Polar Verity Sense:実走でも安定計測
Polarの心拍計「Verity Sense」、Zwiftで途切れないことは既にお伝えしました↓
では、実走ではどうなのか?
横浜市内の自宅から箱根湯本まで往復約100km走ってテストしました。計測データとともにご紹介します。
Polar:実走での計測結果
下の画像のように、実走でも途切れることなく計測してくれました。
途切れることなく、異常値が現れることもなく、いつものZwiftの時と同じような違和感のないデータでした。
中央の心拍盛り上がりは、小田原から箱根湯本に向かう登りです。その後心拍が下がり、再び上がっているのは強い向かい風で踏んだから。
ちなみに「推定パワー」とあるのはStravaアプリの推定値です。パワーメーターがなくてもアプリでパワーを推定してくれるのです。
ちなみに、同時計測したガーミンウォッチのライドデータがこちら↓
ガーミンウォッチ本体内のGPSと心拍計で計測したので、途切れはありません。
Polarのデータと比較してみましょう。
項目 | Polar心拍 + Garmin 130Plus | Garmin Vivoactive 3 |
---|---|---|
最大速度 | 47.2 km/h | 47.0 km/h |
平均速度 | 22.4 km/h | 22.5 km/h |
推定MAXパワー | 1,035 w | 636 w |
推定平均パワー | 138 w | 137 w |
最大心拍数 | 139 bpm | 146 bpm |
平均心拍数 | 115 bpm | 116 bpm |
最大心拍数がGarminウォッチの146bpmに対して、Polarが139bpmと大きな違いがあります。
場所は80km手前のところ。ガーミンウォッチの心拍グラフが急上昇&急下降しているのに対して、Polarは無反応・・・。
この時のパワーデータを見ると170wくらいなので、Polarの心拍データ(120bpmあたり)のほうが妥当と考えます。
ガーミンウォッチはジョグ中に188bpmという史上最高心拍数を表示した「前科」がありますので、再犯の可能性が高いです。
BluetoothとANT+のどちらでも接続可能
Polar Verity Senseとガーミンエッジの接続は、ペアリングするときにどちらにするか選択できるのです。
BLE(Bluetooth)とANT+の違いを簡単にまとめてみました↓
比較項目 | Bluetooth Low Energy (BLE) | ANT+ |
---|---|---|
用途 | ウェアラブルデバイス IoT機器全般 | スポーツ計測用 |
消費電力 | 低い | 極めて低い |
同時接続数 | 2~3個の デバイスのみ | 6個~など複数可能 |
Garminの公式HPを拝見すると、ANT+の優位性が書かれています。
Garminデバイスの多くはANT+ / BLE (Bluetooth Low Energy)の2つの電波規格で接続することができます。Garminはデバイスで2つの電波規格が利用できる場合、ANT+を使用する事をお勧めしています。
GarminHPより
ANT+は成熟しており、より多くの機能を備えているためBLE接続を使用する事によるユーザーのメリットはありません。
Google AI で確認しましたけど、BLEよりもANT+の方が低消費電力とのことでした。これは送信データが限定されているからでしょう。
ただBLEの方が電波が強いとZwift公式には書かれていた記憶があります。電波強度を取るのか、低消費電力をとるのか。距離やルートによって使い分けが必要かもしれません。
個人的にはBluetoothの方が途切れずに安定している印象があるので、BLE派です。
次回、ANT+でも試してみようと思います。
BLE or ANT+を選択する手順は次のとおりです。
- 【1】センサー追加
- 画面右上のボタンを長押し
- センサーを選択
- 【2】ペアリング
- Polarの電源を入れる
- センサー追加を選択
- BLE、ANT+どちらで接続するか決める
- 【3】心拍を追加
- 「はい」を選択
サイクルコンピュータ、ガーミエッジ130Plusについてはこちらの記事をご覧ください↓
ご参考:走行ルートと計測条件
海沿いルートなのでほぼ平坦です。小田原から少し登るだけ。
相棒はいつものRAIL ACTIVE改(105仕様)です。
相棒についてはこちらの記事をご覧ください↓
その他、天候や使用機材はこちら↓
- ルート:横浜市内 ⇔ 箱根湯本駅
- 走行距離/時間:104km/4時間38分
- 平均時速:22.4km/h
- 平均気温:34.4℃
- サイクルコンピューター:ガーミンエッジ130Plus
- 心拍計:Polar Verity Sense
- 通信:BLE(Bluetooth Low Energy)
- オートストップ:停止時
まとめ
Polarの心拍計Verity Sense、実走でも途切れずに計測してくれました。これまでZwiftにおすすめとしてきましたが、実走用の心拍計としてもおすすめできます。
Garminウォッチ本体内の心拍センサーよりも精度がよく、電池も長持ちします。