
「Zwiftをもっと楽しみたいけど、パワーメーターは高すぎて手が出ない…」 「4iiii(フォーアイ)が安いって聞くけど、安物買いの銭失いにならない?」
そんな悩みを抱えていませんか?
私も導入前は同じ不安がありましたが、結論から言います。 4iiiiの左クランク型パワーメーターは、Zwift用として「無難で使いやすく、コスパ最強」の選択肢です。
実際に丸4年間使い続けた私が、Zwiftでの使用感、気になる「電池持ち」の実測データ、そして設定方法まで包み隠さずレビューします。
結論:クランク長が決まっているなら「買い」です
4年間使い倒して感じた結論は以下の通りです。
- メリット: 取り付けが簡単で、Zwiftとの通信も安定している。
- 注意点: クランク長(165mmや170mmなど)を変更する場合は、丸ごと買い直しになる。
もしあなたが「自分に合うクランク長」を把握しているなら、これほどコスパの良い機材はありません。
【悲報】旧モデルの「電池持ち」を検証した結果
これから購入する方が一番気になるのは「電池持ち」ではないでしょうか? カタログスペックでは「連続100時間」などと書かれていますが、実際のところどうなのか。
新品の電池(国内メーカー品)を入れて、12時間連続で走って検証してみました。
その結果がこちらです。

12時間走行後のアプリ画面。まさかの残量47%…。
正直にお伝えします。旧モデルの場合、連続12時間で半分以下になりました。「100時間持つ」というのは、かなり条件が良い場合の話かもしれません。
筆者はAppleTV 4KでZwiftをしているため「Bluetooth接続」限定です。PCで「ANT+接続」をする場合はもう少し長持ちする可能性がありますが、、、。
今買うなら「Precision 3+」一択です
「えっ、そんなに電池持たないの?」と不安になった方、ご安心ください。 現在発売されている後継モデル「Precision 3+」は、バッテリー寿命が最大800時間へと劇的に進化しています。
旧モデルの最大の弱点が解消されているため、今から買うなら間違いなく新型(Precision 3+)をおすすめします。
誰でもできる!取り付け&Zwift接続手順
4iiiiの魅力は、その手軽さです。難しい配線や専門工具はほぼ不要。「左クランクを交換するだけ」で完了します。

取り付けはたったの4ステップ
- 左ペダルを外す
- 左クランクを外す
- 4iiiiクランクを取り付ける
- ※2つの6角ネジの締め付けトルクは12~14Nです。トルクレンチ推奨。
- 左ペダルを取り付ける
これだけです。機械いじりが苦手な方でも、10分〜20分あれば終わります。
Zwiftとのペアリング方法
取り付けが完了したら、専用アプリで「キャリブレーション(校正)」を行います(手順は後述)。 その後、Zwiftを起動して接続しましょう。

クランクを数回回して起動させると、Zwiftのペアリング画面に「4iiii」が表示されます。 あとは選択するだけで、パワーとケイデンスがリアルタイムで表示されます。
⚠️ 接続できない時の対処法
もしZwiftがパワーメーターを検出しない場合は、以下の2点を確認してください。
- スマホの4iiii専用アプリを完全に終了させる
- アプリとBluetooth接続したままだと、Zwift側で認識されないことがあります(排他仕様)。
- クランクを回して再起動する
- 一定時間止まっているとスリープモードに入ります。
1分で完了!キャリブレーション(校正)のやり方
正確なパワーを計測するために、走行前にはキャリブレーションを行いましょう。
- 無料の4iiiiアプリをスマホにダウンロードします。
- アプリを起動し、クランクを回してペアリングします。
- 左クランクが真下(6時の位置)を向くようにセットします。
- 画面の「Zero Offset」(またはCalibrate)をタップします。

「Successful」と表示されれば完了です。所要時間は1分もかかりません。 これを行うだけで、精度の高いパワートレーニングが可能になります。
※アプリのアップデートにより画面デザインが変更されていますが(紫基調)、基本的な操作手順は同じです。



まとめ:4iiiiはZwiftライダーの強い味方
4iiii左クランク型パワーメーターを使用した感想をまとめます。
- Zwiftとの相性は抜群:Apple TVでもPCでもスマホでも、Bluetooth/ANT+で簡単に繋がる。
- 導入が簡単:左クランクを交換するだけ。
- 注意点:クランク長を変えるときは買い直しになる。
- 選び方:電池持ちが圧倒的に改善された「Precision 3+」を選ぶのが正解。
「パワーメーター、高いなぁ…」と迷っている時間はもったいないです。 4iiiiなら、他社製品の半額近い価格で導入でき、Zwiftの世界がガラッと変わります。自分の脚力が数値化される楽しさを、ぜひ味わってください。
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※Amazonなどで並行輸入品なども販売されていますが、公式サイト(英語)から購入すると少し安くなる場合があります。ただし関税やサポートの手間を考えると、国内ECサイトでの購入が手軽で安心です。
