Polar Verity SenseがZwiftで途切れる2パターン
Polar Verity Senseは非常に安定していてZwiftでも途切れ知らずでしたが、2年間使用していて何回か通信が途切れたことがあります。
この記事では、その時の状況と対策をご紹介します。しっかりと対策をして快適にZwiftしましょう。
Polar Verity Senseが途切れるパターン
これまでに途切れたのは3回で、2パターンありました。
- システムが不安定な時、
- バンドの装着位置が悪い時
詳しくご紹介します。
システムが不安定なとき
グループライド中にシステムが不安定になり、断続的に途切れたことがありました。
画像のように心拍計だけでなく、パワーメーターも同時に途切れるパターンです。周りのライダーも消えたりしています。
ライドレポートでも断続的な途切れを確認できます。
このエラー発生時、海外の友人も
- 買い替えたばかりのPCでも落ちた、
- 周りのライダーがすべて「N.Valid」という名前で同じキットのアバターになった
と言っていたので、Zwiftとの通信状態が全体的に混雑していた(輻輳していた)と言えます。
同様のエラーは2回ありました。いずれもコマ送り状態になってから、パワーメーターと心拍データが同時に途切れました。
日時 | 場所 | ライド種類 |
---|---|---|
2023.8 | スコットランド | グループライド |
2024.1 | ワトピア | グループライド |
ただ、Zwiftサーバーのステータスページには特に障害記録は残っていません。
センサーの位置が悪いとき
パワーメーターが正常表示なのに、心拍だけ瞬間的な途切れが発生する場合があります。このケースでは、心拍計のバンド位置がよくないことが原因です。
これまで2回このパターンに遭遇しましたが、いずれもセンサーの位置が上腕二頭筋の真下にありました。
力の入れ具合によって凹んだり形が変わりやすい場所です。バンドをずらしてセンサーの位置をより下の方に変えると安定します。
ネットワーク環境を改善する
ここからは、ネットワークを少しでも安定させるための施策をご紹介します。
まずは回線速度を上げる
Zwiftが推奨している回線速度は以下の通り↓
- 回線速度:3Mbps以上
- ping:50ms未満
気を付けたいのは、アメリカにあるZwiftサーバーとの回線速度であることです。国内速度は良好でも、アメリカ西海岸との通信速度が足りていないこともあります。
筆者はマンション1Gpsタイプ。国内サーバーとは問題ない速度(実測581Mbps、Ping2.7ms)で通信できますが、西海岸とは133MbsでPingが112msでZwift推奨に届きません。
アメリカの方とミートアップするとチャットの応答が遅いなと感じます。ちなみに、pingが遅いと操作の遅延や画面のカクつき、コマ送りの原因になります。
海外との通信速度を上げるには、VPNやパブリックDNSなどの方法が一般的ですが、物理的に距離が離れている場合は効果が出にくいです。国内での速度をできるだけ速くするのが現実的です。
ルーターをアップデート
ルーターのファームウェアをアップデートすることで、通信環境が改善されることがあります。お手持ちのルーターのメーカーにアクセスし、サポートページからアップデートを行ってください。
筆者のルーターも、アップデート後はWifiが途切れにくくなるなど改善されました。
まとめ
Polar Verity Senseは非常に安定している心拍計ですが、Zwiftのシステムが不安定だったり、センサーの位置が悪いと途切れることがあります。
ネットワーク環境とセンサーの位置をいま一度見直して、快適にZwiftを楽しみましょう。