ヤビツ峠の頂上は、拍子抜けするほど小さいです。登山道の入り口のような、こじんまりとしたスペース。絶景を眺める場所でもありません。
それでも、信号2つ・交通量ほぼゼロの11kmに、ロードバイクが集まり続けます。実際に走って気づいた、神奈川のヒルクライムコースを紹介します。
ヤビツ峠:景色を楽しみながら登れる
Japanエコトラック(アウトドアメーカー・モンベルが運営)にも掲載されている、神奈川を代表するヒルクライムコースです。
Japan Eco Track 神奈川60kmルート|ヤビツ峠(Japanエコトラック)ヤビツ峠は、県道70号線(秦野清川線)にある標高761mの峠です。名古木(ながぬき)交差点から頂上まで約11km、平均勾配5.9%のヒルクライムルートになります。
信号は2つほどで、交通量も少なめです。走っているのは豪脚のロードバイクが95%以上。クロスバイクやMTBもたまに見かけます。

頂上自体は絶景スポットではありませんが、途中の菜の花台から秦野市街を一望できます。ここで一息つくのが定番です。

2021年にレストハウスがオープンしました。カレーライスや豚汁、ソフトクリームなどの軽食のほか、自転車用品のレンタルもあります▼
営業時間は平日 9:00〜16:00、土日祝 8:30〜16:30。休業日は水曜・木曜(祝日の場合は翌日)と年末年始です。登り切ってから閉まっていたと気づくとつらいので、平日に行くなら曜日を確認してから出発してください。
omotan-hadano.jp ヤビツ峠レストハウス|OMOTAN 表丹沢/秦野の観光情報サイト| 距離 | 約11km |
|---|---|
| 標高 | 約760m |
| 平均勾配 | 約5.9% |
| 特徴 | 絶景、車が少ない、信号ほぼなし 初心者には厳しい |
土山峠(宮ヶ瀬湖):緩い傾斜で登りやすい
国道246号線から宮ヶ瀬湖までの登りルートです。Japanエコトラックでは、ヤビツ峠からの下りルートとしても紹介されています(ヤビツ峠MAP参照)。




前半は傾斜が緩やかで、丹沢の山々を眺めながら走れます。緩やかなアップダウンを繰り返しながら進むと、後半から本格的な山岳ルートになります。
傾斜がきつくなってきたら峠のバス停はもうすぐ。すぐ先に、エメラルドグリーンの宮ヶ瀬湖が広がります。
新東名やダム工事の大型車が多くて、脚力だけでなく神経も消耗しました(2021年あたり)
| 距離 | 約13km |
|---|---|
| 標高 | 約270m |
| 平均勾配 | 約2.1% |
| 特徴 | 後半のみ急坂、交通量(工事車両)多し |
湘南国際村:アクセスがいいヒルクライムコース
三浦半島にある湘南国際村。三浦半島横断ルートとしてJAPANエコトラックにも紹介されています。
134号を三崎方面に南下すると左手にあります。海側からのアプローチは、9%の勾配が続く約3kmのルートです。

トンネルを抜けてすぐ、9%の登りが始まります。激坂ではありませんが信号もほぼなく、強度を保って走れます。このトンネル出口から山頂を往復するのが、練習コースとして使いやすいです。

信号を右折して第二ラウンド。左手には、マチュピチュのような山の上の住宅街が見えてきます。

湘南国際村センターの先にある看板がゴールになります。
| 距離 | 約3km |
|---|---|
| 標高 | 約160m |
| 平均勾配 | 約5.3% |
| 特徴 | 走りやすい、アクセス良好 |
湘南平(高麗山公園)は激坂練習に最適

平塚・大磯にある湘南平。距離は約2kmですが、平均勾配9%の激坂です。
頂上からは相模湾と箱根、江の島方向を一望できます。


レストハウスの料理も食べてほしいところです。湘南はしらすが有名で、「しらすボウル」を注文しました。

お花見シーズンは駐車場待ちの車が列をなします。自転車ならその横をすり抜けられるのが唯一の優越感。
| 距離 | 約2km |
|---|---|
| 標高 | 約180m |
| 平均勾配 | 約9% |
| 特徴 | 絶景、激坂、アクセス良好 |
おまけ よく走るプチヒルクライムコース
練習でよく使っている激坂コースは鎌倉山。10%を軽く超える坂が続く、横浜南部の定番練習ルートです。
標高はたいしたことありませんが、周回コースにしてグルグル走ると強度が稼げます。
他にも、城廻配水場周辺、栄光坂〜やまゆり児童遊園、上郷、舞岡、能見台など、横浜南部はプチヒルクライムの宝庫です。

能見台は道幅が広くて走りやすいです。反対側に下ってまた登る、ピストン練習にちょうどいいコースです。
神奈川のヒルクライムコース まとめ
どのコースも、頂上に立つまでのしんどさが、その後の景色をちょうどよく引き立ててくれます。脚が動かなくなるまで登って、また来る。それがヒルクライムの楽しさです。
