抗がん剤治療が終わったのは15時。その3時間後の18時、私はZwiftの「2upTT」のスタートラインに立っていました。相棒は体重100kg超のポルトガル人チームメイト。「ゆっくり楽しもうぜ」と約束したはずなのに、スタートした瞬間スイッチが入ってしまうのがロードバイクあるある。今回は、そんな地獄のような2upTT初挑戦と、ZRacingでの戦い、そして週271kmを走った1週間の記録です。
- 抗がん剤治療の3時間後に2upTT初挑戦した記録
- 前半飛ばしすぎて開始20分で脚が終わった2つの理由
- ZRacingで15人中7位に入った週のデータ
- 週間走行距離271km・来週の目標
抗がん剤の3時間後に2upTTへ
2upTTというのは、2人1組で行うTTT(チームタイムトライアル)のこと。誘ってくれたのはHERCチームのポルトガル人メイト。「2人なら都合も合わせやすいし、気の合う仲間同士なら楽しく走れそう」——そんな軽い気持ちで引き受けたのですが、これが想像以上にキツい挑戦になりました。

当日は15時まで抗がん剤治療。その3時間後、18時からのレースに参加するというハードなスケジュールでした。お互いの予定が合うのがそこしかなかったのです。
前半飛ばしすぎた、2つの理由
彼は私のがんのことを知っていて、レース前には「ゆっくり楽しもうぜ!」と意識合わせをしていました。それでもいざスタートしてしまうと、その約束はなかったかのようにスイッチが入ってしまいました。ロードバイクあるあるですよね。
後から振り返ると、前半で脚を使い切ってしまった原因は大きく2つありました。
- 理由その1:そもそも体力が違う — パートナーは体重100kg以上の大柄な男性で、平地と下りが恐ろしく速いパワフルライダー。私のようなウルトラ貧脚とは、そもそもの土俵が違いました。
- 理由その2:抗がん剤終わってすぐのレース — 治療から3時間しか経っておらず、体調は万全とは言えない状態でのスタートでした。
前半の平地で、もう脚が終わってしまった…これは長くもたないかも。
励まされ続けてゴールした後半
後半の登りに備えて体力を温存したかったのに、その願いはあっさり崩れました。そこからは、ひたすらパートナーに励まされ続けながらの走行です。
「あと5kmだ!」
「脚を止めるな!」
「ペースを維持しろ!」
「もう少しだ!」
という具合に、マシンガンのように次々と励ましの言葉が届きました。チームメイトには感謝しかありません。おかげで瀕死の状態になりながらも、なんとかゴールまでたどり着きました。

正直、めちゃくちゃキツかったです。でも同時に「もっと速くなりたい」と強く思わせてくれたレースでもありました。
ZRacingでは7位だった
HERCサマーキャンプの一環として、チーム指定のZRacingのレースにも参加しました。

この日は抗がん剤治療の前日。副作用も薄れてきて比較的体調の良い日でした。「先頭集団で走りたい」という願望は叶わず、スタートから第二集団での争いに。ラスト10kmあたりで脚が完全に終わって千切れ、そこからはズルズルと順位を落とし、最終的には15人中7位でした。
もうやめようかと思うくらい脚が動かなくなりましたが、あきらめずに完走できたのは収穫でした。この先どうなるかは分からないけれど、動けるうちは動く、走れるうちは走る——そう思っています。
今週の練習データと来週の目標
残りの日はBernieペーサーやチームのゆるポタイベントに参加しながら回復に努めました。

| 項目 | 記録 |
|---|---|
| 週間走行距離 | 271km |
| 週間走行時間 | 約11時間 |
| ZRacing順位 | 7位 / 15人中 |
| 来週の目標 | 2回目の2upTTで汚名返上 |
来週は2回目のTTTに参加予定です。ひそかに前回の汚名返上を狙っています。どうなりますやら。
HERCチームは、私のようなスーパーウルトラ貧脚でも居場所があるのがいい。今後も積極的に関わって、存分に楽しみたいと思います。
治療直後の体で2upTTに挑んだ結果は、開始20分で脚が終わるという惨敗でした。それでも「もっと速くなりたい」と思わせてくれたレースでもあります。ZRacingでは15人中7位、週間距離は271km。体調に波があるなかでも走り続けることが、今の私にできる最善です。動けるうちは動く、走れるうちは走る——来週の2upTTでリベンジします。
