Garminウォッチ史上最大となる「2インチディスプレイ」を採用した『Venu X1』がついに発売されました。
特徴はなんといっても、薄くて(8mm)、軽い(50g)こと。スマートウォッチにおける「視認性」と「装着感」の革命児となるか、注目のモデルです。
しかし、Garminユーザーなら誰もが気になるのが「画面がデカくなると、バッテリー持ちはどうなるの?」という点ではないでしょうか。
本記事では、既存モデルとのサイズ比較や、ライバル機種とのスペック比較を通じて、Venu X1が「買い」なのかを徹底検証します。
2インチ画面の衝撃!手首にサイコンが乗るレベル?
まず、Venu X1最大の特徴である「2インチ」というサイズ感をイメージしてみましょう。

薄さ8mmという驚異的なスリムボディですが、画面サイズは強烈です。
実は、私が愛用しているサイクルコンピューター「Garmin Edge 130 Plus」の画面サイズが1.8インチ。つまり、Venu X1はサイコンよりも画面が大きいのです。
実際に、1.8インチのEdge 130 Plusを手首に乗せてみた画像がこちらです。

正直、私の細い手首にはデカすぎます…。
1.8インチでこれですから、2インチのVenu X1は相当な存在感になるでしょう。
ちなみに、これまで私が使っていた「Vivoactive 3」は1.2インチ。これでも十分見やすいと思っていました。

手首が細い方や、時計の存在感をあまり出したくない方は、このサイズ感を許容できるかが最初のハードルになりそうです。
【悲報】バッテリー持ちは「16時間」。他機種と比較してみた
画面が大きくて明るいということは、それだけ電力を消費するということ。
公式HPの仕様を確認すると、気になる数値が記載されていました。
「あれ、最新機種にしては短くない…?」と感じた方も多いはず。
そこで、同時期の最新4機種とスペックを比較してみました。
Garmin最新モデル スペック比較表
| 機種名 | GPSモード 稼働時間 | ディスプレイ | 本体厚さ / 重さ | 特徴 |
| Venu X1 | 16時間 | 2.0インチ | 8mm / 40g | 史上最大画面 &最薄 |
| Forerunner 570 | 18時間 | 1.4インチ | 12.9mm / 50g | ランナー向け 標準モデル |
| Forerunner 970 | 26時間 | 1.4インチ | 12.9mm / 56g | 上位モデル スタミナ |
| Vivoactive 6 | 21時間 | 1.2インチ | 10.9mm / 36g | バランス |
| Instinct 3 Dual Power | 40時間+α | 0.9インチx2 | 14.9mm / 52g | アウトドア特化 最強電池 |
結論:薄さと画面サイズへの「等価交換」
表を見ると一目瞭然です。Venu X1のバッテリー持ちは、比較機種の中で最も短い結果となりました。
- Forerunner 970 (26時間) と比べると、約4割減。
- Instinct 3 (40時間以上) と比べると、半分以下。
やはり、「2インチの大画面」と「8mmの極薄ボディ」を実現するために、バッテリー容量はある程度犠牲になっているようです。
結局、Venu X1は誰におすすめ?

スペックを深掘りした結果、Venu X1を選ぶべき人、選んではいけない人がはっきりしました。
Venu X1 を買うべき人
- 老眼などで小さい文字が見えにくい人(2インチの恩恵は絶大です)
- 地図や通知を頻繁に確認する人(スマホを取り出す回数が減ります)
- スーツの袖口に引っかからない薄さを求める人
- 毎日の充電が苦にならない人(Apple Watch等と同じ感覚で使えるなら問題なし)
▼ 圧倒的な視認性とスタイリッシュさを手に入れるなら
他のモデルを検討すべき人
▼ ウルトラマラソンや長時間ライドで使いたい人(バッテリー16時間は不安)
▼ 充電回数をとにかく減らしたい人
▼ 手首が細く、時計に「着けられている感」を出したくない人
まとめ
Venu X1は、Garminのラインナップの中で「視認性とスタイル」に全振りしたモデルと言えます。
バッテリー持ちという明確な弱点はありますが、それを補って余りある「画面の見やすさ」と「軽快な装着感」は、日常使いのスマートウォッチとして最強のパートナーになる可能性があります。
ご自身のライフスタイルに合わせて、最適な一本を選んでみてください。
