
クロスバイクのハンドルが低すぎて手のひらや首が痛い・・・
特に手がしびれてしまうと、ブレーキ&ハンドル操作の感覚が鈍くなって危険です。
最悪、危険回避の急ブレーキが出来ずに事故を起こして後悔の日々・・・なんていう未来は絶対に避けなければなりません。
そのためにも、適正なハンドル高さにして快適な姿勢で走りましょう。
この記事では、低い自転車ハンドルを高くする4つの方法をご紹介します。
クロスバイクの適切なハンドル高さは?
では、ハンドルの高さは何を基準に決めればいいのか?
これは体格差や上半身の柔軟性の問題もあって、一概に「これがベスト!」とは言えないのです。
一般的には、クロスバイクであればサドルと同じか少し高めに合わせます。
一般的なクロスバイクのハンドル高さ:サドル高 < ハンドル高

コーダーブルームのクロスバイク「RAIL ACTIVE(2021)」はスピードよりも快適性を重視したクロスバイクです。
サドルよりも高い位置にハンドルがあり、上半身を深く前傾させずに乗れるので快適。
体力に自信のない方、自転車に不慣れな方はこちらのタイプがおすすめ。
毎日の通勤通学でも負担になりにくいです。
快速クロスバイクのハンドル:サドル高 > ハンドル高

ハンドルの高さが、サドルとほぼ同じかむしろ低いクロスバイクのBasso「レスモ」。
ロードバイクに近い高さになります。
初めて乗ったときは体の下にハンドルがあるような感じでビックリしました。
上半身をかがめて空気抵抗を減らし、前傾姿勢でペダルに体重を乗せて走るためのハンドル高さです。
体幹の強さが必要になります。運動で鍛えている方はこちらのバイクでも乗りこなせるでしょう。
ハンドル高さを上げる4つの方法
自転車のハンドルは、高さが調整できるようになっています。
乗りやすい適切な高さに合わせて快適に走りましょう。
クロスバイクのハンドルを上げる方法は、次の4つです。
- コラムスペーサーを入れ替えて調整する(~2cmアップ)
- ステムの上下を逆にして取り付ける(~3cmアップ)
- ステムそのものを上向きのものに交換する(~4cmアップ)
- 専用品「チューブエクステンダー」を使う(~6cmアップ)
コラムスペーサーというのは、ステムの上下にあるリング状のもの(下の画像参照)。

ステムの高さを調整する役割があります。ステムの上にスペーサーがあるなら、それらをステムの下に取り付けることでステムが持ち上がってハンドルが高くなります。
ステムというのはハンドルに付いている下の画像のようなパーツです。

このステムを上下逆に取り付けたり、角度のあるステムに交換することでも高さ調整ができます(上の取り付け例画像)。
ちなみにスペーサーを入れ替えたり、ステムを外したりする手順は以下のとおりです。
- 赤丸のボルトを外す(反時計方向)
- トップキャップを外す
- 黄色のクランプボルトを緩める(同)
- ハンドルごとステムを引き抜く
- スペーサーを入れ替えて高さ調整する
- トップキャップを装着/固定する
- ハンドルの向きを合わせる
- クランプボルトを締めてステムを固定する

工具はクロスバイクであれば6角レンチセットがあれば通常はOKです。スペーサーの入れ替え、ステムの交換もできます。

手順が不安な方は解説本を片手に取り組んでください。筆者は「すべてがわかる! ロードバイクメンテナンス入門」を読み込んでから作業しています。
各手順毎に画像があるのでとてもわかりやすく、迷いなく作業ができます。
最後に「チューブエクステンダー」を使う方法をご紹介します。
スペーサーを入れ替えたりステム交換しても高さが足りない場合の最終手段です。

チューブエクステンダーを使うと、ハンドルを最大60mmほど高くできます。
クロスバイクに取り付ければママチャリレベルのハンドル高さに、ロードバイクに取り付ければクロスバイク並みのハンドル高さに出来ます。

ママチャリやビンテージ自転車の場合は上部にあるネジを回して緩め、引き上げることでハンドルの高さを調整できます。

以上、4つの方法をご紹介しました。
まとめ
クロスバイクのハンドルを高くする4つの方法をご紹介しました。どのくらい上げたいのかによって選択する方法が異なります。
- コラムスペーサー入れ替え(~2cmアップ)
- ステムの上下を逆にする(~3cmアップ)
- ステムそのものを交換する(~4cmアップ)
- チューブエクステンダーを使う(~6cmアップ)
ご自身の高さ希望を実現できる方法で、ハンドル高さを調整してください。
面倒くさがらずにケチらずに快適な高さにして、思わぬケガや事故を防ぎましょう。
ご参考:自転車チェーン店「あさひ」さんの工賃一覧↓
