Zwiftなどのインドアトレーニング中、「滝のような汗」と「サドルによるお尻の激痛」に心を折られていませんか?
室内には風がないため、外を走るよりも過酷な環境になりがちです。
今回は、そんなインドアローディーの救世主となるか?パールイズミの室内専用モデル「ベンチレーションパンツ」を徹底レビューします。
- 本当に涼しいのか?
- 極厚パッドでお尻の痛みは消えるのか?
- 【重要】サイズ選びで失敗しないための注意点
これらを、実際に購入して走り込んだ経験から包み隠さずお伝えします。
結論:Zwiftの「暑さ」と「痛み」に特化したコスパ最強パンツ
先に結論から言うと、このパンツは「室内での快適性(涼しさ・クッション性)を最優先したい人」には間違いなく買いです。
履いた瞬間に、思わず声が出ました。
「あっ、涼しい!」
少し動いただけでも太ももに空気が通る感覚があり、扇風機の風をダイレクトに感じられます。これまで愛用していた屋外兼用の「コールドシェイドパンツ」と比較しても、その涼しさは別格でした。
ただし、サイズ選びとフィット感には少し「クセ」があります。 詳しく解説していきます。
1. 「メッシュ素材」の実力と見た目問題
圧倒的な通気性の秘密
このパンツの最大の特徴は、全面に採用されたメッシュ素材です。
- メッシュ部: ポリエステル90%、ポリウレタン10%(速乾性重視)
- 中心部: ナイロン80%、ポリウレタン20%(耐摩耗性重視)

速乾性の高いポリエステルメッシュのおかげで、汗をかいても肌に張り付く不快感がありません。
家族に見られても大丈夫?
購入前に気になるのが「見た目が網タイツっぽくて恥ずかしくないか?」という点ではないでしょうか。

実際に履いてみたところ、確かに透け感はありますが、黒色なのでそこまで極端な「変態感」はありませんでした。
家の中であれば全く問題ありません。ただし、センター部分は普通の生地で隠されているとはいえ、これを履いてコンビニに行くのは絶対にNGです。あくまで「室内専用」と割り切りましょう。
2. お尻の痛みは消える?「極厚パッド MEGA II」の評価
Zwiftで最も深刻な悩みである「お尻の痛み」。
このパンツには、パールイズミが誇る極厚パッド「3D-MEGA II」が搭載されています。

メリット:ロングライドでも痛くない
「200kmのライドにも対応」と謳われるだけあり、クッション性は抜群です。
厚みがあるのに柔らかく、長時間座りっぱなしになるZwift特有の圧迫感をしっかり逃がしてくれます。
デメリット:ダイレクト感の喪失
正直に書きますが、パッドが分厚いため「サドルとの一体感(ダイレクト感)」は失われます。
- お尻の下に座布団があるような感覚
- ペダリング時に少し「ゴワゴワ」する
実走のようなシビアなペダリング感覚を求める方には不向きかもしれませんが、「とにかく痛みをなんとかしたい!」という方には、このフカフカ感は救いになります。
3. 【重要】サイズ選びの失敗談とアドバイス
ここが今回のレビューで最もお伝えしたいポイントです。
このパンツ、普通のレーパンよりも「かなり緩め」に作られています。
筆者のスペックと着用感
- 身長: 170cm
- 体重: 68kg
- 普段のサイズ: パールイズミのXLサイズ
普段通り「XL」を購入しましたが、伸縮性が非常に高いため、締め付けが弱く「あれ?大きい…」と感じました。
スルッと履けて楽なのですが、コンプレッション(着圧)による疲労軽減やフィット感を求めるなら、普段よりワンサイズ下(私の場合はLサイズ)を選ぶべきでした。
- ゆったり履きたい: いつものサイズ
- 適度なフィット感が欲しい: ワンサイズダウン
購入時はこの基準で選ぶと失敗が少ないはずです。
4. 迷ったらどっち?「コールドシェイド」との比較
「インドア専用を買うか、外でも使えるパンツを買うか」で迷っている方もいるでしょう。比較表を作りました。
| 特徴 | ベンチレーションパンツ (今回紹介) | コールドシェイドパンツ |
| 用途 | 室内専用 | 室内・屋外兼用 |
| 涼しさ | ★★★★★ (最高) | ★★★★☆ (涼しい) |
| パッド | 極厚 (痛み重視) | 標準~厚手 (バランス型) |
| フィット感 | 緩め・ソフト | ピッタリ・着圧あり |
| 価格 | 比較的安い | 少し高め |

結論:使い分けの提案
- 初心者で「最初の1着」を探している人:
屋外でも使える「コールドシェイドパンツ」がおすすめ。汎用性が高く、レースから練習まで1本でカバーできます。 - Zwiftの「痛み」と「暑さ」に限界を感じている人:
迷わず「ベンチレーションパンツ」を追加購入してください。快適性が段違いです。
まとめ:Zwift環境を快適化する「投資」として
パールイズミのベンチレーションパンツは、以下の悩みを持つ人にとって、価格以上の価値があるアイテムです。
- お尻の痛みに耐えられない(極厚パッドが欲しい)
- 股間の蒸れや暑さを解消したい(メッシュ最高)
- 高いビブショーツを室内で消耗させたくない(コスパ重視)
「サイズ感は少し大きめ」という点だけ注意すれば、インドアトレーニングの質を劇的に上げてくれる相棒になります。
快適なウェアで、Zwiftライフを楽しみましょう!
今回紹介したアイテム
▼暑さと痛みに特化した室内専用モデル
▼外でも走るなら万能モデル
