4iiiiパワーメーターの取付け条件と使い方

2022年8月17日パワーメーター4iiii,クランク

4iiiiパワーメーターが取り付けできるかどうかの判断基準をご紹介します。同じ作業を行うことで、電池ボックスの出っ張りを回避できるのか判断できるようになります。

キャリブレーション方法、Zwiftとの連動方法も合わせてご紹介します。

取り付け可能なバイクの条件

4iiiiパワーメーターの電池ボックスの厚さは、実測でおよそ8.4mmです。この電池ボックスがフレームに干渉しなければ取り付け可能と言えます。

4iiiiパワーメーターの電池ボックスの厚さを説明するための画像
バッテリーボックスの厚さは8.4mm

目安となるのが次の画像です。

4iiiiパワーメーターの電池ボックスの出っ張りとチェーンステーの位置関係を示すための画像
電池ボックスの出っ張りの目安はBB

左クランクを後ろに回して、BBとクランクのすき間に定規を挟み込みました。電池ボックスの出っ張りは、BB側面とほぼ同じ位置であることが分かります。

クランク中心軸からこの電池ボックスまでは実測でおよそ6.2cmです。

BBから電池ボックスまでの距離を計測した画像
BBから電池ボックスまではおよそ6.2cm

さらに電池ボックスを考慮に入れると、4iiii左パワーメーターの取り付け可能条件は「BB側面に定規を当てて、BB軸からチェーンステーまで9cm以上ある」です。

FC-R7000(165mm)の場合で計測しています。他のクランク長やグレード(ULTEGRAやDURA-ACEなど)では若干異なる可能性があります

4iiiiパワーメーターの取り付け方

この4iiii左クランクパワーメーターの取り付けは、左クランクを置き換えるだけです。具体的には、

  1. クランクキャップを外す
  2. ロックリングを抜く
  3. 6角レンチでボルトを緩める
  4. クランクを引き抜く

という手順でクランクを外し、手順をさかのぼって装着していきます。

キャリブレーションの方法

電池を入れた後に、4iiiiアプリを使ってキャリブレーションを行います。

まず、アプリを立ち上げたらクランクを数回転させてパワーメーターを起動させます。すると4iiiiアプリがパワーメーターを認識してくれます。

4iiiiパワーメーターのキャリブレーション画面を説明する画像
4iiiiパワーメーターのキャリブレーション

「Zero Offset」をクリックして、左クランクが真下を向くようにセットしたらクランクマークをタッチ。キャリブレーション中はクランクマークが回転します。

終了したら「Successful」と表示されるので、アプリを閉じてZwiftやGarminとリンクさせればOKです。

Zwiftとの連携方法

Zwiftのデバイス接続画面で、クランクを数回転させてパワーメーターを起動すれば認識してくれます。

従来はアプリ画面で接続を切らないとZwiftで認識しませんでしたが、2023年2月現在はそのままで認識してくれます。

まとめ

4iiiiパワーメーターが取付できるバイクの条件をお伝えしました。BB側面に定規を当てて、BB軸からチェーンステーまで9cm以上あれば取り付け可能です。

電池交換式なので、バッテリーの劣化を気にすることなく使い続けることができます。

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