
足柄峠って、クロスバイクでも登れるのかな?
もしあなたが今、画面の前でそんなふうに不安を感じているなら、結論を先にお伝えします。
足柄峠は、14%の勾配が延々と続く「壁」でした。
行くなら、軽いギアを装備してください。
今回は、プライドもズタズタにされた足柄峠チャレンジレポートです。あなたの挑戦の「ささやかな道しるべ」になれば幸いです。
激坂対策:軽いギアで行くべし
「足柄峠=激坂」という事前情報をキャッチしていたので、出発前にスプロケットを交換。
- 交換前:11‐32T
- 交換後:11‐34T
これまでのギアに比べて約5%軽くなる計算です。

出費は伴いまずが、「膝を守り、翌日に疲れを残さない」ための「攻めの予防医療」です。高市総理、医療費控除の対象にしませんか?
筆者の機材スペック

- 車種: 自作のクロモリクロスバイク
- フロントギア: 38T(ナローワイド)
- リアギア: 11-34T(今回導入!)
- 最も軽いギア比: 1.12(38÷34)
計算上は、ロードバイクのインナーロー(34-30:ギア比1.13)とほぼ同等。なんとかなるかも?
足柄峠:クロスバイクでの挑戦記
横浜の自宅を朝6時半に出発。約40km地点の松田駅には9時頃に到着。ここでひと休み。

休憩中にGarminウォッチ(Vivoactive3)を充電します。すでに獲得標高は約400m。
序盤はルンルン、途中から絶望
峠へのアプローチ序盤は、自然豊かで空気も美味しく、


気持ちいい~!これぞ休日!
と鼻歌まじり。
しかし、トンネルを抜けた先から、世界が一変します。目の前の路面が、グイッと空を向いているのです。ハイキング中に鎖場が現れたような感じ。
ずっと続く10~14%の勾配

もう34Tでは全然足りませんでした。ずっと顔がステムにくっつくような姿勢のまま・・・
必死にペダルを踏みつけながら、自転車界の真理を悟りました。
ロードバイク乗りの言葉の翻訳ガイド
- 「激坂」→ クロスバイクにとっては「鎖場」。
- 「アップダウンがある」→ それが「激坂」。
そして自己問答の無限ループです。

なんで週末にこんな辛い思いをしてるんだ?
持久系あるあるです。
ランナーに抜かれる
右カーブで14%ということは、左カーブはさらにキツイはず…。
息も絶え絶えで登っていると、トンネル手前で追い抜いたランナーに結構な速度差で抜き返されました。
「登りでランナーに抜かれる」なんて、Zwiftの中だけのことだと思っていましたが、リアルでも体験してしまいました。プライドはズタズタですが、もう対抗する脚は残っていません。
誰かと競う必要なんてない。何度も足を着き、呼吸を整えつつ足柄峠を目指しました。10月ですけど、もう汗だくです。
足柄峠759mに到着
急に道端に観光客が増えたと思ったら、そこが足柄峠でした。

到着して気づきましたが、ここはサイクリストの聖地「ヤビツ峠(761m)」とほぼ同じ高さ。どうりでキツイわけです。
しかし、峠を越えた先のポイントで待っていたのは、疲れが一瞬で吹き飛ぶような、圧倒的な富士山でした。

車やバイクで来れば、汗もかかずに見られる景色かもしれません。でも、自分の心臓をバクバクさせ、アラフィフの足腰をフル動員して辿り着いたこの景色は、「まだ自分はこれだけやれるんだ」という自己肯定感とセットになっています。
サイクリング、まだまだやめられませんね。
下りと帰り道のトラブル
下りは「握力」との戦い
登りで脚を使い果たしましたが、下りも楽ではありませんでした。私のクロスバイクはVブレーキですが、体重+車重が14%の坂を落ちていくエネルギーを止めるには、かなりの握力が必要です。

ディスクブレーキだったらもっと楽なんだろうな…
下りながら次のクロスバイク選びを楽しんでいました。サイクリングは機材を買う楽しみもありますね。
家まであと10kmで悲劇が
HP10%あたり、家まであと10kmの地点で、バイクに違和感。

やけにペダルが重い…
恐る恐るリアタイヤを見ると、ペチャンコ・・・携帯ポンプで空気を入れて再スタートしましたが、すぐにまたペチャンコに。パンクです。
もう修理する気力も体力も残っていなかったので、自転車ショップまでトボトボと手押しで歩きました。
この経験から学んだこと、
「楽をする」ためではなく
「無事に家に帰る」ために電動ポンプにすべし!
激坂チャレンジの後に、手動で数百回ポンピングするのは無理。家族に心配をかけないためにも、買っておこう。
まとめ:足柄峠のキツさ=自己肯定感MAX
足柄峠へのクロスバイク挑戦記、いかがでしたでしょうか。あの富士山の絶景と「登り切った」という事実は、私の人生の大切な思い出になりました。
もしこれから挑戦される方は「軽いギア」と「電動ポンプ」、そして「誰かに抜かれても気にしない心」を持って挑んでください。
その先には、きっと素晴らしい「自己肯定感というご褒美」が待っています。
本日の走行データ(Garmin Vivoactive3計測)
| 項目 | 記録 |
| 走行距離 | 114km |
| 走行時間 | 6時間42分 |
| 平均速度 | 17.0km/h |
| 消費カロリー | 2491kcal |
| 平均心拍 | 122bpm |