「クロスバイクを買ったけど、サドルが硬すぎてお尻が割れそう…」 「長距離を走りたいけど、翌日の腰痛が怖くて行けない」
そんな悩みを抱えていませんか? 特に完成車に最初から付いている純正サドルは、見た目のスポーティーさを優先してクッションが薄いものが多く、私たち中高年にとっては「拷問」のように感じることさえあります。
こちらの記事で「サドルを買わずに調整で直す方法」をご紹介しましたが、今回は別のアプローチです。 「調整とか面倒なことはいいから、手っ取り早く楽になりたい」 「3,000円で解決するなら、お金で解決したい」
そんな、合理的で忙しい同世代のあなたへ。 椎間板ヘルニア持ちで腰痛には人一倍うるさい私がたどり着いた、「お尻の痛みを物理的に解消する特効薬」をご紹介します。
結論:痛いなら「VELO Plush」に変えてしまおう
私が自信を持っておすすめするのは、VELO(ベロ)社の「Plush(プラッシュ)」シリーズです。 世界的なサドルメーカーであるVELO社の中でも、特に「快適性(コンフォート)」に全振りしたモデルです。

私が愛用しているのは、男性向けの「VL3147」というモデルです。 結論から言うと、これを買えば「お尻の痛み」という悩みは、過去のものになります。
純正サドルとの決定的な違い

なぜこのサドルが良いのか。それは、純正サドルとは目指しているゴールが違うからです。 純正サドルは「速く走ること」を目指していますが、Plushは「長く快適に座ること」を目指しています。
- 分厚いクッション: 指で押すとグニッと沈み込むほど肉厚なパッドが入っています。これが路面のガタガタを吸収するサスペンションになります。
- 中央の「穴(センターホール)」: 真ん中が空洞になっています。これにより、尿道や股間の血管への圧迫が物理的にゼロになります。中高年のデリケートな事情にも優しい設計です。
- 幅広設計: お尻を「点」ではなく「面」で支えてくれるため、圧力が分散されます。
▼上から見たところ

▼横から見たところ

見た目は少しボテッとしていて、スマートではないかもしれません。 しかし、背に腹は代えられません。**私たちに必要なのは「見た目の速さ」ではなく「明日の健康」です。**この形状こそが、優しさの証なのです。
【実走レビュー】ヘルニア持ちが感動した3つのポイント
実際にこのサドルに交換して、平坦な道から激坂(ヤビツ峠・箱根)まで走ってみた感想をレポートします。
1. 跨った瞬間に「ニヤける」ほどの安心感
交換して最初に座った瞬間、思わず「 ̄ー ̄)ニヤリ」としてしまいました。 それまでのサドルで感じていた「ゴツゴツ感」や「坐骨が直接フレームに当たるような衝撃」が一切ないのです。
ファーストクラスのようなシート…と書くと乗ったことがないので嘘になりますが、少なくとも「ビジネスクラスのシート」くらいの快適さはあります。
2. 「早く帰りたい」が「もっと走りたい」に変わった
テスト走行で三浦半島一周(約60km)に出かけました。 純正サドルの時は、後半になるとお尻の痛みとの戦いで「もう疲れた、最短ルートで帰ろう…」と心が折れていました。痛みが楽しみを上回ってしまうのです。
しかしPlushに変えてからは痛みが気にならないため、 「せっかくだから江の島まで足を延ばして帰ろうかな!」 と、走る距離が自然と伸びてしまったのです。機材一つで、休日の充実度がここまで変わるとは驚きでした。
3. 箱根のヒルクライムも「腰痛なし」で完走
自信がついたので、以前は腰痛で何度も足を付いていた「ヤビツ峠」と「箱根」にも再挑戦してきました。

結果は…一度も足をつかずに完走! もちろん脚は疲れましたが、以前のような「腰が砕けそう」「股間が痺れる」といった痛みはありませんでした。 ヘルニア持ちの私にとって、これは革命的な出来事です。サドルのクッションが、腰へのダメージを肩代わりしてくれたおかげです。
最大のメリット:「レーパン」がいらなくなる
VELO Plushを導入して一番良かったこと。 それは、「パッド入りのレーサーパンツ(レーパン)」を履かなくて済むようになったことです。

ガチガチのサドルだと、お尻を守るためにオムツのようなパッドが入ったピチピチのパンツが必須になりがちです。 でも、いい歳をした大人が、あれを履いてコンビニやカフェに入るのって、正直抵抗がありませんか? 私はありました。
VELO Plushはサドル自体に十分なクッションがあるため、普通のジーンズやハーフパンツ、チノパンで乗っても痛くなりません。 「私服でカジュアルに、街乗りやカフェ巡りを楽しみたい」 そう願う私たち世代にとって、これは最高の相棒になります。
3,000円で買える「快適」という投資
「調整なんて面倒くさい」「手っ取り早く解決したい」というのもまた、大人の偽らざる本音でしょう。
- 路面からの突き上げをマイルドにしたい
- 恥ずかしいレーパンを履かずに乗りたい
- 調整に悩む時間があったら、楽しく走りたい
そう思うなら、迷わずVELO Plushを買ってください。 価格は3,000円〜4,000円程度。飲み会1回分、あるいはランチ数回分です。 そのわずかな投資で、毎回のサイクリングから「苦痛」がなくなり、純粋に景色や風を楽しめるようになります。
我慢して乗り続ける時間はもったいないです。 さっさとサドルを交換して、快適な自転車ライフを手に入れましょう。
▼ 男性向けモデル(私が使っているのはコレ)
▼ 女性向けモデル(奥様やパートナーにはこちら)
※「やっぱりまだ買いたくない」「まずは調整でなんとかしたい」という方は、こちらの記事で「0円でできる調整術」を解説しています。あわせてご覧ください。

