自転車の譲渡に必要な4つのこと【神奈川県の場合】

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自転車の譲渡手続き
自転車を譲渡するには?

「引越しで自転車を手放したい」「メルカリで自転車が売れた」「友人に譲ることになった」

そんな時、一番不安なのが「防犯登録の手続き」や「譲渡のルール」ではないでしょうか? もし手続きを間違えると、譲った相手が泥棒扱いされてしまったり、トラブルの原因になったりすることも…。

結論から言うと、神奈川県で自転車を譲渡するために必要なことは以下の2点だけです。

  1. 書類の作成(防犯登録の処理含む)
  2. 自転車の整備(安全点検・清掃)

この記事では、実際に私が「サイクルベースあさひ」で手続きを行った実体験を交えながら、神奈川県での自転車譲渡ルールを分かりやすく解説します。


目次

1. 書類の作成(防犯登録の手続き)

自転車を譲渡する際、最も重要なのが「書類」です。 神奈川県の場合、以下のいずれか1つが必ず必要になります。

自転車防犯登録甲カード
(お客様用)

自転車防犯登録甲カードのサンプル
自転車防犯登録甲カードのサンプル

自転車防犯登録変更・抹消届
(お客様控え)

自転車防犯変更/抹消届のサンプル画像
防犯変更・抹消届のサンプル

譲渡証明書

譲渡証明書のサンプル画像
譲渡証明書のサンプル

特に注意が必要なのは、「相手が県内に住んでいるか、県外に住んでいるか」で手続きの流れが変わる点です。

【重要】県外への譲渡は「抹消」が必須!

防犯登録のイラスト画像
県外譲渡は防犯登録の抹消が必須!

ここが最大のポイントです。「県外で登録された防犯登録を、神奈川県内で解除することはできません」(逆もしかり)。

県をまたぐ譲渡(メルカリで遠方へ発送する場合など)は、必ず今の持ち主が防犯登録を「抹消(解除)」してから渡してください。

① 譲渡する側(あなた)の手続き

まず、以下のセットを持って、自転車を購入したお店(または最寄りの自転車店)へ行きます。

  • 自転車本体
  • 自転車防犯登録甲カード(購入時にもらったもの)
  • 身分証明書

お店で「防犯登録変更・抹消届」に記入し、登録を解除してもらいます。 手続きが終わると「防犯登録変更・抹消届(お客様控え)」が渡されます。これを自転車と一緒に次の持ち主に渡してください。

② 譲渡される側(相手)の手続き

受け取った「抹消届(控え)」と「自転車」「身分証明書」を持って、自分の住む地域の防犯登録所(自転車店や警察署)へ行き、新たに防犯登録を行います。

神奈川県内同士での譲渡ならカンタン

譲り渡す相手も神奈川県内に住んでいる場合は、もう少しシンプルです。 あなたが以下のセットを相手に渡すだけでOKです。

  1. 上記の3つの書類のうちいずれか1つ
  2. 自転車本体

これさえあれば、受け取った側が自分で「名義変更」や「新規登録」を行えます。

【無料ダウンロード】譲渡証明書

手元に防犯登録カードがない場合などは、こちらの「譲渡証明書」を印刷・記入して相手に渡せば法的に有効です。


2. 自転車の整備とプロへの依頼【体験談】

書類の準備と同じくらい大切なのが、自転車のコンディションです。 「知り合いに譲った直後にブレーキが壊れた」なんてことになれば、大事な人間関係にヒビが入ってしまうことも・・・。

プロに任せるのが一番安心(実際の費用公開)

私は今回、手続きのついでに大手自転車チェーンの「サイクルベースあさひ」に整備を依頼しました。 実際にかかった費用は以下の通りです。

【実録】今回かかった費用

  • 合計:3,000円 (内訳:防犯登録の解除手数料 + 全体点検・整備費用)

※2020年当時の価格です。店舗や自転車の状態によって料金は異なりますので、必ず事前に確認してください。

3,000円で「プロのお墨付き」と「安心」が買えると思えば、決して高くはありません。特にメルカリ等で売却する場合、「ショップで点検済み」と記載できるだけで高値で売れやすくなります。


3. 意外と見られてる!「見た目」のケア

MTBの画像
洗車して譲渡準備中の自転車

整備からの帰宅を兼ねて最後のお別れライド・・・。そして「洗車」を強くおすすめします。

大切に乗られていた自転車なのか、放置されていた自転車なのか。譲り受ける側は一目見ればすぐに分かります。 特にフリマアプリでの売却なら「悪い評価」を避けるために、友人への譲渡なら「快く使ってもらう」ために、見た目をできる限りキレイにしましょう。

拭くだけでOK!簡単なクリーニング

わざわざ水洗いしなくても、クリーニングシートでフレームを拭くだけで十分見違えます。

▼ おすすめの簡単ケア用品
数百円で買える「フクピカ」などは、拭くだけで汚れが落ち、ワックス効果でピカピカになります。これをしておくだけで、受け取った相手の感動が全く違います。


4. 相手に伝えるべき3つのこと

最後に、トラブル回避のために相手に伝えておくべきポイントを3つまとめました。 これらを事前に伝えておけば、譲渡後のクレームはほぼ防げます。

  1. 付属品の有無
    • 鍵は何本あるか?ライトやベルは付いているか?
  2. 傷や汚れの状態
    • 隠さずに「ここに傷がある」と伝えておくことが信頼に繋がります。
  3. 消耗品の状況
    • 「タイヤはそろそろ交換時期かも」「ブレーキパッドは交換したばかりです」など。

乗り出すにあたって「あといくら掛かりそうか?」は、貰う側が一番気にしているポイントです。正直に伝えましょう。


まとめ

神奈川県での自転車譲渡に必要なのは、「正しい書類」と「思いやりのある整備」です。

  • 県外への譲渡なら「抹消登録」を必ず先に済ませる。
  • 不安ならショップで「安全点検(約3,000円〜)」を受けるのが確実。
  • 最後にサッと拭き掃除をして、気持ちよく送り出す。

手続きは少し手間に感じるかもしれませんが、これをしっかり行うことで、次のオーナーさんが安心してペダルを漕ぎ出せます。 素敵な自転車ライフのバトンタッチができますように!

神奈川県の場合を例に記事を書きましたが、防犯登録の手続きは都道府県で異なります。譲渡にあたっては各都道府県のルールに従ってください。

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