2023年4月から自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務になりました。いざ購入しようとすると、SGマーク・JCF公認・JCF推奨など聞き慣れない規格がずらり。安い海外製品もあるけど、本当に安全なのか不安——そんな方のために、規格の違いと選び方をわかりやすく解説します。
- SGマーク・JCF推奨・JCF公認それぞれの違いと対象者
- 安い海外製ヘルメットの注意点
- 頭周りの正しい測り方とサイズ選びのコツ
- 海外規格(CE・CPSC)との違いと注意点
安いヘルメットは危険なのか?
Amazonなどで1,000〜2,000円で売られているヘルメットを見かけます。見た目は普通のヘルメットですが、日本の安全基準を満たしていない製品も多く混在しています。
知っておきたい日本のヘルメット規格
日本の安全規格は3種類あります。それぞれ対象者と特徴が異なります。
SGマーク:街乗り・通学向けの安心規格
SG(Safe Goods)マークは製品安全協会の安全規格で、耐衝撃性・アゴ紐強度・脱げにくさなどを実際の強度実験で確認した製品に付与されます。

SGマーク最大の特徴は製品欠陥による事故の賠償制度があること。万が一ヘルメットの欠陥でケガをした場合、入院費・通院費・休業損害などが補償されます。
帽子風・カジュアルなデザインが多く、街乗りや通勤通学に違和感なくなじみます。

SGマーク製品の代表例:OGK社の「シクレ」
JCF推奨:クロスバイク・スポーツライド向け
SGマークとJCF公認の中間的な存在です。競技には出ないけれどスポーティなヘルメットが欲しい方向けの規格です。



JCF推奨の代表例:OGK「キャンバススポーツ」
JCF公認:ロードレース・競技参加者向け
日本自転車競技連盟(JCF)の安全規格で、ロードバイクで自転車競技に参加する方は装着が必須です。最軽量・高通気性が特徴ですが、1万円以上と高価なため日常使いにはハードルが高めです。


3つの規格を比較する
| 規格 | 価格帯 | 対象者 | 賠償制度 | デザイン |
|---|---|---|---|---|
| SGマーク | 数千円〜 | 街乗り・通学・シニア | あり(3年間) | 帽子風・カジュアル |
| JCF推奨 | 数千円〜 | クロスバイク・スポーツライド | なし | スポーティ・実用的 |
| JCF公認 | 1万円〜 | ロードレース参加者 | なし | 競技用・高通気 |
サイズの選び方(頭周りの測り方)
規格が決まったら次はサイズです。大きすぎても小さすぎても安全性が下がるため、購入前に実測しておくと確実です。
- 布製メジャーを眉の上・耳の少し上を通る位置に巻く
- 水平になるよう一周させ、最も大きくなる周囲を測定する
- 測った数値を各メーカーのサイズ表と照らし合わせる
海外規格について
海外製品にはCE(欧州)・GS(ドイツ)・CPSC(米国)などの規格マークが付いています。CEマークは自転車用(EN1078)であるか確認が必要です(カヌー用などにも同じCEマークが付くため)。日本国内で使うなら、SGマーク・JCF推奨・JCF公認のいずれかを取得した製品が安心です。
まとめ
- 安全マークなしの安価品はリスクがある。
- 街乗り・通学・シニアはSGマーク(賠償制度3年付き)。
- クロスバイク・スポーツライドはJCF推奨が対象。
- 購入前に頭周りを実測してサイズを確認する。
安全規格を満たしたヘルメット購入に補助金を出している自治体もあります。お住まいの自治体HPで確認できます。
