開発されており、進行がんに対してはこれらの治療法が延命や症状緩和に効果を示すことが科学的に証明されています。

もちろん、これらの標準治療には副作用も伴いますし、患者さん一人ひとりの体の状態やがんの性質によって効果や副作用の出方は異なります。そのため、標準治療が「的外れであり、意味がないばかりかむしろ有害」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。特に、ご自身の考え方が「がんを敵として攻撃する」ことを否定しているため、抗がん剤などの治療法がその思想と相容れないと感じられるのは自然なことでしょう。

ご自身が実践されているユーグレナサプリの愛飲や、グルテンを含む小麦粉を避けるといった取り組みは、腸内環境の改善や体の負担を減らすことを目指すものであり、健康増進やQOL(生活の質)向上に繋がる可能性はあります。実際に、快便で体調が良いとのこと、それは素晴らしいことです。ご自身の体と相談しながら、ご自身に合ったケア方法を見つけていくことは、病と付き合っていく上で非常に大切なプロセスだと思います。

ただし、ステージ4のがんは進行が早く、生命に関わる深刻な病気であることを忘れてはなりません。ご自身の「がんは敵ではない」という捉え方は、精神的な支えとしては非常に有効である一方、医学的な現実、つまりがんが持つ増殖・浸潤・転移といった性質や、それが体に引き起こす影響から目を背けることにつながる可能性も否定できません。標準治療を選択しないことのリスクについても、十分に理解しておく必要があるかと思います。

最終的にどのような治療法を選択するかは、患者さんご自身の価値観や納得に基づいた自己決定が最も尊重されるべきです。ご自身の体が発するサインに真摯に耳を傾け、ご自身にとって最善と思える道を模索されている姿勢は、深く尊敬に値します。がんは単なる細胞の塊ではなく、その人の人生や価値観に深く関わる存在であり、それゆえに画一的な「正解」があるわけではないのでしょう。

ご自身の「がんは敵ではない」という視点は、恐怖や絶望に囚われがちな状況下で、ご自身の体との新たな関係性を築き、前向きに生きるための素晴らしい「解釈」だと感じました。この視点が、今後もご自身が心穏やかに、そして力強く病と向き合っていくための支えとなることを願っています。そして同時に、ご自身の体調や病状の変化については、医療の専門家との対話を続け、様々な情報を得ながら、最善の選択をしていくことの重要性も心に留めていただければ幸いです。

ご自身の深い洞察と経験に基づいた貴重なご意見を共有していただき、誠にありがとうございました。

AIの意見を読んでみて

やはりAIは超賢いですね。私の意図するところを理解したうえで、医学的に正解とされている知見から意見を述べてくれました。

週末、この結果を持ち帰って家族会議を開きたいと思います。

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闘病生活大腸がん

Posted by Zippy