当ブログをご訪問くださってありがとうございます。管理人のプロフィールとこのサイトについて、ご紹介します。
まずは私の「人となり」をご紹介します。いわゆる「キラキラしたインフルエンサー」ではありません。ごく普通の悩み多き中年サイクリストです。そして今、「大腸がん」という人生最大の激坂と闘っています。
ここは「速さ」や「順位」といった重荷を下ろし、ただ純粋に「自分の足で人生を漕ぎ進める喜び」を取り戻すための場所です。少し長くなりますが、私がなぜ自転車に乗り、何を目指しているのか。同年代の友人としてお話しさせてください。
管理人 Zippy について:完璧じゃないから、続く

「静寂」と「合理性」を愛する
- 永遠の人見知り
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パーティーより、静かな部屋が好きです。友人は信頼できる人が一人二人いれば十分。
- 辻井伸行、菊池亮太さんのピアノが癒やし
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天才ピアニストが奏でる音色に、毎晩涙しています。彼らの音楽のように、優しくありたいと願っています。
- 谷川萌々子選手推し
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ドイツのバイエルンで活躍している天才サッカー選手です。YouTubeで彼女のスーパープレイを見ては感動して涙しています。
- 合理的なスピリチュアル好き
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目に見えない力も信じますが、同時に行動経済学、アドラー心理学のような「合理的な判断」も好みます。直観と論理思考がぶつかり合う性格、この「つかみどころのなさ」が私なのです。
挫折だらけの人生でした
正直に言います。私は飽きっぽく、諦めの早い人間でした。
- 体育会系の部活は半年で骨折しリタイヤ。
- ピアノは8年続けたものの、人前での演奏が苦痛で挫折。
- ジム通いも続かず、30代は完全なメタボリーマン。
- 40代で始めたランニングは、膝を壊して終了。
「あぁ、自分は何をやっても続かない」 そう自分を責めた夜もありました。けれど、そんな私でも唯一続いているのが「書くこと、自転車、ギター」、そして「家族(結婚もうすぐ30周年)」です。

無理なことは続かない。でも、心から「心地よい」と感じるものは、人生の一部になる。 50代になってようやく、その真理に気づきました。
8万キロの軌跡と、がん闘病
現在、自転車での累計走行距離は8万キロを超えました。 地球2周分です。飽きっぽい私がここまでこれたことに、自分でも驚いています。
しかし、その矢先に判明した「がん」。 今は療養中で、以前のように風を切って走ることは難しい日もあります。

それでも、私は諦めていません。 なぜなら、自転車が、私にとって「ただの運動」ではなく「生きる希望」そのものだからです。
愛車遍歴:高級車はいらない。「身の丈」が一番楽しい
私はこれまで5台の自転車を乗り継いできましたが、いわゆる「高級ロードバイク」は一台もありません。すべて、街乗りの延長にある自転車たちです。
なぜか? 私たちには、住宅ローンもあれば、子供の教育費、そして老後の資金も必要だからです(笑)。 「限られた予算の中で、いかに工夫して最高に楽しむか」。これこそが、大人の知恵であり、遊び心だと私は思っています。
1. 初代:不用品のシティサイクル(ママチャリ)

引っ越しの手伝いで引き取った、ボロボロの自転車。 けれど、これに乗って三浦半島60km、宮ケ瀬ダム90kmを走った時の感動は忘れられません。この「おさがりの自転車」こそが、私に「どこへでも行ける自由」を思い出させてくれました。
2. 中古のMTB(マウンテンバイク)

「子供用に」と言い訳して買った中古車。よく壊れました。 坂道でチェーンが切れ、タイヤが裂ける。でもそのおかげで、パンク修理や整備を覚えました。トラブルさえも、今では愛おしい思い出です。
3. クロスバイク Basso レスモ

クロモリフレームのクロスバイクが欲しくなって購入。走行感がMTBと違いすぎて戸惑いました。箱根やヤビツ峠など走り回った思い出の一台です。現在はZwift専用車になっています。
4.丸石のクロモリバイク

メルカリで中古フレームを購入し、パーツを自力で取り付けて組み上げた思い出の一台。メチャお気に入りでヤビツや足柄などに走りに行きました。残念ながら事故により廃車となっていましました。
5. 現在の愛車:RAIL ACTIVE(改)

現在は、コストパフォーマンスに優れたクロスバイク「RAIL ACTIVE」に乗っています。 フロントシングル化など、自分の脚力に合わせてカスタムしています。
「高い自転車じゃないと恥ずかしい」なんて思う必要はありません。 大切なのは「何に乗るか」ではなく、「どんな景色を見るか」です。
Zwift:50代の「自転車社交場」
コンスタントに距離を稼げたのは、間違いなくZwiftのおかげです。雨でも猛暑でも寒波でも、Zwiftでコツコツと距離を積み重ねることが出来ました。
なぜ、インドアなのか?
外を走る爽快感は格別です。しかし、50代にはリスクもあります。 転倒による骨折、アクセルとブレーキを間違える車、危険運転や信号無視の車、そして急な体調不良。
Zwiftなら、安全なバーチャル空間内を走りますから、異変があったり疲れたら、その場ですぐに止められます。そして何より、世界中のサイクリストと「連帯感」を感じられるのです。
孤独を愛するけれど、独りぼっちは寂しい。そんな私たち世代にとって、Zwiftは最高の「自転車社交場」なのです。
私のZwift環境は、決して豪華ではありません。Apple TV、コスパ重視の非スマートトレーナーを使っています。それでも、Zwiftの世界を満喫することができます。
10年後も自分の足で歩くために。 コツコツ運動することが、一番安上がりで、確実な「医療費への先行投資」だと確信しています。
このブログが目指すもの:ガチじゃないあなたへ
想定読者は「かつての私」
はっきり申し上げます。 このブログは、競技志向のガチ勢や、1秒を削りたいシリアスレーサーの方には何の役にも立ちません。
私が語りかけたいのは、こんなあなたです。
- 「レースに出るつもりはないけれど、健康でいたい」
- 「苦しいトレーニングは大嫌い。でも、達成感は欲しい」
- 「若い頃のように速くは走れないけれど、長く走り続けたい」
私たちのゴールは「表彰台」ではありません
Zwiftのレースに出ても、私は常に後方(カテゴリーC)です。 バーチャルの富士ヒルクライムでは、トップ選手の倍近い時間がかかります。
でも、それでいいんです。 私たちのゴールは、誰かに勝つことではありません。 「昨日の自分より、今日の自分が少しだけご機嫌であること」。 そして、「死ぬまで自分の足でトイレに行ける体力を維持すること」。
それが、私が目指す「チャリで100万キロ」の真の意味です。
最後に:一緒に走りませんか?
がんになって、改めて思います。 「明日、自転車に乗れる保証はどこにもない」と。
だからこそ、今日ペダルを回せることに感謝が溢れます。 もしあなたが、年齢や体力を理由に自転車を躊躇しているなら、どうか一歩踏み出してみてください。
高いロードバイクを買う必要はありません。家にあるママチャリでも、中古のクロスバイクでもいい。 風を感じた瞬間、あなたはきっと、忘れていた「自分」を取り戻せるはずです。
不定期更新のブログですが、同じ空の下(あるいはZwiftの空の下)、共に走る仲間として、末長くお付き合いいただければ幸いです。
管理人 Zippy
