大腸がん日記1:大腸がん患者として人生を再開します・・・

先日は突然のご連絡で申し訳ありませんでした。
突然のがん宣告、しかもステージ4ということで動揺が激しく、どうなるのか分からない不安の中、精いっぱいのご連絡でした。
検査入院での肝臓のCT画像、内視鏡の画像を見た瞬間、凍り付きそうになりました。検索するとよく出てくる大腸がんの画像そのものでした。
どおりで胃腸の調子が悪いわけですよ。
どおりでいくらトレーニングしても速くならないわけですよ。
ちなみに腫瘍マーカーの値は2000超えて2223でした。
正常値は5以下ですよ・・・
どんだけ・・・
さて、あれこれ思うことはあるのですが、なってしまったものは仕方ない。
誰を責めることもありません。がん検診の案内を無視し続けてきた自分が悪いのです。
ほぼ毎日運動してるし、がんになんてなるわけがない!と思ってました。
もしかしたら食生活もよくなかったのでしょう。
残念ながら、後悔している時間はもうありません。
前向きに行くしかありません。
これまでの治療
診断までの経緯
そもそも、この入院へとつながる「初期症状はなんだったのか?」というと、それは血便だったんです。
しかも毎回ではなく、たまに
「トイレットペーパーが赤くなるな・・・」
という程度。
自転車乗りだったので「なにかお尻に出来ちゃったかな?」と思ってましたね。
サドルに座りすぎて擦り切れちゃったのか?とかそんな程度です。
毎回ではなかった、というのも深刻に考えなかった理由の一つ。
やがてその血便は頻度が増し、そして量も多くなり、ある時は便器が真っ赤に染まることもありました。
さすがにこれはヤバいな・・・と思っていたら強烈な便秘になった。
消化器内科でレントゲンを撮って診てもらったら、大腸に大量にたまった便を確認。
下剤を処方してもらって2週間様子見となりました。その間、いくらか便は出たもののさほど良くならない。
再度、診察を受けたら「紹介状を持ってすぐに大病院へ!」と。
そしたらもうステージ4宣告だったのです。
即入院となり、検査のための準備が始まったのです。
大腸の内視鏡検査
これがキツイんですよ。検査そのものは眠っているうちに終わるので問題ないのですが、その準備が大変なんです。

2Lの下剤を飲んで腸内を空っぽにするのですが、1日数十回、トイレに行くことになります。
正直、何回か漏らしました。
精神的なダメージも半端ないです・・・
看護師さんの献身的な対応に救われました。本当にありがたかった。
CVポートの設置手術
まずは、中心静脈から点滴ができるようにCVポートを右むねに取り付ける手術をしました。
これはよくある腕の静脈からの点滴では、血管への負荷が高くて感染症などの心配があるためだそうです。
細い血管に針を刺し続けるのはよくないようです。
局所麻酔で1時間ほどで終了しました。
画像を掲載しようか迷いましたが、生々しいので自粛します。
ステント挿入手術
内視鏡検査の結果、このままでは大腸が詰まってしまう(腸閉塞)可能性があるので、ステントを挿入しました。
がんによって狭くなってしまった大腸に自力で広がる網(ステント)を設置して、スムーズに排泄できるようにするためです。
食べることができないと体力が落ちてしまって抗がん剤治療にも耐えられません。
同じく1時間ほどで終了しました。
今後の大腸がん治療予定
明日、レントゲンでステントが広がったのかどうか、検査します。
前回は見事に、食べられたリンゴの芯のように映ってた私の大腸。
通り道は確保できたのでしょうか?
もしうまく広がっていれば食事を再開していきます。下剤を飲みながらですけど。
そして一度退院して、数日リフレッシュ。
改めて入院して抗がん剤治療を始めます。
正直、抵抗はあります。
個人的にですけど、あまり良くないイメージがあります。
体力は持つのか?
副作用の苦しみに耐えられるのか?
気になりますけどやるしかないですね。
更新は体調次第です。ご了承ください。