※この記事には広告が含まれます

Polar Verity Sense:実走でも安定計測

2024年9月21日サイコンGarmin,Polar

箱根湯本駅前とクロスバイク
箱根湯本まで104kmの実走テスト

Polarの心拍計「Verity Sense」、Zwiftで途切れないことは既にお伝えしました↓

では、実走ではどうなのか?

横浜市内の自宅から箱根湯本まで往復約100km走ってテストしました。計測データとともにご紹介します。

Polar:実走での計測結果

下の画像のように、実走でも途切れることなく計測してくれました。

Polar Verity Senseの実走データ
Polar Verity Sense+Garmin 130Plusで計測したグラフ

途切れることなく、異常値が現れることもなく、いつものZwiftの時と同じような違和感のないデータでした。

中央の心拍盛り上がりは、小田原から箱根湯本に向かう登りです。その後心拍が下がり、再び上がっているのは強い向かい風で踏んだから。

ちなみに「推定パワー」とあるのはStravaアプリの推定値です。パワーメーターがなくてもアプリでパワーを推定してくれるのです。

ちなみに、同時計測したガーミンウォッチのライドデータがこちら↓

vivoactive3の走実走データ
vivoactive3の計測グラフ

ガーミンウォッチ本体内のGPSと心拍計で計測したので、途切れはありません。

Polarのデータと比較してみましょう。

項目Polar心拍 +
Garmin 130Plus
Garmin
Vivoactive 3
最大速度47.2 km/h47.0 km/h
平均速度22.4 km/h22.5 km/h
推定MAXパワー1,035 w636 w
推定平均パワー138 w137 w
最大心拍数139 bpm146 bpm
平均心拍数115 bpm116 bpm
Polar + Garmin Edge 130Plusの計測データ

最大心拍数がGarminウォッチの146bpmに対して、Polarが139bpmと大きな違いがあります。

場所は80km手前のところ。ガーミンウォッチの心拍グラフが急上昇&急下降しているのに対して、Polarは無反応・・・。

この時のパワーデータを見ると170wくらいなので、Polarの心拍データ(120bpmあたり)のほうが妥当と考えます。

ガーミンウォッチはジョグ中に188bpmという史上最高心拍数を表示した「前科」がありますので、再犯の可能性が高いです。

BluetoothとANT+のどちらでも接続可能

Polar Verity Senseとガーミンエッジの接続は、ペアリングするときにどちらにするか選択できるのです。

BLE(Bluetooth)とANT+の違いを簡単にまとめてみました↓

比較項目Bluetooth
Low Energy
(BLE)
ANT+
用途ウェアラブルデバイス
IoT機器全般
スポーツ計測用
消費電力低い極めて低い
同時接続数2~3個の
デバイスのみ
6個~など複数可能
BLEとANT+の違い

Garminの公式HPを拝見すると、ANT+の優位性が書かれています。

Garminデバイスの多くはANT+ / BLE (Bluetooth Low Energy)の2つの電波規格で接続することができます。Garminはデバイスで2つの電波規格が利用できる場合、ANT+を使用する事をお勧めしています。
ANT+は成熟しており、より多くの機能を備えているためBLE接続を使用する事によるユーザーのメリットはありません。

GarminHPより

Google AI で確認しましたけど、BLEよりもANT+の方が低消費電力とのことでした。これは送信データが限定されているからでしょう。

ただBLEの方が電波が強いとZwift公式には書かれていた記憶があります。電波強度を取るのか、低消費電力をとるのか。距離やルートによって使い分けが必要かもしれません。

個人的にはBluetoothの方が途切れずに安定している印象があるので、BLE派です。

次回、ANT+でも試してみようと思います。

BLE or ANT+を選択する手順は次のとおりです。

  • 【1】センサー追加
    • 画面右上のボタンを長押し
    • センサーを選択
  • 【2】ペアリング
    • Polarの電源を入れる
    • センサー追加を選択
    • BLE、ANT+どちらで接続するか決める
  • 【3】心拍を追加
    • 「はい」を選択

サイクルコンピュータ、ガーミエッジ130Plusについてはこちらの記事をご覧ください↓

ご参考:走行ルートと計測条件

海沿いルートなのでほぼ平坦です。小田原から少し登るだけ。

104kmサイクリングのルート画像
サイクリングルート

相棒はいつものRAIL ACTIVE改(105仕様)です。

RAIL ACTIVE
RAIL ACTIVE

相棒についてはこちらの記事をご覧ください↓

その他、天候や使用機材はこちら↓

計測条件
  • ルート:横浜市内 ⇔ 箱根湯本駅
  • 走行距離/時間:104km/4時間38分
  • 平均時速:22.4km/h
  • 平均気温:34.4℃
  • サイクルコンピューター:ガーミンエッジ130Plus
  • 心拍計:Polar Verity Sense
  • 通信:BLE(Bluetooth Low Energy)
  • オートストップ:停止時

まとめ

Polarの心拍計Verity Sense、実走でも途切れずに計測してくれました。これまでZwiftにおすすめとしてきましたが、実走用の心拍計としてもおすすめできます。

Garminウォッチ本体内の心拍センサーよりも精度がよく、電池も長持ちします。

サイコンGarmin,Polar

Posted by Zippy